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A Moveable Feast

移動祝祭日。写真とムービーのたのしみ。

終わりなき日常

2006年11月20日 | 街の底で
今さら当時の全共闘の攻防戦を持ち出しても仕方がないが、感想は「ああ安田講堂って、こんなに小さかったか」である。
あれ以来、団塊の世代には「終わりなき日常を生きる」という日々が始まったわけである。
地下の学生食堂で山菜うどんを食べた。

東大21mm(弐)

2006年11月18日 | 街の底で
そもそも「あの」東京大学へ写真を撮りに行こうなんて考えたことがなかった。
自分一人だったら、むろん、そんな気恥ずかしいことはできないのだけれど、ある人が構内を案内してくれることになったので、お言葉にあまえて、赤門前で待ち合わせをした。小一時間撮影して、安田講堂地下の学食でうどんを食べて帰って来た。

本郷台地の上に広がる東大キャンパスは、地図で確認してみると、上野の不忍池の真西にあたっているのに初めて気が付いた。
農学部を回り込んで下って行くと、根津(海に洗われる津の根っこ)へ降りて行く。
キャンパス内にも、高低差があって、不忍通りへ向かい、傾斜して行く地形であるのが分かる。
根津神社の池、不忍池は、縄文海進期には海であったものが、その後、干上がって湿地帯になるときに、湧水地として取り残されたものである。三四郎池も水源としては繋がっているのだろうか。
夏目漱石の「三四郎」を昔読んだ記憶では、暖かい日の光が降り注ぐ池の端のイメージであったのに、この日はお天気のせいか、ここだけ古代の森が残されたような感じで、呪術的な力が強く働く場という印象を受けた。

SuperAngulon 21mm/F3.4は、逆光だと、盛大にフレアーと菱形のゴーストが出るようだ。一方、ある条件に、ぴったりはまると、やわらかい、いい感じの描写になる。