新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

南仏・コートダジュールへ⑱ ニース編 昼下がりに、プロムナードザングレで人間ウオッチング

2022-01-18 | 南仏・コートダジュール

 ニースの港には大型船舶も停泊し、湾沿いに住宅やビルが並ぶ。が、散歩に最適なコースはプロムナードザングレ(イギリス人の道)と呼ばれる通りだ。

 ゆったりとした幅広い通りが海岸沿いに延び、それに沿ってホテルなどが並ぶ。特に目立つクーポラを持ったホテルが「ホテルネグレスコ」。ベルエポック様式の特徴的なたたずまいが、港のランドマークにもなっている。

 遠く地中海の沖合には、ヨットの帆がたくさん並んでいた。このあたりが冬場の避寒地として絶好の気候だと気づいたイギリス人が、資金を提供して海沿いの遊歩道を建設した。このために「イギリス人の遊歩道」といった名前が付いている。

 19世紀末にはヴィクトリア女王がここに滞在したこともあるという。

 そんなプロムナードザングレのベンチで人間ウオッチングをしてみた。

 自転車の若者たちがスイスイと走り抜けて行く。

 こんな可愛らしい自転車も。

 女性二人組は、海を見つめながら何やら思い出に浸っているのかも・・・。(この時間帯は完全な逆光だったので、ちょっと見にくいのはご勘弁を)

 車いすのおじさんも海の空気を味わいに出かけてきたところのよう。

 バイク族も、しばし車を止めて「地中海の休日」を味わっていた。

 でも、やっぱりジョギング族の多さが目に付いた。

 こちらも多分旅行中のカップル。海が光っていて、空が高いなあ・・・。

 通りから少し入った場所で一風変わった建物を見つけた。ロシア正教の教会・サンニコラ大聖堂。20世紀初頭に、ロシア皇帝ニコライ2世が建設した。ニースで亡くなった若き皇太子を追悼するために建設されたそうで、ヨーロッパでは最大規模のロシア教会だという。

 

 

 

 


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