あの空の向こうに・・・

音楽 自然 日々の出来事 
感じるがままにつづっていきます

嵐in東京ドーム オーラスに巡り会えた幸運

2015-12-28 12:41:28 | 音楽

渋谷オーチャードホールで、「ベートーヴェン交響曲第九番」という遺産に心震わせた翌日
嵐in東京ドーム最終公演に巡り会えた。
200年という歴史の渦に揉まれながら、継承されているベートーヴェンの作品
そして今を生きる嵐というアイドル


今回のテーマは
Japonism
「日本の和 伝統」
そして「ジャニーズの伝統」

原点回帰は決してネガティブなことではない。
過去の自分があって今の自分がある。
そして今の自分が未来の自分を作る。
今何もしなければ未来には繋がらない。何かを積み上げてきたからこそ今がある
日本の伝統も長い歴史をコツコツ積み上げて今ここに存在する。

舞台を観ているようだった。ストーリー性のある演出 日本の美しさを見事に表現
もうアイドルのコンサートと言ったら申し訳ない。
まさしく総合芸術

三味線 太鼓に合わせて彼らが歌う 踊る
舞う
彼らの歴史がスクリーンに流れて、彼らも一歩ずつ自分の歴史を刻んできたんだなあと思うと同時に、私も今まで生きてきた歴史が走馬燈のように蘇った。
もう大号泣してしまった

200年前に確かに生きていたベートーヴェン
そして今この瞬間を生きている嵐
彼らの積み上げてきた歴史 伝統が未来の宝物になるのは間違いない。
観客も確実に育ってきていて、みんなでステージを作り上げている
凄い2日間だった。

今年の私は「継承」「継ぐ者」
という言葉がキーワードだった。なぜか縁があった。
きっかけはフィギュアスケート町田樹の「継ぐ者」という作品からだったと思う
その時の記事はこちら

素敵な2日間に感謝

夢叶う チョンミョンフン「ベートーヴェン交響曲第9番」@オーチャードホール

2015-12-27 10:55:43 | 音楽
ベートーヴェン/交響曲第9番『合唱付』
2015年12月26日(土)14時開演 / Bunkamura オーチャードホール(東京)
指揮:チョン・ミョンフン
独唱:ソプラノ:ホン・ジュヨン、アルト:山下牧子、テノール:キム・チャールズ
バリトン:小森輝彦
管弦楽:ソウル・フィルハーモニー管弦楽団&東京フィルハーモニー交響楽団合同オーケストラ
合唱:新国立劇場合唱団 ほか



「若々しい情熱を持ったソウルフィルは自分の子供のようなもの
幅広いレパートリーを誇る東フィルは、付き合いの長い親友みたいなもの 」指揮者チョンミョンフンさんは語っている。



音楽は競い合う競走でなく、共に作り上げていく協奏です。
(パンフレットより)

困難の先には喜びがある
幸せがある
「人類はみな兄弟」
ドイツの詩人シラーの「歓喜に寄せて」を曲にするのはベートーヴェンの長年の夢だった。チョンミョンフンさんも自分の愛する2つの楽団東フィル&ソウルフィルとの共演は夢だったと思う。そして私もチョンミョンフンさん指揮の「ベートーヴェン交響曲第9番」を聴くのが夢だった。

最初の一音で泣きそうになった。
やっぱり夢って叶うんだって。
レ -ラ の音符が私の頭の中を駆け巡る
暗闇の第一楽章
苦しみ 怒り 罵声
ベートーヴェンの深い闇の世界

第三楽章では、幸せの扉があいたように見えた。光が差し込むようだった。
そして第四楽章
「歓喜の歌」
光の中へ
大合唱人間ってホント凄い楽器持ってるんだなあ。
楽章が進むにつれ、どんどんオーケストラのみんなが幸せそうに演奏していって
幸せが客席まで伝わった。

東フィルそしてソウルフィル
国が違い 言葉が違い、文化が違い、楽団は違うけど
でも美しい音楽を求め、最高のハーモニーを求め共に演奏する。
そして一つになったこの瞬間
立ち会えた幸運に感謝

この瞬間は指揮者 オーケストラ 合唱団 観客 そして劇場、みんなの宝物。
ベートーヴェンの遺産を受け継ぐ
そしてベートーヴェンの生きた証が私の心の足跡となる。

なんだか凄い瞬間に立ち会っちゃた。
東フィルの情熱と安定感そしてソウルフィルの若さ溢れる演奏がうまくマッチしていた。
オーチャードホールはちょっと苦手意識があったホールだったけど、今回は素晴らしかった。心が震えた。

終演後はお気に入りの神泉のワインバー「遠藤利三郎商店」へ

心もお腹もいっぱい

そして今日は、嵐in東京ドーム
オーラスに立ち会える幸運に感謝
いざ出陣

宇宙とのつながり 羽生結弦 優勝

2015-12-13 22:09:00 | フィギュアスケート
遅い紅葉に別れを告げ、もうすぐ冬本番


スペインバルセロナで開催されたフィギュアスケートグランプリファイナルでは熱い戦いがあった。

羽生結弦
世界歴代最高得点 完全優勝
もう宇宙人

スケートの神様の贈り物
彼はその役割に気づき、その役割を自分の為だけでなくみんなの幸せに使っている。そう思う。
「運命は生まれた時に7割くらい決まっている。でも残りの3割の力って凄いんだよ」って言われたことがある。
スケートを習える環境、手足も長く美しくしなやかな容姿 小顔でチャーミング
そして努力を重ねに重ね運命の流れに自分の力で上手く乗る。


村上大介フリープログラム
xJAPAN. YOSHIKIのAnniversaryに乗せて
もう涙が止まらなかった。
前半のジャンプミスからの後半の立て直し。冬があれば必ず春はやってくる。

私の中では、羽生君って
陽のあたる坂道を登り
村上大介さんは
日陰の坂道を登ってるって感じがする。

坂の上からの風景は、それぞれまったく違うかもしれない。だけどその景色は人それぞれかけがえのない風景
どちらの風景も美しい。
そしてまた彼らは坂の上の坂を登って行く。


今回のグランプリシリーズを通していろんなスケート人生が見えた。

浅田真央
スケート連盟小林強化部長は
「競技を続けてくれて、フィギュア界にとって大きな財産」と語った。
本当に真央ちゃんはフィギュア界に貢献している。


グランプリファイナル初出場の村上大介&宇野昌磨
5歳の頃スケートリンクに遊びに来ていた宇野昌磨君に「君もフィギュアスケートやったら?」って声かけたのは浅田真央

そして、村上大介
父親の仕事の関係で9歳からアメリカに移住しアメリカ代表として出場というジレンマを吹き飛ばしてくれたのも浅田真央
アメリカ合宿で出会い、真央ちゃんの頑張ってる姿に刺激され、村上大介さんは「日本代表になりたい」って言えたらしい。

真央ちゃんはフィギュアスケートの宝物であると同時にたくさんの宝物を生み出している。
見える所でも、見えない所でもたくさんたくさん
なのに真央ちゃんってちょっと不調になるとすぐバッシングされて

「あの子は大事な所で必ず転ぶんです」
ソチオリンピックショートプログラム終了後の森元総理の一言が忘れられない
負の言葉って結構尾をひくんだなあ

でも真央ちゃんはたくましい。
今回の結果は残念だったけど、復帰してすぐ世界の6位に入ったんだから。
本当に凄いこと
なんだか真央ちゃん胃腸炎で緊急帰国らしい
体調悪かったのかな顔色もあまりよくなかったし。
心配

笑う門には福来たる
真央ちゃんの満面の笑顔がまた見れますように。

そして宇野昌磨プログラムプッチーニ 歌劇『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」が素晴らしすぎ
音楽と調和する美しいスケーティング
物語が見える。聴こえる。
小さな体なのに大きく引き込まれる彼の魔力凄い目ヂカラ
まだ17歳
羽生君が17歳の頃って後半バテバテだったのに宇野昌磨君の完成度半端でない。
宮原知子ちゃんも17歳で2位

身体的にはけっして恵まれているとは言えないけど、しっかり結果を出せる。やっぱり運は自分で切り開くものなんだなあ

次は全日本フィギュア選手権
楽しみ