僕の家内は招き猫が好き

個人的なエッセイ?

冷め切った愛

2020年02月02日 | 日記
フュギュアスケート四大陸選手権が近づいてきました。
今年は、羽生さんも出場します。

楽しみにしています。

仕事から帰ってきた家内に、毎日電話がかかってきます。
食事時なのに、といつも思います。

でも、それは僕の都合。
身勝手な都合だとわかっています。

それでも、ゆっくり食事がしたい。
なんて思ってしまう。

「誰からの電話?」
電話を切った家内に尋ねる。

「仕事場の人。仕事をやめたいって言っているの。
 相性の悪い人がいるのよ」

そう言うと、ため息をつく家内。
お箸を動かす手に疲れがにじむ。

そんな電話が毎日かかってくる。

「頼りにされているんだね」
ちょっとうらやましく思う。

だって、僕に相談してくる人って、誰もいないから。

人望がないのは、いまさら・・・・か。

「でも、私の悩みを聞いてくれる人って誰もいない。
 私の愚痴は、誰が聞いてくれるの?」

「僕がいるさ」
僕は心の中で、手を挙げる。

じろりとにらむ、冷たい顔。
誰がお前なんかに、心の声が聞こえてくる。

二人の愛は冷め切っている。

ps

「お前・・・嘘を書くなよ。

 俺が、どれだけお前のことを大切にしているのか。
 本当にわかっているのか。

 恩知らず! 恥知らず!

 たまには、俺に感謝しろ」 (母ちゃん)
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「バラの花壇」 星降る街 | トップ | 節分 »

日記」カテゴリの最新記事