「爆走風塵(じん) 中国・激変するトラック業界」BS1スペシャルを中国で見ましたが
トラック運転手の苦労を改めて知り感激しました。
写真は、北朝鮮の国境沿いの丹東市から山東省の(济宁市 jining)まで、
荷物を運送便で送って工場に荷物か着いたときです。
距離にして1300キロ、時間はトラックで18時間ぐらいかかります。
旦那さんが運転をして奥さんは助手席に座ってきました。
彼らに話を聞くと、
子供は親の家に預けているのですが、
子供が生まれて乳離れができていない頃は、
奥さんが抱っこをして一緒に連れて走ったそうです。
しかも、時間を稼ぐために1300キロの道のりを一睡もせず走ってきたらしい。
このトラックには仕事になるものだったら
石炭であろうがなんでも積んで運びます。
中国大陸のトラックドライバーは3000万人
物流は増えているのですが、
それ以上にドライバーの数も増えていて競争は激化しています。
彼ら大半は一匹狼で仕事も値段交渉も一人で行います。
競争が激しいので下手すると目的地についたら大赤字で
家に帰る燃料代もないという悲惨な事態も起きます。
この夫婦は荷物を下ろすと休憩する間もなく車に乗り込み、
济宁の集配所に向かい丹東方面の荷物を探しに走り去っていった。
中国の交通事故による死者は26万人ですが、
その内夜10時過ぎの事故の大半はトラックが占めるそうです。