僕の家内は招き猫が好き

個人的なエッセイ?

「ちょっと今から仕事やめてくる」

2018年03月24日 | Book
庭に、白い花が咲いている。
小さな花。

今年初めて咲いた花は、甘酸っぱい匂いがした。

もう春なんだ、って思った。

バイクのエンジン音が響く。
バイク好きのメッカへの、巡礼。

神妙な面持ちで、スロットルを開ける。
心躍らせ、聖地を走る。

コーナーの先に、何が見えますか?

家内が、入院中に見ていたDVDを借りました。

題名は、「ちょっと今から仕事やめてくる」。
有名小説の、映画化。

見始めてすぐに、「こんな内容、自分は耐えられない」と思った。
でも、ここで消したら、トラウマになってしまう。

そう思って、見続けた。
救いと、現実の繰り返し。

心が折れるなんて、生やさしいものではなく。
毎日に、生命を削り取られていく。

そんな時に、笑顔で現れた友だち。
彼の存在が、大切なものを思い出させる。

ある意味、切ない作品。

自分の子供たちも、こんな風になったら、と思うと、
心にさざ波が立つ。

人が傷つけ、人が救う。
「人の縁」というものの大切さを痛感した、作品です。

◆ 参考文献 「ちょっと今から仕事やめてくる」

ps
花壇のバラに、肥料をあげた。

この季節にあげていいのかわからないけれど、ちょっと気になったから。
今年も花を、たくさんつけてね。

そう思い、水を撒く

春の匂いが漂っていた。




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