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ガラパゴス化から飛躍:小電力無線IEEE802規格開発会議・・・への寄与活動拡充

動画#質の高い情報をさがすポイント#『かちもない』#『いなかもち』#2023年4月18日#中山和弘#的場智子#

2024-09-11 17:24:03 | 連絡
サイトに書かれた内容の質や信頼性については、どのようなポイントに注意すれば良いでしょうか。
サイトに限らず、どんなところの情報でも同じだと思います。
5つにポイントを絞って、次のように覚える方法が考えられています。[1]
文献 [1]中山和弘『これからのヘルスリテラシー 健康を決める力』(講談社、2022)
 [2]聖路加国際大学:ヘルスリテラシー学習拠点プロジェクト教材作成
か:書いたのは誰か、発信しているのは誰か?→信頼できる専門家または組織か、個人なら所属があやしいかも
ち:違う情報と比べたか?→他の多くの情報とは全く違うかも
も:元ネタ(根拠)は何か?→引用文献がなければ勝手に言っているだけかも
な:何のための情報か?→商業目的でしかないかも
い:いつの情報か?→古くて現在では違うかも


かちもない』は、「情報は5つを確認しないと『価値もない』」と覚えられます。
元々の頭文字は
『いなかもち』[2]ですが、「飾らず素材のままで信頼できる『いなかもち』のような情報」でしょうか。『いなかもち』を入れ替えると『かちもない』になると教えていただいて普及に努めています。 
『か・ち・も・な・い』の5つのポイント(評価基準)がどこから来ているのかについては、ヘルスリテラシーとCOVID-19への対応に求められる「か・ち・も・な・い」と胸に「お・ち・た・か」のなかの「情報評価『か・ち・も・な・い』の基準について」をご覧ください。

『かちもない』を広く知ってもらうために、わかりやすい動画を作成しています。
ご覧いただき、
YouTube内にコメントを書いていただいたり、シェアしていただければ幸いです。 

『かちもない』をより詳しくチェックするには
5つのポイントについては、それが確認できるようになっていない時点で信頼できないと判断したほうが安全です。
その確認のために、より詳しくチェックする方法がありますので、紹介します。
これですべてではないですが、他にもわかりやすいチェック方法があるという方はお知らせください。
 〇か:書いたのは誰か、発信しているのは誰か
匿名では、どこの誰かわからない
・氏名と所属は事実か、所属内での検索や名簿で確認できるか
・専門的な資格を持つことが確認できるか
・医師、教授、医学博士といった肩書だけでは判断できない
・最近、専門分野の論文(査読のある学術雑誌に)を書いているか
・書いたものが、複数以上の第3者の目を通して評価されていることが明記されているか
・組織による情報発信の場合は、非営利の公的機関であるか、組織の目的や運営方法は明確か
 〇ち:違う情報と比べたか
他の情報と違う点はないか
・問題解決のための選択肢が十分にそろっているか
・各選択肢に必ずある長所と短所の両方が提示されているか
・同じ情報でも立場や専門の違いによって見方が違っていて、書き方や伝え方が違う
 〇も:元ネタ(根拠)は何か
・出典や引用などで、科学的な根拠として専門分野の論文(査読のある学術雑誌)や具体的なデータが示されているか
・ある個人や団体が言いたいことを言うだけのための意見や感想ではないか
・気を引くような見出しだけで、それが事実や結論と見なしてはいけない
・元ネタをわかりやすく紹介するのは他者への基本的な思いやりである 
〇な:何のための情報か
・サイトの目的やリンク先、本のまえがきなどから見て、商業目的で商品やサービスを買うことを促すための広告ではないか
・健康や医療の情報は公的機関がわかりやすく発信するべきで、それ以外の場合は多様な目的であり、 誰かが何らかの利益を得ることになっていないか
・よく見ると記事や画像の中に「広告」「PR」「i」という広告の表示がないか
・感情や直感だけに訴えかける表現で誘導しようとしていないか、理性的・論理的な表現がされているか
・誹謗中傷が目的となっていないか
・情報の確認ができるように問い合わせ先が明記されているか(住所、電話番号、メールアドレス、氏名など)
〇い:いつの情報か
・サイトの作成日や更新日、本の出版年など、最新の情報であることを示す日時などの情報があるか
・健康や医学に関する情報は日進月歩なため、古い情報では、現在は否定されていることかもしれない
・更新の履歴が残されているか
・更新の方針や予定について記してあるか
・更新がしばらくされていない場合は、更新して最新の情報を提供しようとする体制ができていない可能性
■自分の責任で選択する
インターネットは世界中の情報を瞬時に手にすることができる点で非常に便利なものですが、それを利用したことで損出を被ったり、被害を受けたとしても、その責任は自分にあるということを忘れないで下さい。
インターネットは善意で支えられているネットワークです。
情報を提供した人には責任を問わないことを知っておいてください。
公開されている健康・疾病に関する情報、そして電子メールや掲示板、メーリングリストのコメントも皆そうです。
 インターネットなどで提供される医療情報の中には、現在の標準的な医療に合わないものや、科学的な根拠のあいまいなものがあったりします。
提供された情報を鵜呑みにせず、常にリスクを考え、そして情報利用の結果を冷静に評価して下さい。
情報利用に際しては、情報の中身を自ら検証する気持ちをもって、また利用の結果に対しても、冷静かつ公平に評価が下せる余裕が必要です。  
■トラブルにあったときは
記の相談窓口をご利用ください。
  • インターネットホットライン連絡協議会
  • ネットガーディアン
  • 日本消費者協会:消費者相談
  • 医療問題弁護団
  • 医療事故調査会
  • 医薬品医療機器総合機構
  • 日本薬剤師会
  • AMDA国際医療情報センター(在日外国人への医療情報の提供)
  • 東京都患者の声相談窓口
■参考になるサイト
下記のサイトも健康情報を見るときに役に立つサイトです。見比べてみてください。
  • ヘルスリテラシー学習用eラーニング教材 『いなかもち』で健康情報を確認する
  • 5分で分かる!健康情報見極め術
  • 正しいがん情報の集め方は? 見極め方は?
  • 日本インターネット医療協議会「インターネット上の医療情報の利用の手引き」
  • 財団法人インターネット協会「インターネットを利用する方のためのルール&マナー集」
  • Stanford Guidelines for Web Credibility 
(中山和弘、的場智子) 更新日 2023年4月18日
文献 [1]中山和弘『これからのヘルスリテラシー 健康を決める力』(講談社、2022)
これからのヘルスリテラシー 健康を決める力』(講談社、2022)
サイト『健康を決める力』をアップグレードしました
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 『
 [2]聖路加国際大学:ヘルスリテラシー学習拠点プロジェクト教材作成
情報チェックの「かちもない」と自分らしく決める「おちたか」の動画を公開しました
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