健康器具人気

戯休「いやぁ、甲府に帰ってきたは良いけど、めっさ疲れが溜まってるよ・・・。」
君主「遊びに行くと、ろくに休憩を取らずに歩き回る癖があるようですからね。　その分でしょう。」
侍「後はあれだな、寝相。　主殿って寝てる時凄いですからね。　端で見てると、実にアクロバティックですよ。」
修道女「熱帯夜も続いてますからね。　まさか冷房を付けっぱなしにする訳にはいきませんし。」
戯休「・・・それでかな・・・。　歩いた疲れもあるとは思うけど、何しろ全体がこってる感じがする。　健康ランドとかに行きたいなぁ・・。」
執事「大きな浴槽につかるのであれば、昨日一昨日で味わったばかりですぞ？」
戯休「いやいや、そうじゃなくて、マッサージ。　都会なら気軽に頼めるマッサージ屋がゴロゴロしてるんだろうけど、田舎は意外に店を構えてないからさ。　ああいったスパ系に行った方が早いよ。」
姫「よもや休み明けに疲れた顔で仕事始め、では何か面目が立ちませんわね・・。」
司祭「偶に見かけますがね？　土日に全力で遊んで、月～金はその休憩という認識の方が。」
戯休「・・・・まぁ、無意識下でそういったローテーション組んでるような人もいるだろうけど・・・。　個人的には普段の仕事の時点で何か大変だから、日曜は体を休めないと翌週が地獄なんだよな・・・。」
執事「では、今感じている疲れやだるさも、今日明日である程度解消しなくては大変ですな。」
戯休「そうなんだよ。　この時期は暑いから、長湯も危険だしね。　とりあえずはストレッチでもしましょうかね・・・。」
・
・
戯休「・・・・ふぅ・・。　少し楽になったよ・・・。　それにしても、大型量販店で結構遊んできたけど、健康器具の家電は混んでたなぁ・・。」
修道女「健康維持も勿論ですけど、美容的な側面からも人気が有るみたいです。」
侍「あの、全自動マッサージ椅子ってやつなんか、いつだって満員だったもんな・・・。」
君主「今となっては場末の温泉にも無いとは思うが、昔の丸いのが二つグリングリン動いてるだけの奴に比べれば天と地の差があるだろうからな。」
戯休「そうなんだよね。　いつだか30万円以上するようなのに座ったことがあったけど、確かに凄かった・・・。　あそこまでいくと、返ってその値段でも安いと思えるような気がする。」
司祭「クックック・・・。　また親父くさい事を・・・。」
姫「でも、女性の方も試している方が多かったですわね・・・。　それも意外と若い方とか・・。」
侍「年齢や性別なんて関係ないんだろうなぁ・・・。」
戯休「それに最近良く見かける乗馬してるような奴あるじゃん？　あれも誰かどうか乗ってたけど、俺が見た限りは男性で、しかも50代以上の方が多かったな・・・。」
執事「美容器具の様な印象がありましたがのう・・・。」
君主「あれって、ウエストを細める器具じゃないのか・・？　そんな年齢の男性が今更ウエストに気を使うとは思えんが・・・。」
侍「うーん・・・。　腰周りの筋肉でもほぐしてくれるのかな・・・。　かえってコリが悪化しそうだけど・・・。」
修道女「カロリーの消費に効果があるそうですよ？　あと、ゴルフの上達に良いそうです。」
戯休「・・・・ゴルフねぇ・・・。　まさかそれで本当にしている人も居ないとは思うけど・・・。」
司祭「しかし、座っているだけでカロリーが消費できるなら、人気も出ますねぇ・・・。」
戯休「まぁね・・。　その間テレビも見れるしね。　でも結構危なそうだよな・・・。　ちょっとふらっときたらアウトだよ。」
姫「それを言ったらルームランナーもそうですわ。　ちょっと足に来たら下手に走っているより危険ですわ。」
執事「そうですな。　体を動かす以上、危険は仕方が無いですがの・・・。」
戯休「それにしても、ここまで盛況とは思わなかった。　下手なコーナーより余程盛ってた。」
侍「主殿も買ってみては？　健康維持に一役買ってくれるでしょう。」
戯休「ウチはダメだな。　前に超熱し易く、超冷め易い姉がサイクルのそういうのを買ってきたけど、全然乗らなかったもんな。　で、当時の犬が小便を掛け捲って、結局色々錆びて・・。　親的には懲り懲りも良いところだろうな。」
君主「実際に体を動かせねばならないものはそれが怖いですね・・・。　飽きればそのままな所が。」
姫「マッサージ器なら何もすることが無いですから、結構使うでしょうけど・・。」
司祭「クックック・・・。　そのまま別のに手を出さないだけいいですけどね・・。」
戯休「そういう散財は無いけどね。　でも大きいだけに使わない時は邪魔の一言。　買うなら良いか悪いかじゃなくて、ちゃんと使い続けるか否かをよく検討する必要があるね。」
修道女「健康器具に限った話では無いですね・・・。」
戯休「俺はとりあえず健康ランドで十分ですわ。　・・・・・本当に行って来ようかなぁ・・・。　明日がお休み最終日だし・・・。」
侍「体調管理も現場管理の一つって良く言われてますしね。」
戯休「言われる言われる。　主に風邪ひいた時とかね。　確かに自分が管理する側に立つと成程って思うわ。」
君主「生活のリズムも元に戻さなくてはなりません。」
戯休「・・・・今思ったけど・・・。　返って休み中の方が文章が現実的だよな・・・。」