読売テレビ・黒木千晶アナウンサーが、“議長”を務める6日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」で、元タレント中居正広氏の女性トラブルをめぐる一連のフジテレビ問題について語った。
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先月31日、第三者委員会による調査結果が報告され、中居氏の性暴力、フジの二次加害などを認める踏み込んだ内容に衝撃が走った。
黒木アナは「多分これをご覧になっている方は、アナウンサーはどんな仕事させられてるんだって思ってると思うので、私の経験を話します」と語り始めた。
「この話は、フジテレビの社風とアナウンサーという仕事の特殊性を分けて議論したほうがいい。
その2つが重なって起きてしまったことだと思う」と持論を展開した。
「私はアナウンサーになって丸9年経ちますけど、営業の人からスポンサーとの会食接待に連れて行かれたこともない。
社内の飲み会も正直付き合いが悪いほうで。
そういう人間でも、不利益を被ったことはないんです」と自身の経験を告白。「だから、フジテレビには“ノリが良くなきゃ”みたいな社風がもしかしたらあったのかな、と思う」と想像した。
「他方で、(社内で編成スタッフは)キャスティングする側と(アナウンサーは)される側。
そういう現実は確かにある」と認め、「かつ、中居さんが東京の芸能界の大物ってこともあり、がんじがらめになって身動きが取れなくなっちゃったんじゃないのかな、と。
これは私の推測ですけど」と話した。
元外交官で評論家・宮家邦彦氏は「よくぞしゃべってくれた」と黒木アナの勇気を称賛した上で、「だけど報告書を読んで素直に思ったのはフジテレビだけじゃないんじゃないのか、と」と吐露。
「フジの社風はあったかもしれないけど、視聴率が取れる人がいて、スポンサーがいて、経営陣がいて、女性アナがいる中で、どこで起きてもおかしくない」と意見した。
黒木アナも「メディア・エンタメ業界全体に突きつけられた報告書だとも思いますし、アナウンサーのブランディングというのも考え直さないといけないなと私は思います」と締めた。