スポーツ井戸端会議+α

現在は更新を中止しています

西武の裏金問題について考える

2007-03-13 22:21:49 | 野球
朝青龍の八百長問題と同じで、「別にどっちゃでもええわ」と思って何のコメントもしてませんでしたが、連日報道されているので、ちょっとだけ書きます。

なんで、興味がなかったかというと、「上位指名選手(今なら希望枠、昔ならドラ1・2位程度)はみんな何らかの’イレギュラーな’報酬を貰っている」と思っているから。

下位の選手には’正規の’報酬(契約金と年俸)だけだろうけど、上位選手には、今回のような高校生の時から’小遣い以上’のものを与えるなど金銭の授与だけでなく、「親の借金の肩代わり」から「生涯雇用の保証」「コーチまたは監督の椅子を用意」まで、形は様々でしょう。

早稲田大学の野球部監督が、西武に対して「球団を持つ資格がない」なんて怒っていますが、誰が見ても「逆切れ」。自分の大学の生徒がプロに進むと、箔は付くし、新人の勧誘が楽になるし、何しろ中長期的にチームの強化にも繋がるし、いいことだらけ。何を根拠にそこまで怒りをぶつけるの?と思います。

ということで、希望枠の撤廃をアマ球界や選手会は望んでいますが、個人的にはウェーバー方式(下位のチームから順番に指名していく)にすることが透明化に繋がり、世の中の理解も得られると思う。そうなると、スカウトは基本的には不要になるので経費削減になる。

ジャイアンツやホークスが「選手の希望をかなえてやれないのは残念」にみたいなことを言ってますが、選手の希望は活躍してFA宣言する時にかなえればいい。

「選択権がなくなれば、メジャーへの流出が更に進む」とも言ってますが、メジャーへの流出は、日本のプロ野球の魅力が落ちているのが理由であって、ウェーバーうんぬん以前の問題。

根来コミッショナー代行が「膿みを出す」と言ってますが、さあどこまで出せるか、結構楽しみにしています(笑)。