NEC PasocomMini PC-8001

戯休「今日も昨日と変わらずハードにお仕事中さ・・・。」
執事「ほほう。　では今日も昨日みたいに済ませますかの？」
戯休「いや・・それでもナンボかマシだから、少しは話をしよう。　今日はNECのミニチュア記念品『PasocomMini PC-8001』のお話。」
司祭「ククッ・・・。　ミニチュア記念品、ですか？」
戯休「うん。　同社のLAVIEシリーズを購入したキャンペーンの景品として用意されるそうで、応募すれば抽選で2000名の人に贈られるらしい。」
執事「つまりそう簡単には入手できないということですな。」
戯休「応募の資格を得ようとするだけでもパソコン買わないといけないわけだからね。　そこから抽選となると、中々の狭き門ですよ。」
司祭「しかし・・・思い入れの有無や歴史的意義はさておくとして、そこまで求心力のあるものですかねぇ？」
戯休「おいおい、別に単なる飾り物じゃなくて、BASICが動作するれっきとしたマッスィィィンだぜ？」
執事「おお、そうでしたか。　ミニレトロゲーム機のパソコン版みたいなものですな。」
戯休「PCエンジンの権利を手放したNECがこういうのを出すというのもちょっぴり皮肉を感じるのだぜ・・。」
司祭「クックック・・・・。　まぁそんな大儲け出来るみたいなものではありませんけどねぇ。」
戯休「悔しかったわけでも何でもないと思うけど、こうやってこういうのを作ってくれるというのは良いと思うよ、俺。　そういうわけで好きだし。」
執事「しかし、逆に言えばBASICの知識を持ち合わせない主殿みたいな方からすれば、置物に等しいものではありますなぁ。」
戯休「そこはNEC、ちゃんと分かってるですよ。　BASICでプログラムされたレトロゲームが入ったSDカードが同梱されるから、それで遊べるという寸法さぁ。」
司祭「まさかこのキーボードで遊ぶので？」
戯休「というかそもそもプログラミングがそのままじゃ困難でしょうよ。　外付けディスプレイとUSBキーボードを用意して接続すれば大丈夫だよ。」
執事「ならば安心して使えますな。　ゲームで遊ぶだけでも楽しめそうですぞ。」
戯休「とはいえ、当時のゲームだからいわゆるファミコン以下もいいとこ。　若い人にははぁぁぁぁ？とか言われそうだけどね。」
司祭「そんな主殿はどうなのです？」
戯休「平安京エイリアンが入ってるだけでもウラヤマシス。」
執事「そんなに思い入れがありましたかのぅ？」
戯休「ゲームセンターあらしを見ていた世代だぜ？　それだけでも憧れるやん。」
司祭「ククッ・・・・。　エアプですかね？」
戯休「いや正直に白状すると、未プレイ。　だがだからこそ遊びたい複雑なお年頃。」
執事「どうしても遊びたければ別の手段を考えたほうが良さそうですなぁ・・・。」
戯休「でもさ・・・話は戻るけど、こういうミニチュアマシンは良いよ・・。　NECには是非PC98も出してほしいもんだ・・・。」
司祭「仮に出してくれても何をするんですかね？」
戯休「昔やりたくても出来なかったゲームがしたいわぁ・・・。」
執事「・・・・・イヤらしいやつですな？　確かに昔は出来ませなんだしな。」
戯休「違うわ！！！　昔パソコンを持っていない時にあったパソコンの一般ゲームの中に、遊んでみたいやつとかあったんだよ。　それこそ電気屋で指を咥えて見てたもんだ。」
司祭「そういうのは何かしら移植はされなかったので？」
戯休「どうもクソゲーっぽい評価がちらほらと・・・。　少なくともわざわざ移植して儲けを狙えるほどの物ではなかったらしい。」
執事「それを分かって欲しいというのですから、相当ですなぁ・・・。」
戯休「テッカマンブレードのシミュレーションも凄いやりたかったし、パトレイバーのゲームでそれだけに出てくるというAV-5マグナムもどんなのか見てみたいし・・・。　今となっては厳しいのだぜ？」
司祭「しかし、それはもしPC98のこんな機種を出してもらえても、ソフト迄用意してもらわなければ駄目なのでは？」
戯休「そうなんだよねぇ・・・・。」
執事「早々に潰えましたな、その希望は・・・・。」
戯休「悲しいぜぇ・・・。」