EPSON MOVERIO BT-30C

戯休「今日はエプソンのスマートグラス 『MOVERIO　BT-30C』のお話をしましょう。」
公女「あはははははっ！　今年も新製品が出て良かったよねっ！」
姫武者「HMD自体、正直ブームが下火になっているものね・・・。」
戯休「色々なところでVRが話題になった時は、ようやくクる！と小躍りしたもんだけど・・・難しいもんだ。」
女騎士「気軽に使うには煩雑な部分もあるから、取っ付き難い部分は否定できないだろうな。」
侍女「存外煩わしいと感じる方もいらっしゃるそうなのでございますよ。」
戯休「俺みたいに肯定派で推進を望んでいても、PSVRの楽しさや性能は認めつつ、気楽に使おうとは思えないしねぇ・・・。」
黒侍「PSVRはその特性上、相当に煩雑な部類でゴザルしなぁ。」
戯休「その点、エプソンは代を重ねるにつれて利便性を追求してくれてきている有難いスタンスなのだけど、今回もその方向でしっかり改良してくれたと思うのさぁ。」
女騎士「そうは言うが、今まで出ていたシリーズとそう変わらぬ気がするが？」
戯休「グラス部分はね。　だけど今回、自己再生機能を手放した上でUSB-C接続に特化してくれたのよ。」
姫武者「そう聞くと退化したようにも受け取れますけど・・・。」
戯休「そんなことはない。　それにより相当簡略化出来てる。　モニター専用は今までにもあったけど、HDMIにも対応していた分、接続ユニットが個別に必要だったしさ。」
公女「成程ねっ！　持ち歩くものが減るだけで、機動性は段違いなんだよっ！」
戯休「言い換えればスマホとの接続に特化したとも言えるのだけど、今のご時世、もうそれでいいじゃないとちょっぴり悔しいが納得もしてしまう。」
黒侍「他に映像コンテンツを持ち運ぶようなプレーヤーも無いでゴザル。」
侍女「あったとしても、出力することは適わなかったりするのでございますね・・。」
戯休「きちんとシェードが付いているのも有難いの一言。　これがあるとないとでは運用性が違う。」
女騎士「そういうものか？　折角のシースルーが勿体ない様にも思えるぞ。」
戯休「だけどじっくり観たい時には半透明だとやっぱり絵が薄くなるしね・・。　それに、シェード無しだと正面から見れば映像が丸見えだし。」
公女「あはははっ！　他人に見られて問題ないものであっても、どこか気恥ずかしい部分はあったりするよねっ！」
戯休「俺なんかは先日の名古屋と今回の広島、どちらもガッツリ特撮観てたしなぁ・・・。　ちょっぴり照れるクチです、はい。」
黒侍「どちらの仕様もその場で選べるのであれば、必要に応じてどうとでも出来るから助かるでゴザルな。」
戯休「そうして考えると・・・実際そうやって動画を楽しむ俺としては、毎度毎度ながら今回も例に洩れず欲しいと思う訳さぁ。」
姫武者「・・・良い方向に割り切ってくれているのだから、そう思うのも自然よね・・・。」
戯休「勿論、気になる点はあるから、そこも調べてみないと何とも言えないけどね。　何って、バッテリー問題。」
侍女「言われてみれば、これの電源はどうなっているのでございますか？」
戯休「スマホ給電。　これが実に悩みどころ。　普通に考えればこれ以上なくシンプルになるし、俺としても一番好ましいとは思う。」
女騎士「だが、只でさえ足りぬと言われるスマホの電力を、しかも映像表示に提供するとなると・・・。」
戯休「まぁそこまで激しく消費はしないかもしれないけど、それでもスマホ単体のみよりは余計に食うだろうね。」
侍女「こちらに映像出力している際には、本体の映像表示をカット出来れば少しは軽減できるのでございますが・・。」
戯休「試したことはないから、出来るか出来ないかは不明。　まだググってないけど、可能なら有難い。」
姫武者「もし足りなかったら、外部バッテリーを併用して使うしかないわね・・。」
戯休「ところがどっこい、それを繋げるための端子はこれが繋がっているのだぜ？」
黒侍「・・これは盲点。　そう考えていくと、USB-C接続のイヤフォン等も同様の問題を持っているでゴザルなぁ・・。」
戯休「USB-CをUSB-C2口以上にするハブなんて無さそうな気もするしね。」
公女「そこまで長時間を想定していないのかもしれないねっ！　不要という判断も理解は出来るしねっ！」
戯休「俺も段々とそう考えては来てる。　最初はせめてグラス側に充電専用端子を付けてとか、そこにバッテリーを付けたらスマホには給電するとか、そういう風になればいいのにとも思ったけど。」
女騎士「ふふ。　そう都合良くはいかぬものなのだろうな。」
戯休「それでも何かしらの手段は欲しいかな・・・。　そこは頭の良い人達に何か考えていただきたいです。」
黒侍「今回のこれも、同シリーズの後発モデルといった感じでゴザルし、新規筐体になる際には対策されていればいいでゴザルな。」
姫武者「その為にはこのモデルが売れてくれないと。　売れただけ次の機種も気合が入ってくれるはずだわ。」
戯休「繰り返すけど、下火なせいか、店頭体験モデルもしっかり置いてくれるかどうか微妙だしなぁ・・・。　前なんか、置いてあるだけで映らないことが多々あったし。」
侍女「頭の据わりを確認することはとても大事でございますが、見え方の確認も同じくらい重要なのでございます。」
戯休「俺、店頭にこれが置いてあったら、自分のスマホに挿して色々なアプリを試すんだ・・・・。」
公女「何かのフラグっぽく言っているようで、その実全く何にも引っ掛からないセリフだねっ！」
戯休「・・・・・昔、やはり俺の渾身のネタをシースルーされたことはあったよ・・・・・・。」