A Moveable Feast

移動祝祭日。写真とムービーのたのしみ。

おわらスイッチON

2010年08月30日 | 越中八尾 おわら風の盆
今年もあの歌を歌う時が来た。
行くぞ、越中八尾。

♪ニコンとライカをバッグに詰めて
朝が来たら出かけよう
今が通り過ぎて行く前に♪

福山マサヒロバージョンもあります。

http://m.youtube.com/index?desktop_uri=%2F%3Fgl%3DJP%26hl%3Dja&hl=ja&gl=JP#/watch?xl=xl_blazer&v=Sai4uJABlSE

中世の八尾

2010年08月28日 | 越中八尾 おわら風の盆
八尾の町が歴史的には二段階に発展していることがいろんな本に見える。つまり中世に浄土真宗の聞名寺の門前町としてはじまり、次に近世に入って加賀藩により町建てが許され、町人の町として発展して行く。そこに武士階級の文化が関与していないのが特徴的だ。
八尾町史をパラパラめくって、聞名寺の行跡をたどってみると、元々は美濃に発生したものが、飛騨で多数の末寺を作りつつ二百余年を過ごしている。その後他宗派との競合から農業生産力の高い富山平野へ進出を企て、八尾で四半世紀ほど点々と寺域を移った後、最終的に今の場所に落ち着くのが1551年である。
かつて聞名寺の境内は円筒形の山で、八尾前山と呼ばれていた(下新町八幡社は八尾瀬戸山)。古い石積みと「マエヤマのノトジロ」という意味不明の言い伝えがあって、これは能登守護畠山義統の橋頭堡ではないかと町史の著者は書いている。戦国期の防衛を主眼に尾根の中腹という天然の要害に建てられたのはほぼ間違いないと思われる。
浄土真宗の寺内町は戦国期に独立武装都市としての相貌を呈しているものが多々見られるが、いずれも織田、豊臣勢と争って破れている。
聞名寺の場合は、在地領主の斎藤氏と結び、その保護を受けていた。天正十一年、斎藤氏が佐々・神保氏に攻め滅ぼされた時、聞名寺は飛騨、美濃の末寺に到るまで激を飛ばして、城生城の救援に当たっている。それを知った佐々・神保勢は、逆に聞名寺に兵を向け、救援路を絶ってこれを攻め落とした。
だから聞名寺は八尾の中世・戦国期の歴史を背負った寺ということになる。

風の盆の日々

2010年08月27日 | 越中八尾 おわら風の盆
風の盆に出かけるようになって、今年で5年目になった。10年も30年も通っている人がざらにいるのが風の盆なので、5年はほんの新米の部類に入る。
でもこの5年でも、そこここに変化が見られる。諏訪町の町家は新しくなったし、古い趣のあった公民館も二町で消えた。
踊り手も毎年卒業しては少しずつ変わって行く。気持ちを傾けた踊り手が突然いなくなるというのは、ちょっと淋しいものだ。こっちに何の相談もなくと言いたいくらいだけど、もちろんこっちはただの観客だ。彼、彼女には自分の生活があり、風の盆を去っても日常は終わらないのが人生だ。いや若い彼らは、これから人生が始まるのだ。そこにもこの行事の特質が現れている。
移り変わる夏のような若者たちと、変わらないベテランの地方衆。時の流れや、家族の絆、死別や生別というテーマを内包しているのが風の盆と心得た。
昔「卒業」というおフランスの青春映画があって、テーマ曲は「あなたは去って行く、夏が終わるように」と唄っていた。命のかぎりを尽くして、利己的に繁茂した夏がやがて収束し、その終りを悼む。ちょうどその季節に、この行事がある。
唄や演奏に酔いしれた記憶がこころの底に潜んでいて、それをもう一度と通いつめる。いやいやあの時のあの瞬間は、こんなものではなかったとつぶやくもう一人がいる。しかし経験とは一回限りのものなので、繰り返しや、過去の模倣では、こころの騒ぎを抑えこむことはできない。そんな難しい欲求にも答えてくれるものがこの行事の中にはある。
いつか通い続けることができなくなる日が来るかもしれない。それは今見ている満月がこれからもずっと繰り返し見られないのと同じこと。来られなくなっても、風の盆は毎年続いて行く。こういう別れも風の盆の日々の中に内包済みだ。

8月25日(水)のつぶやき

2010年08月26日 | 35mm
18:18 from Echofon
「おわら風の盆ガイドライン」
http://bit.ly/dd5ue6 よくできてる。
iBooksでも見られます。
18:31 from Echofon
職場の近くに某フィルムメーカーのレンズ部門の工場があり、従業員と行き帰りや喫茶店で一緒になる。でもレンズの話なんか聞いたことなし。今日はバイオの話してた。
19:24 from Echofon
お月さんがまんまるできれい。もう後何回月を見ることが出来る?きみが思っているより少ないかも。
19:26 from Echofon (Re: @chochan
@chochan いつか是非観たいです。
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8月24日(火)のつぶやき

2010年08月25日 | 35mm
10:41 from web (Re: @satobo3105
@satobo3105 本業部門だけ引継ぎ、金融取引部門を切り離せば、収支バランスは安定するんでしょうけど。経営母体が変わる必要がありますね。
12:54 from Echofon
はもの自動骨切り機を昼のTVで知った。回転歯が皮一枚残して切って行く。こっちの口に入るようになったのは、これができたせいだったのか。さんま不漁にて、早く行かないと定食売切れ。
13:01 from TwitPict
#TwitPict


13:15 from Echofon (Re: @chotokutanaka
@chotokutanaka いえいえ、サンマの塩焼きを鮎に似せたものです。ここの大将はチョットだけ凝る人のようです。
18:41 from Echofon
35mmモノクロフィルムを大人買い。ま、ポイントで買う時、大人買いと云えるのかどうか、ビミョーではあるが。3200がなくなったので、コダックで揃わない。高感度はブレスト1600で行くしかない。
21:21 from web (Re: @satobo3105
@satobo3105 レポート続けてください。たくさんの人がもっと読めるといいのにと思います。
23:07 from web (Re: @kenkenT
@kenkenT 「白痴」は黒澤監督の意図に反して切られて失われた部分が大分ありますね。それが出てきたら最事件と言われています。原作とも別世界です。でも小生は好きなフィルムです。
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8月23日(月)のつぶやき

2010年08月24日 | 35mm
05:40 from web (Re: @dokisai
@dokisai 見逃しました。大逆事件は、幸徳秋水以外にも和歌山新宮から加わり処罰されたグループがあり、これも興味深いとか。
07:12 from Echofon
朝庭に水撒きした後、ふと気付いたら、しゃくとり虫がシャツの腕で尺取り運動会をしていた。いつものかわいいトカゲさんも発見。ツバキやサザンカは花芽をつけている。
19:39 from web (Re: @dokisai
@dokisai 大石誠之助をモデルにした小説が去年出版されていますね。「許されざる者」(辻原登)。ただし大逆事件前までで終わるようです。山本七平は大石の遠縁にあたるそうです。井上陽水も幸徳秋水の関係とか。
20:10 from web
コーヒーのペーパーフィルターを買いに百円ショップに行く。すると不思議なものが置いてある。先ずバナナハンガー(なぜ吊るす必要があるのか)、黒の蝶ネクタイ(一生着けないが欲しい)、プラスチック拳銃(百円と思えないほどよくでけてる)。ひとつだけ買って帰った。
20:34 from web (Re: @hyouryusha
@hyouryusha 拳銃を向けてるところを自分撮りして、アイコンにしてツイッターに載せようかと思ったんじゃないかな。
20:43 from web (Re: @chotokutanaka
@chotokutanaka チョートクさんはたきしーどにちょうねくたいとかにあいそうですもんね。でもなぜかほしいのが超ねくたいとさすぺんだーです。あっ、ひょっとしたら、ひろしましゅっしんのこーたりゆーじのえいきょうかもしれない。
20:57 from web (Re: @hyouryusha
@hyouryusha あたしもGRよく使ったんですが、TC-1に転向して、2台潰しました。
21:09 from web (Re: @hyouryusha
@hyouryusha 一代目はモードスイッチにジュースをこぼしてそのうち機械的に動かなくなりました。二代目は裏蓋のガタつきと光線漏れが出るようになって、こちらは修理可能と思います。どっちも中古です。
21:19 from web (Re: @hyouryusha
@hyouryusha 黒を買ったのですが、最初からちょっと裏蓋の止まりがパチンと来ない感じがしました。それとモルトの劣化ですね。
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8月22日(日)のつぶやき

2010年08月23日 | 35mm
08:42 from Echofon (Re: @OreCamera
@OreCamera ビデオレコーダとしては、ソニーのAPS機より、パナの43機の方が充実してそうですね。個人的には、高感度でどれくらい映りがいいかが最優先。24pがあればなおいい。ただデザインがどうもカッコ悪い。ジョーロみたい。
10:14 from TwitPict
#TwitPict


13:09 from TwitPict
#TwitPict


13:17 from Echofon
8×10プリント終了。下の写真が八丁堀。こんなに幅広かった。日本橋の東岸に外洋港規模の櫛状の埠頭がたくさんあった。鉄砲洲から埠頭へ繋がっていた水路が八丁堀。
13:31 from Echofon
次はカラープリントおせーてもらいに行くべし。安いカラー印画紙どこにあるんや。
14:10 from Echofon (Re: @chotokutanaka
@chotokutanaka スデクの暗室。きっと散らかっていて、かつシンブルだったんでしょうね。
21:06 from web (Re: @ino9999
@ino9999 坂本龍馬は客観的に見ると大したことやっていないです。薩長同盟も一人の功績じゃないし。ただ革命が変質する前の、夢を注ぎ込みやすい器なんですね。魅力ある人だったのは否定しませんが、ホントは伊藤博文なんかの振れ幅や行動力の方が時代と直接関わっていた。不人気ですけどね。
21:30 from web
3回計12時間大全紙にプリントした。去年は百枚を超えたのだけど、今回は60枚で終了。フィルムで眺めていた時にはそれほどでもなかったものが、プリントで見ると力強かったり、その逆もある。少なくとも自分が何をしようとしていたのか、畳の部屋に並べたプリントを前にするとハッキリして来る。
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8月21日(土)のつぶやき

2010年08月22日 | 35mm
10:59 from Echofon
八丁堀でブリント。中休み。林さん、8×10のモノクロ用引き伸ばし機をもう一台導入することになるかもと。
13:06 from Echofon
プリント終了。また明日。毎週土日来る人もある。カラーブリントのこと、2、3教えてもらう。
13:28 from Echofon
八丁堀。インドカレー。ナンは何でナンというの。
13:33 from Echofon (Re: @Tokyo810
@Tokyo810 あれ届きました?
14:58 from Echofon
沖縄興南高校優勝。
17:41 from Echofon (Re: @chotokutanaka
@chotokutanaka インドカレーなんて食べたのは、大人になってからで、子供の頃は、牛肉高いし、鶏肉でした。関西風なので、チキンカレーならぬかしわ肉カレーでした。
辛い物好きは江戸前なんでしょうか。
18:09 from Echofon
あ、思い出した。関西のすき焼き、砂糖入れる。ウチも入れてた。今は入れない方が好みだけど、それはそれでうまいです。東京の人もいい肉でやってみると、新しい世界が開ます。
18:24 from Echofon (Re: @chochan
@chochan チョーセイさんの牛肉好きは、もう精神分析の対象レベルです。昔の日本人には、牛肉も砂糖も貴重品だつたのて、いっしょくたにするのが贅沢だったのでせうか。
19:09 from Echofon (Re: @Tokyo810
@Tokyo810 そこで「こんなあめーもんが、江戸っ子に食えるけい」と言って卓をひっくり返してほしいのに。
19:21 from Echofon (Re: @Tokyo810
@Tokyo810 深川丼は安いでしょ。うな重以上の高いやつでお願いします。
20:43 from web
「シェルタリング・スカイ」(1990、ベルナルド・ベルトリッチ)を観る。ポウル・ボウルズ。あのセリフはこの映画のものだったんだ。知らなかった。「子供の頃その後の一生を決めるほどだった出来事も、これから思い出すのは4、5回に過ぎない。今見ている月も、今後20回と見ることはないのだ」
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8月20日(金)のつぶやき

2010年08月21日 | 35mm
06:52 from TwitRocker
夏にバラがほとんど葉を落としてしまった。去年はここまで悪くならなかった。バラを助けるには、大きくなって陰を落としている百日紅を切る必要がある。残念だ。今朝見ると少し葉や芽を出し始めている。シェイクスピア2000とピルグリムが花を咲かせてくれたが、春よりずっと小さめ。
12:34 from Echofon
おわら風の盆萌え萌えカレンダー。オッチャンもひとつほすいナ。
http://bit.ly/cLpRxi
17:34 from Echofon
森山大道さんの新刊の新書を見たら、デジタルに完全に移行し、フィルムには戻らないと云ふ。両方を行ったり来たりという選択はないんだ。写真集が最終的な目標だからとおっしゃっている。そのまま受け取っていいのだろうか。
19:12 from TwitRocker (Re: @chotokutanaka
@chotokutanaka 脚本家 ! いろいろ考えさせられるところもあるのですが、カメラに婬しないにもかかわらず、ひとつのカメラを長く使い続ける方ですよね。取りあえず、森山さんをして使い続けさせるデジカメが存在するのか、そんなとこも気にかかります。
19:21 from TwitRocker (Re: @tamurasyasin
@tamurasyasin なるほど、はっきりしていていいでしょう。私のお客さんにはならないだろうからどうでも良いかな?>そういえば、この前の写真展は、インクジェットだったし、それに違和感を感じなかったです。
20:02 from web (Re: @mitzkano
@mitzkano カメラマガジン、日本カメラと拝見しました。顔、バレバレです。7518はどうせ間に合わないんですけど、カメラ側も75mmのフレームの大きいものが必要ですね。
20:11 from web
ああ、とうとう始まりやがった。前夜祭。今夜は西町だ。
20:22 from web (Re: @chotokutanaka
@chotokutanaka 高等戦術という気もしますが、深読みですかねえ。「あたし女子高の2年生で~す。使ってたM2ブラック、ライカビット付きで出しちゃいま~す」・・・失礼しました。
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8月16日(月)のつぶやき

2010年08月17日 | 35mm
00:31 from web
8月16日、気圧計>アネロイド気圧計だと思います。血圧計も、水銀血圧計とアネロイド血圧計があり、後者は壊れた時に、水銀汚染がない点で優れています。アデノイドは、のどの扁桃腺が腫れることですね。
20:08 from web
「現代おわらの誕生」(DVD)再見。おわらはプロのいない民謡。地元の若林美智子さんがプロの胡弓奏者ではあるが、おわらのプロではない。高橋竹童さんがもともと三味線のプロだが、風の盆では胡弓で参加する。川崎順二がアマチュアだけの民謡に育てた。年中おわら中心に生活が回っているヘンな町。
20:30 from web
で、プロが関係していないかというと、踊りの振付は花柳流のプロが作った。三味線と唄の原型を作った江尻豊治も上方で義太夫の修行をプロとして積んだ人。現在保存会が執り行なう行事では、踊り手は二十五歳くらいまでの男女。清新さが大事。夜中の町流しは、本来町の人が自分たちで楽しむためのもの。
20:46 from web
最初は芸者の踊りだったものを、今一般の町の踊り手が踊るようになったわけだ。民謡の根っこはアマチュア、生活者の中にあるが、そこにプロの業が接触した方が大きくはじける。芸能の発生と発展を見るとそういうものだと思う。プロとアマチュア、若者とベテランでバランスを保っているのが「風の盆」。
21:04 from web
町の人は「風の盆」を祭りとは言わない。行事という言い方をする。たどれば盂蘭盆会、念仏踊りに繋がるわけで、神社の祭礼でないから祭りと言わないのはあたりまえ。
21:13 from web (Re: @chotokutanaka
@chotokutanaka あたしはまだ、風の盆の旋律は聞いていません。>おわらフリークとしては是非聞いていただきたいような、でもメロディを知らずに見る写真というのも得難い経験のような、複雑です。
21:36 from web (Re: @mitzkano
@mitzkano 向田邦子自身を撮った写真を見たことがあります。向田邦子はとてもきれいで、親密な表情を浮かべていますね。これが唯一、中原歩という人の作品として残っていくのかも。
by soraigh on Twitter