カプセルホテルは1979年に大阪で誕生したと、トラベルブロガーのアニエーゼ・サバティーニさんはAFPの取材で語った。
カプセルホテルはまず、酒を飲み過ぎたり、終電を逃したりした通勤客らに重宝され人気となった。
このアイデアはパリからモスクワ、バンコクまで、世界中の空港を足掛かりに、シンガポールやソウル、ムンバイなどの都市部に広まった。
空港以外にカプセルホテルがあまりない欧州にも、オランダの首都アムステルダムの「シティハブ」の例があり、昨年末にはスイス中部ルツェルンにも1軒オープンした。
ミラノはイタリアで初めてカプセルホテルが開業した都市となったが、運営会社「ズリープアンドゴー」は事業をさらに拡大する予定だ。
同社のジャンマリア・レト最高経営責任者は、6か所の空港にカプセルホテルを開業する計画を立てており、今年の終わりまでにミラノとワルシャワでオープンし、その後ウィーンとブラジル国内4都市で続き、この業種では同社が世界最大の事業者になると話した。