僕の家内は招き猫が好き

個人的なエッセイ?

粋な男

2017年09月30日 | 日記
九州の里寺へ、お手伝いに行きました。

昨晩は、今年一番の冷え込みでした。
それが朝まで残り、七時の気温は13度でした。

「寒い・・・!」
寒くてたまらないので、車のヒーターを入れました。

足先に感じる、暖かい風。
冷えた身体に、ぬくもりがよみがえってきます。

いつの間にか、緑の木々が色あせて、悲しげにうなだれています。
紅葉の季節は、すぐそこまできていました。

一ヶ月ぶりの、九州。
やっぱり、ホッとする。

いつまでたっても、山口県になじめない、僕。
そのうち、置いてきぼりになりますよ。

『あなた、福岡にいるときも、同じことを言っていたわ。
 孤独を愛する男なんでしょう?

 ここまできたら、粋な男になりなさいな』

ほめているのか、憐れんでいるのか・・・。
まぁ、いいや。

いまさら、性格は変えられないよね。

関門海峡を渡ると、そこは・・・夏。
エアコンの風が、汗を消します。

秋と、夏。
気候が、こんなに違います。

移り行く、季節。
ビルの谷間を縫うように、車は走る。

都市高速の上で、僕は一人酔いしれる。
アーバン・カウボーイ。

「マスター。バーボンをワンフィンガーで・・・」

『馬鹿!』(家内談)

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