山形県に住む友だちのお母さんから、
宅配便が届きました。
季節のお届け物ではありません。
なにを送ってこられたのだろう?
箱を開けてみると、額縁が入っていました。
額の中には、筆で書いた文字が・・・。
同封されていた手紙を開くと、
「最近、書をたしなんでいる」と、綴られていました。
友だちというのは、
大学の時、学生寮で過ごした同級生です。
お寺の、一人っ子です。
やさしい男でした。
そんな彼が、郷里に帰って間もなく、
脳腫瘍になりました。
化学療法と手術。
手術直後、ICU の彼の姿を、
今も忘れることができません。
身体が不自由になっても、
必死に生きようとしていたのに・・・。
翌年の、2月14日。
彼が旅立った日です。
街は、バレンタインデーでにぎわっていました。
喧騒と、静寂。
なんか皮肉だよね・・・。
だから、余計に忘れられない。
「頑張って生きています」
手紙に込められた、お母さんの文字が
「息子を忘れないで・・・」
と、叫んでいるように感じました。
「聡・・・。元気にしている?」
過ぎ去った時が、私の心を駆け巡りました。
宅配便が届きました。
季節のお届け物ではありません。
なにを送ってこられたのだろう?
箱を開けてみると、額縁が入っていました。
額の中には、筆で書いた文字が・・・。
同封されていた手紙を開くと、
「最近、書をたしなんでいる」と、綴られていました。
友だちというのは、
大学の時、学生寮で過ごした同級生です。
お寺の、一人っ子です。
やさしい男でした。
そんな彼が、郷里に帰って間もなく、
脳腫瘍になりました。
化学療法と手術。
手術直後、ICU の彼の姿を、
今も忘れることができません。
身体が不自由になっても、
必死に生きようとしていたのに・・・。
翌年の、2月14日。
彼が旅立った日です。
街は、バレンタインデーでにぎわっていました。
喧騒と、静寂。
なんか皮肉だよね・・・。
だから、余計に忘れられない。
「頑張って生きています」
手紙に込められた、お母さんの文字が
「息子を忘れないで・・・」
と、叫んでいるように感じました。
「聡・・・。元気にしている?」
過ぎ去った時が、私の心を駆け巡りました。