モンサンミッシェル。フランス北西部ブルターニュ半島。北にイギリス海峡、南は大西洋に面した半島だが、その西海岸・マロン湾に浮かぶ孤島の修道院が「聖ミッシェルの山」と名付けられたモンサンミッシェルだ。
数年前フランス旅行中に思い立ってモンサンミッシェルに向かった。大多数の観光客はパリから電車とバスで、あるいはツアーのバスで向かうが、私はたまたまランスに滞在中だったので、変わったコースを選んだ。
まずランスから電車でシャンパーニュに行き、ここでTGVに乗り換えてレンヌへ。レンヌからはバスでモンサンミッシェルに行くという方法だ。 パリ経由という手もあったが、そうなるとパリ市内でもう1回乗り換えが必要となるため、迂回ルートを選択したというわけだ。
ランス発午前8時でモンサンミッシェル到着午後2時と、結構な旅行となった。
到着時はこんなくらいな小ささでモンサンミッシェルは見えた。到着後対岸にホテルを取った。島全体の姿を眺めるには対岸がベスト。
ホテル名は「サンオベール」。大天使聖ミカエルから命令を受けて最初の聖堂建設を手掛けた地元の司教の名前そのもののホテルだ。隣のレストランでチェックインをし、カギを受け取って部屋に入るシステムだったが、問題は旧式のカギ。3回ほど回転させないと開かないという難関で、コツをつかむのにかなり苦労した。
でも、ホテルからすぐの場所に島全体をバッチリばっちり眺めることの出来るスポットが見つかった。ここなら夕景、夜景、そして朝早い時間にも問題なく快適にホテルからの行き来が出来そうだ。