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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

雪予報の朝の忘れ物

2014年02月08日 22時12分43秒 | バス運転士

今朝は8時頃の始業点呼だったので、普通ならば6時頃に起きるところ… 天気予報では“夜から降り出して、朝にはガッツリ積雪”となっていたので、5時に目覚ましアラームをセットしておいた。しかし、なぜか4時に目覚めてしまい、ポタポタという水滴の音が枕元から… 否、外から聞こえてきたのである。

私が「とりあえず確認を…」と思ってカーテンを開けて見ると、道路は真っ白ではなく真っ黒… そう、雨で濡れている状態だったのだ。私は「まだ安心はできないけど…」と思いながら、食事・トイレ・シャワーを済ませた。もちろん、その間に何度も窓の外を確認して…

「どうやらノーマルタイヤでも大丈夫そうだ。雪じゃなきゃ、慌てて出勤する必要もないし…」と思いながら爪を切って、「コーヒーでも飲んでから行こうかな?」と思いながら窓の外を見たら… 「あれ? 白くなってる!? 今回も油断させておいて降るパターンかよ!」と思うが早いか、すぐに家を出た。

が、駐車場のマイカーまでシャーベット状の雪上を歩きながら「雪はこれから激しくなるのか… 道中には橋もあるし… ノーマルタイヤでは多少の不安が… まだ時間には余裕があるからチェーン装着? 否、地下鉄で行こう!」と即断し、それから約1時間で“営業所地下の駅”に到着した。

さて、仕事の方は… 心配したような積雪もなく、いつもと比べて楽チンであった。昼食休憩を挟んで☆☆駅へ2回行ったのだが、乗客は少ないし、道路はスイスイだし… いつも途中から遅れるのに、ほぼ時間通りに走ることができた。

その1回目の☆☆駅で忘れ物が… ブランド名の入った女性向けの黒い手袋だった。その後、☆☆駅から某駅に戻り、休憩室で昼食(バランス栄養食)を食べていたところ、その手袋の件で営業所から電話が入り、「次の☆☆駅発の時刻に、○○さんという方が手袋を取りにくるので渡してあげて下さい」と言われた。

電話を切って、運転士仲間と「手袋を返す時に、連絡先も一緒に渡せばいいじゃん!」「変な勧誘ばかりされたりして!?」などと冗談を言いながら昼食タイムを過ごし… その後、2回目の☆☆駅へ行き… 折り返しのバス乗り場に現れたのは、とても優しそうな若い女性だった。が、「いやっほぉ~!」と喜んでいる暇はなかった。

彼女が現れたのは、本当に“発車時刻ピッタリ”で… 私が「ひょっとして来れなくなったのかな?」と不安になったほどだった。当然のことながら、「すいません、手袋を…」「あぁ、これですね」「そうです、ありがとうございました」と事務的な言葉を交わしただけ… これじゃ、ナンパの一つも出来やしない! あぁ、発車時刻の何分も前から乗り場に着けて、乗客と会話をすることもあった完全弊社の営業所勤務が懐かしい…(ナンパする勇気もないくせに、よく言うぜぇ~!)