ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「小さいおうち」

2020年05月23日 | 日本映画
2013年公開の日本映画の紹介です

監督は山田洋次。
中島京子の小説が原作のドラマ映画です。
主演・出演は、松たかこ、黒木華、吉岡秀隆、妻夫木聡、賠償千恵子。


生涯独身で亡くなった大叔母・タキの葬儀を終えた甥の健史達は、タキの私物を整理します。
すると、健史宛ての缶が見つかり、開けるとタキ執筆の自叙伝が数冊入っていました。
ノートを開くと、健史は懐かしさがこみあげタキを思い出します。
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時々タキを訪ねていた健史は、タキが書いている日記に気付き、読むと興味がわき続きを書くよう話すのです・・・
昭和11年、山形から上京したタキは、おもちゃ会社の常務・平井の家で女中として働きはじめます。
平井の妻・時子は美しく性格もよく、幼い息子もタキに懐きました。
タキは小さい三角の赤い屋根のこの家が気に入り、女中部屋として狭くも与えられた部屋に満足していました。
昭和13年、平井の会社の新人・板倉が挨拶に家を訪れると時子はタキに板倉の事をほめちぎります。
ある日社長も交えた時、板倉が独身であることを知り、縁談を持ちかけます。
平井は、気心の知れた時子に縁談を取り持つよう言いつけ、渋々時子は承諾します。
その後、何度か板倉の下宿を訪ねる時子の帯が違う結びになっていることにタキは気付くのです・・・

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若い頃のタキ役、黒木華は、この映画ではベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞しています。

原作は第143回直木三十五賞受賞作品です。
山田洋次監督は原作に惚れ込み、著者・中島京子に映画化を熱望する手紙を書いたとか。

物語は暗い戦時中ではなく、
「戦争が始まって世の中がぱっと明るくなった、
食べ物は貧相になっていたけれども、街が少し賑やかになった・・」
など、健史(演:妻夫木聡)も反論するほど生活に満足していた頃のタキの様子がうかがえるんですね。





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コメント (6)
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