僕の家内は招き猫が好き

個人的なエッセイ?

ハードル

2019年01月16日 | 日記
歯医者に行きました。
九州の月忌回向の、お手伝いの帰りに。

実家の近所の歯医者に行こうか、と思ったのですが、
家内の仕事の都合で、山口で行くことにしました。

いつも行っている歯医者さんは、満員。
だから、今日は初めての歯医者さんです。

「虫歯ですね」
一目見るなり、その言葉。

「麻酔をかけますよ」

ドキッ。

「2回に分けて麻酔をかけますよ」

どうか、痛くありませんように。
私は、力いっぱい願いました。

でも・・・。

チクッ!
ズキッ!

痛い・・・。

しばらくすると、唇がしびれてきました。
もう、冷や汗だらけです。

「キーン」という、鋭い音。
それと同時に、歯に痛みが走ります。

麻酔科がきいているの?
すごく痛いのだけど。

「痛かったら言ってください」
先生が声をかけます。

そう言われても、素直に言うと「情けない奴」って、
絶対に思われるよね。

唇には麻酔がきいている。
でも、歯には麻酔がきいていない。

凍り付く、身体。
そう思うと、プルプルと体が震えだしました。

「うがい用」の紙コップの水がこぼれ落ちる。
紙コップを口に運べない。

これは、看護師さんに笑われますよ。

でも、本当に痛い。
今この瞬間も、痛みが残っています。

情けない奴。
小心者。

そんな僕には、歯医者さんのハードルは高すぎる。

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