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戯休「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン！！・・・・・くぅ、一度は言ってみたい台詞の１つ、達成だぁ！」
姫「・・・こう・・客が来ないと油断しきって奥の居間でゴロゴロしていたダメ店主が突然の来客に慌てて飛び出してきた感がありますわね・・・。」
戯休「うん、だから反論出来ないツッコミは控えて戴こうか！！」
旗本「股引、腹巻き、サンダルという姿が浮かぶ様でさえあるというな・・・。」
戯休「やめて自分でも似合うと思っちゃうから！！　さておき今日は遅くなったがのお話をしましょうか。」
姫「それ、発表されてから１週間以上経ってません？　やはり奥でサボリ寝していましたの？」
戯休「サボっていたというより・・・取り上げるか否かで結構迷ってたんだよ。」
旗本「ほう。　何か理由でもあるというのか？」
戯休「一見して分かる通り、前回取り上げたマランツのMODEL M1とクリソツ。　比較が気になるところだろうけど、もう初日にオフィシャルでどう違うこう違うって説明されちゃってるんだよねぇ・・・。」
姫「つまり、主殿が素人知識で何やかんやいう必要が皆無という事ですの？」
戯休「そうなのよ・・。　じゃあ単体としてみるとどうなのかって話をしようとすると、それこそ前回の焼き直しになっちゃうわけで。」
旗本「それは読んでいる方も苦痛になろうな・・・。」
戯休「それでもコメント欄とかで促して貰っちゃったりすると嬉しくなって踊ってしまう自分の小市民っぷりよ・・。　だけどそんな自分がちょこっとだけ好き。」
姫「キモイですわ・・。」
戯休「今に始まった事では無いわ！！　世の中大多数の我らオヤズィはキモウザと認識されて生きている！」
旗本「・・・ワシもか・・・？」
戯休「おっとそいつは後で若い連中に聞いてみてくんな。　で、そうなると自分がどっちが欲しいかって話に持っていくのが自然だと思うのよ。」
姫「そうですわね。　改めて聞きますけど、ガワが違うだけとか、ロゴが違うだけでは無いんですわよね？」
戯休「うん。　タイミング的にもD&M的にもOEMモノって気がするけど、曰く『最初の時点から両ブランド別々に開発しているため、内部構造や音は別物』だそうな。」
旗本「流石に額面通りに受け取るには少々考えてしまうが・・・。」
戯休「まぁ親会社からこんな大きさでこんな機能のある奴を作れって企画だけ下知されたとしたなら分からんでもない。　それでも上部の廃熱仕様とか、偶然でそうなる？！って部分は残るが、考えない方がお互い幸せ。」
姫「ジャンルは限らず、陰謀論とかそういうのに囚われた思考は不幸でしかありませんわ・・。」
戯休「で、判断基準となる違いだけど・・・マランツのほうが約15万円、デノンが約12万円という差がついている。」
旗本「そもそもの金額を考えれば馬鹿にならぬ差だが、な・・。」
戯休「国内の工場で作られているマランツと、ベトナムの工場で作られているデノンの差もあるらしい。」
姫「その辺はまだまだ海外のほうが価格的に有利ですのね。　信頼性は何とも言えませんけど。」
戯休「壊れる壊れないは時の運だし、国内工場だからって部品全てが国産というわけでも無い。　逆もまた然り。」
旗本「どちらにせよ一流会社の製品。　保証もあるのだろうからそこまで重視する事でも無い、か・・。」
戯休「後はガワだね。　樹脂そのままの筐体にパンチングメタル蓋のデノンと、筐体仕上げをちょっとオサレにしつつステンレス蓋のマランツ。」
姫「写真では分かり難いですけど、そういう違いもありますのね。」
戯休「その他、多少の違いはあるけれども、大きな所は同様。　正直・・・これだけでどっちがいいとか言い切れないです、自分。」
旗本「うむ。　外見の話でいうのであればマランツが好ましいが・・・それで判断するには価格差がな・・・。」
戯休「そうするともう、実にオーディオらしい決め方をするしか無い。　即ち、聴いてみて好きなほうを選ぶ。」
姫「真っ当すぎて面白みの無い結論に達してしまいますわね。」
戯休「だからこそ取り上げるか否か迷っていた部分もあるんだってば。」
旗本「現状で比較試聴も出来ぬ身では言及するのも憚られような。」
戯休「だから自分の意見は参考にはしないでいただきたいのを前提で話すけど・・カタログスペックだけの話であれば、自分はマランツかなと思ってる。」
姫「ボンビーなのに見栄張りますわね。」
戯休「うっさいわ。　仮に使うならニアフィールドだろうし、それなら視界にくっきり入るだろう？　だったら仕上げは気にもなるし、ステンレス蓋が微妙に心燃える。」
旗本「手元で使って愛着は湧きやすくはなろうな・・。」
戯休「だけど音的にはどうなんだろう・・・。　どうもやはり会社のカラー通りの音作りがされているらしく、一般的に言われるデノンの音、マランツの音に則した感じなのだとか。」
姫「マランツは華美でなめらか、デノンはカッチリ元気、といった感じですの？」
戯休「無論どういった感想を持っているかは個々の主観によるから必ずしも同じように感じるとは限らないわけで、そこは笑ってスルーして戴きたいところではあるけれど。」
旗本「仮にそうだとしたら主殿はどちらなのだ？」
戯休「・・・・その傾向を言葉だけで判断するなら俺的にはデノンのほうが好みっぽいというのがまた・・・。」
姫「ままなりませんわねぇ・・・。」
戯休「ただ、俺自分でじっくりとマランツのアンプとか使った事ないんだよねぇ。　デノンはあるけどさ。」
旗本「そういう意味でデノンを好みそうと予想出来るとも言えるか。」
戯休「そうなるとマランツをじっくり使ってみたいという欲も出てくるわけでね。　そりゃあハイエンドマランツ軍団には及ばないにしても、入り口の辺りでキャッキャウフフする位なら許されてみたい・・。」
姫「やっぱりキモイですわ・・。」
戯休「とまぁ・・・やはり話がフラフラするだけではっきりと結論も出ないという、約束されたグダグダ回になりましたとさ・・。」
旗本「二ヶ月更新無しで背景が消えるのを阻止したと思えば重畳であろうよ・・。」