様々な分野でグローバルに活躍する「普通の人々」が体験を語り、次世代の普通の人々のお役に立てればと思っているサイトです。

日本在住歴約40年のRon McFarlandと外資系勤務が長い齋藤信幸が、それぞれの海外体験を語ります。

グローバルリーダースキル体系の「社会人力」とは

2017-01-10 00:57:11 | 社会人基礎力
グローバルリーダーのスキル体系ベースのにある「社会人力」とは何でしょうか。



経済産業省では、我が国の経済活動等を担う産業人材の確保・育成の観点から、職場等で求められる能力を「社会人基礎力」と呼びその能力の明確化、産学連携による育成・評価のあり方等について、平成17年7月から経済産業政策局長の私的研究会として「社会人基礎力に関する研究会」(座長:諏訪康雄法政大学大学院教授)を開催し、検討を進めてきた。平成18年の報告書では、

① 近年、職場等において、基礎学力や専門知識に加え、コミュニケーション能力や実行力等の「人との接触の中で仕事をする能力」が重視されつつある一方、若者においてはそうした能力の低下が指摘されている。また、大学新卒者の早期離職の増加等、採用時や就職後におけるミスマッチの問題も顕在化してきている。

② こうした能力は、従来大人になる過程で「自然と」身に付く能力と考えられ、その能力の定義や育成のための方法については明確にされてこなかった。しかし、国内における人口減少社会の到来、若者の価値観の変化等を踏まえると、「職場等で求められる能力」(社会人基礎力)を独立の能力として明確にするとともに、意識的に育成・評価していくための「社会全体による新たな枠組みづくり」が早急の課題であると考えられる。

③ こうした観点から、標記研究会を開催し、「社会人基礎力」を明確化するとともに、産学連携等を通じた育成・評価の在り方について検討し、企業、学校、政府等に取組が期待される。
そして、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」を以下の3つの能力(12の能力要素)からなる「社会人基礎力」と定義づけた。

a. 前に踏み出す力  Action 「失敗しても粘り強く取り組む力」

試行錯誤をしながら、失敗を恐れずに、自ら一歩前に踏み出す力。
・「主体性」:物事に進んで取り込む力。指示を待つのではなく、自らやるべきことを見つけ積極的に取り込む力
・「働きかけ力」:他人に働きかけ、巻き込む力
・「実行力」:目的を設定し確実に行動する力

b. 考え抜く力   Thinking  「問題意識をもち考え抜く力」

常に問題意識をもって、課題を発見し、物事を改善・解決するための方法やプロセスを考え抜く力
・「課題発見力」:現状を分析し目的や課題を明らかにする力
・「計画力」:課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力
・「創造力」:新しい価値を生み出す力

c. チームで働く力  Teamwork 「目標に向けて他人と協力する力」

組織の一員として、付加価値を作り出すために、自分の意見を的確に伝え、意見や立場異なるメンバーを尊重し、目標に向けて協力をする力
・「発信力」:自分の意見をわかりやすく伝える力
・「傾聴力」:相手の意見を丁寧に聴く力
・「柔軟性」:意見の違いや立場の違いを理解する力
・「情況把握力」:自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
・「規律性」:社会のルールや人との約束を守る力
・「ストレスコントロール力」:ストレスの発生源に対応する力

これらの基礎能力は社会人1年生の新入社員に必須なスキルであり、現在、大学のキャリア教育や企業の新人研修等でその育成に取り込んでいる。また、これらの能力は当然、社会人全般にも必要とされるスキルであり、グローバルな舞台でも磨きをかける必要がある。ここでは「社会人力」としてスキル体系に加えた。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加