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新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

‶イタリアの最も美しい村”ボーザの散策スタート

2017-10-27 | ボーザ・サルディーニャ

 さあ、今度はボーザ散策のスタートだ。ここもサルディーニャで最初に訪れたカステルサルドと同様に「イタリアで最も美しい村」に登録されている。
 
 「教会や城壁など歴史的な建造物が残り、自然と調和した美しい景観を保っていること」などの条件を完全に満たした美しい村だ。

 その美しさは、最初に目にしたカラフルな村の遠景で印象付けられていたが、夕景や翌日登った城壁からの眺めなどでさらに強く実感することになる。


 ボーザに戻ったが、まだまだ陽は高い。夕食までの時間、近所の散策に出かけた。町の中心を流れるテーモ川がゆったりと流れる。

 その川を渡るこの橋の名はフィレンツェの有名な橋と全く同じ「ポンテ・ヴェッキオ」。

 旧市街に沿ってヴィットリオ・エマヌエーレ2世通りを進む。狭い道幅に迫るように建物が建っている。

 地面にはびっしりと石が敷き詰められており、スニーカーでないと歩くのに苦労する。また、車輪の幅に石畳が敷かれている。でないと、車はガタガタ揺れて走行が大変になってしまう。

 建物のたたずまいは美しい。

 商店が軒を並べる地域に差し掛かった。

 ビルの上から下まで通しの花壇装飾がなされたしゃれた建物。

 10分ほど歩いて公園に着いた。

 この市民公園には親子連れが沢山。

 自転車で遊ぶ子供もあちこちに。

 ガキ大将たちがごっそり。

 通りには洒落た看板をいくつか見かけた。

 踊る女性のシルエットポスター。

 これはドアに描かれた女性像。

 ホテルへの帰りがけ、通りの突き当りにドゥオモの塔がピクチャレスクにそびえていた。

「イタリアの最も美しい村」登録のボーザへ向かうー途中の高原も天国! 

2017-10-14 | ボーザ・サルディーニャ


 サッサリを後にして、次は「イタリアの最も美しい村」に登録されている小さな村・ボーザに向けて出発した。
 
 サッサリからバスで約2時間、サルディーニャの内陸部を運転手のやや(相当に)乱暴な、でも確かな運転に揺られながら進んで行く。

 高度を上げるに従って、素晴らしい高原の風景が目の前に展開され始めた。なだらかな高低差の草原の上空に、抜けるような青空。

 ぽっかりと立つ木々の伸びやかさ。

 そしてどこまでも広い地平線。

 空が高い

 俵がゴロゴロ

 途中の町では、祭りの準備なのか馬に乗った人たちが広場に集まっていた。

 手前が日蔭になると、空の青が一層強調される。

 広い高原。すがすがしい気分だ。

 ようやく集落が見えてきた。色とりどりの住宅群、あれがボーザの町だ。広い高原の中腹に寄せ集められたように固まった街並み。

 少し近づいてきた。街並みの上には城跡があるのがわかる。

 目の前にボーザの町が。実にカラフルで、おもちゃ箱の世界のようだ。

 町に入ってきた。この道を進めば旧市街に入ってゆく。

 ここでバスを降りた。多分ホテルは旧市街の入り口付近、街を流れるテーモ川の手前のはず。

 川に架かるヴェッキオ橋(何とフィレンツェのあの有名なヴェッキオ橋と同じ名前)まで行ってしまい、引き返すと、ホテルの人らしい若い女性が、入り口から手を振っていた。

 到着予定時間を連絡しておいたのと、大きな荷物を持った東洋人が(多分東洋人はめったに見かけないはず)通り過ぎたので、気付いてくれたようだ。

 チェックインして部屋に案内された。部屋は階段が付いていて2階に寝室があるロフト式。ちょっと洒落た形式だ。

 でも、ホテル宿泊者の書き込みに「危険な階段がある」とあったのを思い出した。階段を上ってみると結構揺れる。酔ってふらつくと危険かも。

 窓から顔を出すと、街並みと城跡が真正面に見えた。