激しい雨が降っている。
昨日からの雨がどこか物悲しく感じてしまう。
相変わらず僕は何の生活力も生み出さずに、
ぼんやりと外を眺めている。
今日はナオキチの引っ越しの日。
アパートの荷物を引き払う。
雨音の中、母ちゃんが迎えに行く。
大丈夫かな。
新型コロナ予防のために、
自宅待機を命じられた。
「父ちゃん。もう少しアパートにいてもいい?」
自由な生活に未練が残るナオキチ。
延長すれば家賃がいる。
生活費もいる。
この時期にアルバイトなんてないでしょう?
お金はどうするの。
父ちゃんはありませんよ。
ぼやく、ぼやく。
あきれ顔の家内がさみしそうに背を向ける。
ここは田舎。
帰ってきても何もない。
本屋、コンビニ・・・。
なにもない。
気持ちはわかるよ。
でも、我慢しておくれ。
母ちゃんとナオキチの帰りを待ちわびながら、
そんなことを考える。
昨日からの雨がどこか物悲しく感じてしまう。
相変わらず僕は何の生活力も生み出さずに、
ぼんやりと外を眺めている。
今日はナオキチの引っ越しの日。
アパートの荷物を引き払う。
雨音の中、母ちゃんが迎えに行く。
大丈夫かな。
新型コロナ予防のために、
自宅待機を命じられた。
「父ちゃん。もう少しアパートにいてもいい?」
自由な生活に未練が残るナオキチ。
延長すれば家賃がいる。
生活費もいる。
この時期にアルバイトなんてないでしょう?
お金はどうするの。
父ちゃんはありませんよ。
ぼやく、ぼやく。
あきれ顔の家内がさみしそうに背を向ける。
ここは田舎。
帰ってきても何もない。
本屋、コンビニ・・・。
なにもない。
気持ちはわかるよ。
でも、我慢しておくれ。
母ちゃんとナオキチの帰りを待ちわびながら、
そんなことを考える。