僕の家内は招き猫が好き

個人的なエッセイ?

小心者

2020年03月26日 | 日記
歯医者に行きました。

先日痛めた顎がすごく痛くなりました。
痛くてたまらない。

食事をするとき口を開けることができません。
噛めないから、無理に飲み込む。

のどが痛い。

このままでは栄養失調で死んでしまう。
愚かな妄想が頭を支配して怖くなりました。

痛い部分は、耳の下から犬歯のあたり。
これって口腔外科、それとも整形外科?

耳のあたりも痛いから耳鼻咽喉科?
わからん。

とりあえず一番最初に目に入った歯科医院に行きました。

受付の上に飾られた先生のプロフィールに、目が留まりました。
兄弟家族、みんな歯医者さんです。

ずらっと並ぶ同じ苗字の歯医者さん。
すごい。

なになに・・・柔道三段?
へぇ~、猛者なんだ。

「整体師でもいけるかも」
先生の雰囲気を見て、家内がポツリ。

それ、言えてるね。

あごをグリグリ。
耳の下をグリルり。

がんではありませんか?
恐るおそる聞いてみる。

「一過性の炎症です」
優しい目が笑っている。

「薬を飲めばすぐに治ります」

病は気から。
そう言われると痛みが小さくなっていく。

「気が小さいんだから」
家内が横で失礼なことを言う。

失敬な!
僕は小さくつぶやいた。

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