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源氏物語歌集-悠山人編

『源氏物語』中の短歌(和歌)のすべてを、
原作の順序にしたがって、紹介する。→日本初!

34若菜上03 若葉さす

2008年08月11日 | 33藤裏葉~36柏木
源氏物語歌集 461
巻三十四 若菜上 03 玉葛

    若葉さす のべの小松を ひきつれて
    もとの岩根を 祈る今日かな


2008-0811-ysg461
Kad06-043

□尚侍の君もいとよくねびまさり、ものものしき気さへ添ひて、見るかひある様し給へり。
(玉葛)「若葉・・・かな」
と、せめておとなび聞え給ふ。□

34若菜上02 さしつぎに

2008年08月10日 | 33藤裏葉~36柏木
源氏物語歌集 460
巻三十四 若菜上 02 朱雀院

    さしつぎに 見るものにもが 万世を
    つげの小櫛の 神さぶるまで


2008-0810-ysg460
Kad06-033

□・・・、御返りも昔のあはれをばさしおきて、
(朱雀院)「さし・・・まで」
とぞ祝ひ聞え給へる。□

34若菜上01 さしながら

2008年08月09日 | 33藤裏葉~36柏木
源氏物語歌集 459
巻三十四 若菜上 01 秋好中宮

    さしながら 昔を今に 伝ふれば
    玉の小櫛ぞ 神さびにける


2008-0809-ysg459
Kad06-033

□・・・、かかる言ぞ中にありける。
(秋好中宮)「さし・・・ける」
院御覧じつけて、あはれに思しいでらるる事もありけり。□

33藤裏葉19 秋を経て

2008年08月07日 | 33藤裏葉~36柏木
源氏物語歌集 457
巻三十三 藤裏葉 19 朱雀院

    秋を経て 時雨降りぬる 里人も
    かかる紅葉の 折りをこそ見ね

2008-0807-ysg457
Kad05-192

□宇陀の法師の変はらぬ声も、朱雀院は、いと珍しくあはれに聞し召す。
(朱雀院)「秋を・・・見ね」
恨めしげにぞ思したるや。□

33藤裏葉18 紫の

2008年08月06日 | 33藤裏葉~36柏木
源氏物語歌集 456
巻三十三 藤裏葉 18 太政大臣

    紫の 雲にまがへる 菊の花
    濁りなき世の 星かとぞ見る


2008-0806-ysg456
Kad05-192

□しぐれ、折り知り顔なり。
(太政大臣)「紫の・・・見る
時こそありけれ」と聞え給ふ。□

33藤裏葉17 色まさる

2008年08月05日 | 33藤裏葉~36柏木
源氏物語歌集 455
巻三十三 藤裏葉 17 源氏

    色まさる 籬の菊も 折り折りに
    袖うちかけし 秋を恋ふらし


2008-0805-ysg455
Kad05-191

□あるじの院、菊を折らせ給ひて、青海波の折りを思し出づ。
(源氏)「色ま・・・らし」
大臣、その折りは同じ舞ひに立ち並び、聞え給ひしを、・・・□

33藤裏葉15 そのかみの

2008年08月03日 | 33藤裏葉~36柏木
源氏物語歌集 453
巻三十三 藤裏葉 15 太政大臣

    そのかみの 老木はうべも 朽ちぬらむ
    植ゑし小松も 苔生ひにけり


2008-0803-ysg453
Kad05-189

□(太政大臣)「この水の心尋ねまほしけれど、翁は言忌して」と宣ふ。
(太政大臣)「その・・・けり」
男君の御宰相の乳母、辛かりし御心も忘れねば、・・・□

33藤裏葉14 なき人の

2008年08月02日 | 33藤裏葉~36柏木
源氏物語歌集 452
巻三十三 藤裏葉 14 雲居の雁

    なき人の 影だに見えず つれなくて
    心をやれる いさらゐの水


2008-0802-ysg452
Kad05-189

□女君、
(雲居の雁)「なき・・・の水」
など宣ふ程に、大臣内よりまかで給ひけるを、紅葉の色に驚かされて渡り給へり。□