快聴亭夢想録

オーディオやゲーム・アニメ等、インドアライフを擬人化した機器と語ります。 皆々様、笑って許して下さい。(^^;

コニシス研究所 JM-50S

2020年02月26日 | オーディオ&ビジュアルのアレ
戯休「今日はコニシス研究所のパワードモニタースピーカー『JM-50S』のお話をしましょう。」
芸術家「ううん♪ コニシス研究所の話なんて随分と久し振りさ?」
戯休「ぶっちゃけ、また話題に挙げられるとは予想はしてなかったよ。 勿論嬉しいことだけど。」
女王「一時は随分と憧れてた憶えがあります。」
戯休「そうそう。 あのプリ難民だった頃、赤色が目に止まって、何かの機会に試聴させてもらって・・・そらハァハァしたもんですよ。」
芸術家「ただ、実際には購入には至らなかったさ?」
戯休「素晴らしいアンプとは思ったけど、ウチのスピーカーには合わなさそうとも感じたんだよねぇ・・・。 当時の真空管パワーにも。」
女王「かといって、アンプに合せてスピーカーを変えるというのもおかしな話ですしね。」
戯休「良いと思っても、素晴らしいと感動しても、それが即購入には至らない。 懐具合にも左右はされるけど、そうでなくともそうなってしまうのが感性で判断する趣味の妙さぁ・・・。」
芸術家「主殿がJBLの話をする時に偶に口を滑らす、理想の相手が結婚相手とは限らないというアレさ?」
戯休「そうそう。 俺がいくら『ブルーバッフル! ホワイトコーン!』と騒いだところで、いやアンタ持ってないよねと煙たがられ・・・って、それはこの際どうでもいい。」
女王「しかし主殿のその憧れの印象が強いせいか、こうしたパワードスピーカーを売っているとは思いませんでした。」
戯休「いやそもそも業務用の機械を開発・販売している会社でもあるんだから。 パワードスピーカーだって勿論初めてじゃないのよ? 今までだってもっと小さいモデルを売ってた。」
芸術家「道理で良くも悪くも素っ気無い外観だと思ったさ? 業務用なら良い意味で納得するさ?」
戯休「今迄のJM-1Oは7cmのユニットでW80xH80xD160というサイズ。 今度は10cmのユニットでW150×H150×D160というサイズさぁ。」
女王「ユニットも大きくなりましたが、それと比較して箱のサイズはより大きくなっていますね。」
戯休「うん。 それだけにユニット以上に量感が増しそうな気がするよ。」
芸術家「ううん♪ その割に奥行きは一緒なのさ?」
戯休「恐らくだけど・・・業務用機材の関係で決まってるサイズなんじゃない? コンソール台にそんな寸法が多いとか。 その辺は業務用だしさ。」
女王「奥行に過剰反応する主殿からすれば、そう奥行きが長くないのは好印象なのでしょうね。」
戯休「これで奥行きが250とかになりましただとちょっと考えちゃうけどね。」
芸術家「個人がデスクトップで使うにも、その位に収まってくれるのなら御の字さ?」
戯休「アルミモノコックボディも滾るし、フルディスクリートDCアンプをBTLドライブさせて駆動させるというのも素敵。 そして入力はXLRタイプ3ピン。 素晴らしい。」
女王「箱がそうあることは余計な響きを抑えての狙いなのでしょうね。 フルレンジ1発ということもあり、それこそ脚色は抑えられそうです。」
戯休「そうあってこそのモニタースピーカーだしね。」
芸術家「安直にデジタルアンプでないというのも良いと思うさ? 小型のパワードスピーカーは兎角デジタルアンプに逃げがちさ?」
戯休「DCアンプも駄目って人にはどうしようもないけど、それだけで裾野は広がってる感じはするよ。 パワーも40Wと十分だし。」
女王「そこまでになると、ニアフィールド以上も見据えているのかもしれません。」
戯休「俺はむしろ数m離れた場合こそ面白そうに思えるよ。 セッティングとか燃えそう。 バシッと合った時なんか想像以上じゃないかとかって。」
芸術家「追い込み甲斐の無い、つまらないスピーカーじゃない感じさ?」
戯休「見た目はつまらないと言われても仕方がないけどもね。」
女王「少なくとも、オーディオを趣味とまで思っていない層には支持が悪そうです。」
戯休「それとかスペックフェチとかね。 例えば周波数特性なんかは80~16KHz。 フェチならばハイレゾどころかCDの高音部分さえ再生できないじゃないかと言われるだろうね。 でそそれも仕方がない。 だってフルレンジなんだから!」
芸術家「フルレンジ1発でそんな高域までカバー出来るってほうが嘘臭いさ?」
戯休「だけどね、スピーカー諸々のオーディオシステムがきちんとしていて、かつそのハイレゾがきちんとしたハイレゾであるなら・・・判るもんなんだよ。」
女王「そもそもその人の耳がどこまで感じ取れるかという問題もありますしね。 これは年齢にだけ左右されるものでもありません。」
戯休「ある意味、フルレンジ1発だって十分なのが人間なんだよ・・・。 言われたことは無いだろうか? 本当に美味しい物をちょっとだけ贅沢に食べる事が秘訣だって。」
芸術家「・・・それ、誰に何の秘訣と言われるさ?」
戯休「健康診断とかで生活習慣病の診断をされた時にとか。」
女王「・・・・それは長生きの秘訣と言いますか、折り合いの付け方なのでは・・・・?」
戯休「いやぁ、案外真理だぞぉ。 余計な物を削ぎ、研鑽していくことで辿り着くのが至高の領域なのなら、変にわちゃわちゃしたシステムは存外遠回りなのかもしれない。」
芸術家「物欲メタボな主殿には決して届かない世界さ?」
戯休「嫌なパワーワードだな?!」
女王「もう、息をするのも面倒臭いとか言い出しませんよね?」
戯休「それを北斗の拳のネタと気付ける人、どれだけいるんだろうね・・・。」


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