A Moveable Feast

移動祝祭日。写真とムービーのたのしみ。

だんじりまつり

2008年05月18日 | その日その日
帰郷し、父の入院している病院へ。
叔母の家族が見舞いに来院。
母は毎日通っているので、JR駅の切符売りの若い女性やタクシーの運転手と顔見知りになり、仲良くなっている。なにかと親切にされるようだ。
今回のことでお世話になった近所の方へお礼の挨拶回り。

町に去年のダイドードリンコの「日本の祭り」のポスターが貼ってあるのに気が付いた。八尾のおわらや西馬内音頭の写真があるなと見ていたら、それらに混じって、なんとわが町の「けんかまつり」もあるではないか。びっくりした。おそれ多い話である。岸和田のだんじり祭りをはるかに小さくしたような祭りなのだが、おわらと一緒に並べられるようなメジャーなまつりでは全くない。
父がこのだんじり祭りで怪我をしたのは三十台の頃だっただろうか。まつりの手伝いをしていて、だんじりに足を轢かれてしまったのだ。父はひとりで家まで帰ってきて、台所の土間で長靴を脱いだらしい。土間が血だらけになっていた。その後病院へ連れて行かれて縫合などの処置を受けた。大事には至らなかったのだが、その血だらけになっていた土間のことがふいに記憶に蘇った。

卒塔婆小町

2008年05月17日 | イカすパノラマ天国
11X14"フィルムから切り出したフィルムで撮影をしてみた。しばらく現像できないので、どういう写りになっているかは不明だが、103ロールフィルムじゃなくて、こういうカットフィルムでも充分撮影できることを確認できた。ダークバッグ内でフィルムの装填も可能だ。
No1.PKは最初、ほとんど使われずに百年を過ごしてきたかのごとくで、非常にきれいな外観だった。それが使っているうちに、触るだけで張り皮の表面がハラハラと剥がれ落ちてきた。確かに百年は経過していたのだ。砂漠で発掘された楼蘭の美女のミイラが外気に触れて、頬から皮膚が剥離するかのごとくである。なにか文化財を破壊しているかのようなうしろめたい感じがしなくもなし。

No4. PKのフィルム

2008年05月15日 | イカすパノラマ天国
No4. PKに使う本来の103ロールフィルムは、現在製造されていないので、自分で作るしかない。
そこで手元にある11"X14"のシートフィルムから2枚ずつカッターで切り出してみた。
アーチ状のガイドレールにテンションが掛かるように、フィルムを装着するにはちょっと工夫が必要になる。緩衝剤の詰め物をしたり、テープで引っ張って止めたり試してみたところ、なんとかなりそうだ。
フィルム交換は、1枚撮るごとに、ダークバッグで、交換する方式となる。
現像は、苦手な皿現像。
スデクもそうだが、10cm×30cmだと、コンタクトプリントでもいけそうだ。

Panoram Kodak No.4, Model D

2008年05月14日 | イカすパノラマ天国
eBayでゲットしたNo4. PK, Model Dが昨夜到着。
動作は問題なく、外観は、ほぼミュージアム・レベル。RRレンズが、若干黴びているのだけがちょっと残念。
1901年7月という日付の、Panoram Kodak No4, Instruction Book(のコピー)も入手した。ところがこれに、レンズの焦点距離や、F値、シャッタースピードについての情報が一切ない。こういうところがやはりアマチュア・カメラだったんだと思わせる点なり。
Model Aは、イラストのように、アーチを描くカートリッジ部分でふたつに分離できるタイプで、Model Dは三方がヒンジで観音開きするタイプだ。スデクの時代ですら、103ロールフィルムは手に入らず、オバQのような布を頭からすっぽり冠り、カットフィルムを一枚ずつセットして撮影したらしい。隻腕のスデクには観音開きできるModel Dの方がやりやすかったにちがいない。

惑星ハイパーゴン60mm

2008年05月13日 | 8×10を始めよう
豊雪さんにお借りした超広角のハイパーゴン付き改造8X10ジナー。手持ちで撮影できる。
センターフィルターを付けて、1/15sec。
他のフィルムと一緒に、ー1.5段減感現像してしまった。
Tr-X320

芝生の境目まで寄って行って立ち止まったのだが、こんなに引き離されている。
「修行が足りん、顔を洗って、もう一度出直して来い」と云われているようだ。すごいなあ。

バレルレンズ4

2008年05月13日 | 8×10を始めよう
Thomson Brothers 135mm/F16、8X10ガンドルフィ
最小絞り、レンズキャップ露出
Tri-X320

アジェの大判カメラの画角が35mmに換算して25mmくらいのRR広角レンズだと云われている。8X10だと、180mmくらいなのだが、実はアジェのコンタクトプリントは8X10よりもひとまわり小さい(先日、都写美のシュールレアリズム写真展で確認して来た)。するとちょうど135mmくらいになるのであって、このThomson Brothers という、RRレンズはアジェの使っていたレンズの可能性があるんじゃないだろうか。

バレルレンズ2

2008年05月12日 | 8×10を始めよう
Italian Protar 141mm/F18 、20世紀初め?、8X10ガンドルフィ
Tri-X320
レンズキャップ露光
露出オーバーになったと自信があったので、-1.5段減感現像。
ムラの原因はよくわからない。レンズのマウントがいい加減で、光線漏れもあったかも。