あの空の向こうに・・・

音楽 自然 日々の出来事 
感じるがままにつづっていきます

稲垣吾郎 ベートーベン「NO9 不滅の旋律」

2015-10-25 17:13:54 | 音楽
最近は演奏会 コンサートが中心で、舞台を観るのってホント久しぶり
赤坂ACTシアター


「NO9 不滅の旋律」
稲垣吾郎
大島優子
片桐仁 マイコ 加藤和樹他

演出 白井晃
脚本 中島かずき
音楽監督 三宅純


ベートーヴェンが作曲家として活躍したのは、フランス革命と新時代の英雄ナポレオンの台頭がヨーロッパの貴族社会を揺るがし、ナポレオンの没落によって、保守・反動体制へと大きく舵が切り戻された時代
そんな時代を駆け抜けいろんな事に翻弄されながら、変人がゆえの苦悩 生きづらさ美しい音楽という宝石を生み出したいという心の葛藤
聴力がだんだんなくなっていく中での不安そして苛立ち
それでも心の中で音が鳴り続け書きたい表現したいという使命感


尊敬するドイツの詩人シラーの「歓喜に寄せて」を曲にするのはベートーベンの長年の夢だった。
第九番でようやく夢がかなった。

「困難の先には喜びがある 幸せがある」


もう舞台の上にいたのは稲垣吾郎ではない。本当のベートーベンがそこに乗り移ったって感じだった。
大島優子の熱演も光った。
3台のピアノから流れる美しい旋律
セリフが入っているんでなく本当の言葉のようだった。その場にいるような気分になり、ベートーベンの言動にイライラしたり、美しい音色にうるうるしたり、大笑いしたり、いろんな場面で私の心も揺れ動いた。

舞台って凄い。やっぱり生きている。
あっという間の3時間ホント引き込まれた


凄いスタンディングオベーション
凄い一体感
舞台ってお客さんが作っている。
そうお客様も舞台の出演者

「今日はアドリブも多くて凄く良かったね」ってお話している方もいて
はあ
みんな何度も来ているんだ。確かにハマると中毒になるかも。
何が起こるかわからない「一期一会」の世界

次に「ベートーベン交響曲第九番」を聴けるのは
12月26日 渋谷オーチャードホール

指揮チョンミョンフン&東京フィル&ソウルフィル「ベートーベン交響曲第九番合同演奏会」
凄い一日になりそう。
待ち遠しい

大喝采チョンミョンフン&ソウルフィル@サントリーホール

2015-10-20 09:15:26 | 音楽
チョンミョンフン&ソウルフィルハーモニー3度目の来日

2015年10月19日
サントリーホール 
ブラームス(ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調)/ブラームス(交響曲第4番ホ短調)
[独奏・独唱]スヴェトリン・ルセヴ(vl) / ソン・ヨンフン(vc)



ソウルフィルハーモニーオーケストラ
初来日は2011年5月

原発 度重なる余震
音楽家の来日中止が相次ぐ中、奇跡的に開かれた演奏会
その裏には、「今こそ日本へ」と指揮者チョンミョンフンさんが幹部と団員を説得し来日にこぎつけた。

あの日から4年5ヶ月
誰にでも平等に同じ月日は流れでも人の人生は平等ではない。

だけど震災直後の混乱の中、奇跡的に聴けた演奏会
あの同じ空間であの感動をわかちあえた
あの瞬間
確かにあの瞬間はみんなのものだった。
すべてが平等だった。

昨日より今日 今日より明日

「昨日よりうまくなろう」のチョンミョンフンさんの言葉どおり4年5ヶ月の歳月に一日の無駄もなかったって感じ。

ブラームス交響曲4番では、もう最初の一音でウルウルいろんな風景が見えてくる。

いつもはステージ近くの席が多いのだが
今日は2階席中央ちょっと下手寄り。
全体を見渡せ、ちょっと冷静に音を聴けた。
もう航海に出ているオケをうま~く舵取りしているって感じ。
この船長に着いて行けば大丈夫なんだっていう安心感なのか
もうみんな脱力して弾いていて。
音が心地よくって気持ちよくって
力強くエネルギッシュなんだけどそれなのにどこまでもどこまでも美しい。
指揮棒が魔法の棒に見えてきた。
チョンミョンフンさん もしかして魔法使い?
いや絶対宇宙と交信しているでしょう?


大喝采を浴びながら、その喝采に笑顔で答えながら突然振り返り始まったアンコール
「ブラームスハンガリー舞曲第一番」
入り方がもうカリスマ性ありすぎてドキドキ

それに着いて行くオケも凄い。DVD発売して欲しいくらい。

もう大喝采 大興奮
スタンディングオベーションあり絶叫あり
手を振る人多発

以前ソウルアーツセンターでチョンミョンフン&ソウルフィルを聴いた時もアイドルのコンサート並の盛り上がりだなって思ったけど、今回はそれ以上だった。
あ~!凄い瞬間に立ち会っちゃった。

今日はチョンミョンフン&東フィル@ サントリーホール
「マーラー交響曲第一番」
行けない自分が情けない

ちえの樹 エミール先生と歩く小さな秋

2015-10-11 12:25:01 | 日記
エミールシェラザード先生(神野さちさん)と小さな秋を探しにテクテク散歩

説話社 ちえの樹 フィールドワークin新宿御苑
エミールシェラザードさんは、テレビ朝日朝の情報番組「やじうまテレビ」で占い担当を長年つとめている人
運命学を志してから今日まで、西洋占星術を手始めに数多くの占術研究を続け、現在では東洋占術、西洋占術のほとんどを網羅するに至り、その集大成として「天縁占星術」を創始したとっても素敵な人。

彼女とは占い抜きに以前からちょっとしたお知り合いで、たまたま彼女のホームページを見たら、説話社 ちえの樹「エミール先生と新宿御苑テクテク散歩」という企画があるのを知り、誰でも参加可能みたいだったので、来た船に乗れ!って感じで申し込み

小さな秋見つけに散歩して来た

新宿というゴミゴミした一角に自然が 残る「新宿御苑」
武家屋敷の屋敷跡が大庭園に

今回は森林インストラクターさんが同行してくれるというおまけつき
森林インストラクターさんの力って凄い
普段見過ごしてしまう何気ない風景にもちょっと目を止め、立ち止まり、その美しさに気づけたりいろんな発見ができたり

樹齢130年のヒマラヤ杉
抱きかかえてみた。
あったかい。
呼吸している。
生きている。

かわいいお花に癒され

たくさんどんぐり拾いをした。
みんな子供のようにはしゃいで
やっぱり遊び心って大切。


参加者の方が、すれ違った車椅子のお婆様にどんぐりを差し上げた。その人は本当に嬉しそうに「わあ!かわいい!どんぐり 本当にありがとう」
どんぐり一つで幸せになってしまう彼女を見ていて、こちらまで嬉しくなった。
こんなところに小さな幸せは落ちていた


テクテク明治神宮までお散歩
新宿御苑の森と明らかに違う。
こちらは静寂なたたずまい。
池に二匹のカメが一生懸命泳いでいて。
こっちへおいでってみんなで手招きしたらカメが凄い勢いで私達の方へやって来た。途中から3匹になって。
きゃー!私達って魔法使い?
なんちゃって
でもちょっと不思議な光景だった。
そんなひと時を楽しめる素敵な方々との出会い
何気にふらっと参加したお散歩
ちょっとした触れ合いが日常を楽しくしてくれる。

「ちえの樹」さんはいろんな占いの方々のイベントやら個人鑑定、ちょっとしたお教室など手がけているらしい。

運を知って自分を知る。
川の流れに乗る生き方をした方が絶対生きやすい。
生まれ持ったいい素材があっても使わなかったらもったいない。

今度占い見てもらおうっと