月水食堂のお弁当

地産地消と昭和の香りをコンセプトにした安くておいしいお弁当を届けます。

リフレッシュ休暇

2010-08-16 18:04:26 | 日記
3日間の休みが終わった。夏冬の長期休暇は例年5日間くらいあるはずだが、今年のカレンダーからすると長い休みは取れなかった。

でも、休みボケなく仕事に復帰できるのはやはり3日くらいが適当かなと思う。

沢山休暇があると、人間どうしても楽な方へ流れやすいため、だらけてしまうからだ。
結果仕事したくない。会社行きたくねえ~といった悪循環に陥る。

13日は免許書き換えと病院。
14日は、今年就職したばかりの甥リッチモンドが親族に昼食をおごってくれた。

リッチモンドは、自動車ガラスの工場に就職した19歳。気は優しくて力持ち。息子デンゼルとは、とても仲がよいため、私が連れていると二人はよく兄弟に間違われた。

リッチモンドには6つ違いの兄ケインがいるが、3つ違いのデンゼルとの方が遊びやすく、ウマも合うようである。

11時、リッチモンドの愛車で、親戚が営むそば屋に直行。

リッチモンドの母である私の姉リリー、祖母ミッチーナ、デンゼル、私の5人がテーブルに着く。
大学院生の兄ケインは就活に忙しく札幌に残っている。もう一人の従姉妹である死んだ姉の娘、カロリーヌは用事があり欠席。

混み合った店内でメニューを眺め合う。
この店は開店して20年になるが、当時からよくリッチモンドを連れて食べに来た。
その店で、成長したリッチモンドにご馳走してもらえる日が来たなんて。なんだかワクワク、うるうるしてしまった。

私はリリーと同じメニューを選び、アフタードリンクも注文した。

「リッチモンド、ありがとうね。ご馳走さま」

財布を開いてレジに立つ、リッチモンドの広い背中に呼びかけながら胸が熱くなった。

15日、買い物をしに隣街へ繰り出した。

無印良品を散策。帽子とストールを買い、スガキヤでランチ。

スガキヤのなつかしい味 、値段の安さにはほっとする。

中学、高校の頃からよく通ったなあ。

290円でラーメンが食べれるなんて幸せ。
深いだしの効いたスープがたまらない。

昼食を済ませ、書店で買った本を持ち込み、スタバに入る。コーヒータイムだが、だんだん気分が悪くなり帰り際、油汗が出て焦った。

家に帰り着いた時には玄関に倒れこみそうになり、食事はおろか水すら受け付けず、ふらつきながらシャワーを浴び、洗いものも残して床に就いた。

年に何回かこんな症状になる。下痢、嘔吐、食欲不振で起きられなくなる。加齢と過労かな?

朝、体調はまだいまひとつ。今日は仕事を半日で上がらせてもらう。
スタッフのみなさん、ご迷惑かけました。

月曜弁当メニュー

夏野菜のフライ盛り合わせ
(ゴーヤボート なす 南瓜)
もやしと胡瓜の食べるらー油和え

肉の佃煮 パイナップル
浅漬け ふりかけごはん

朝食も取れなかったし、いまひとつ食欲もなかったが、食べたらだんだん体調が戻ってきた。

ゴーヤボートフライは、くりぬいたゴーヤに卵シーチキンサラダを詰め揚げたもの。

もやしと胡瓜のらー油和え、合わせ酢を使いさっぱりしてピリ辛。食欲が出る。

自画自賛になるけど、夏バテ防止メニューだね。自信がつきました。

ビビアンに多謝

2010-08-14 07:19:23 | 日記
ビビアンは寛大で心優しい友人だ。
歯科医院の奥様でありながら派手な生活をするでなく、あらゆる社会問題にアンテナを張り、地域の向上に向けて活動している。

息子二人がまだ大学生で仕送りもあるので、歯医者さんとはいえ、さぞ家計も大変だろうと想像する。

しかし、彼女は外国人や貧しい階層の人たちへのいたわりを怠らず、忙しい時間を割いて支援している。

ビビアンには、ずっとお世話になりっ放しだった。
今日、8月13日は私の誕生日。朝、手製のアレンジフラワー(写真)と中国人のお友達が作ってくれたという杏仁豆腐、具沢山の食べるらー油を届けてくれた。
さらに、すてきな絵本も注文してくれているという。


私がひとり親になる前の辛い時期、彼女は決して前に出ず、そっと陰から支えてくれた。

たとえば息子の三歳を祝っての手作りケーキ。
ハート型をしたチョコレートのケーキにピンクのクッキーがちりばめられた作品だった。
「デンゼル君三歳おめでとう」

デコペンであたたかなメッセージが描かれたケーキ。
食欲のない私が、一口食べ泣けた。あまりに美味しく優しい味に心が揺すぶられたのだ。

泣いて悩んで泣き疲れ、希望を失いかけていた時、ビビアンが玄関先にそっと置いて行った贈り物。

私は、いまだかつて、あれほどおいしいチョコレートケーキを知らない。

ブレーカーパニック

2010-08-13 19:32:03 | 日記
今日から3日間のお盆休み。昨日は台風の影響で大雨だった。
昨日の作業は11時まで。掃除を済ませ、日誌をつけた後は、皆でお楽しみバーベキュー。

三大肉(牛豚鶏)、棒つきフランクフルト、野菜もろもろ、いか、きのこ、焼きそば、おにぎりと豊富な材料が並び、皆の目がぎらりと光る。ホットプレートを二台使って、ガンガン焼きまくりの開始。

メンバーのトムとシルベスタが各鉄板のリーダー。箸とタレの器を持ち、輪になり集まるメンバー。最初はジュージューいい音が響いていた。

が、しだいに…
「なんか音しない。焼けてないよ」
とシルベスタ。
ん?うぬ?もしや?

やばっ!やばすぎ。

ブレーカーがぶっ飛んだ!
青ざめるスタッフをよそに、熱が入ってないつうに、諦めず肉や野菜を置き続ける人。
腹がすいてがまんできず
生で野菜を食べる人。
たれの器を悲しげに見つめる人。

アクシデントをアクシデントと思わず、リアクションなく立ち尽くす八人の面々。

ブレーカーの場所がわからないので、ティファニーが施設管理の社協へ通告。
しかし、駆け付けた三人の職員さんもブレーカーの場所がどこにあるのか誰もわからずしばし呆然。

その間、福祉課の人たちまで来て、皆でまた頭を悩ませる。

うなだれながらも、だんだん冷めて行くホットプレートから離れられないメンバーたち。
意を決して、私は呼びかける。

「隣の部屋で焼くよ。さっ、自分の器持って移動して。それっ急げ!」

隣の部屋、つまり厨房は 停電していなかったので、速やかに移動。リスクを恐れ鉄板は一枚に。

一台で八人では少し大所帯すぎでは?と心配したが、みんなそれなりにマナーを守り食べていた。
そう、盛り皿の量を目で計り、自分の食べれる分を割り出していたのだ。
再度鉄板がジュージューいい音立てている。皆に間にも活気がみなぎる。


そうこうしている間に隣の部屋の電気は復旧。
あ~よかった。
これで安心!
しかし、びびったわ。寿命の縮む出来事でした。

てんやわんやのバーベキューも無事終了。皆、ポンポンのお腹を抱え、お給料の工賃をもらい帰って行きました。

お疲れさま!

告白

2010-08-11 18:15:11 | 日記
話題の衝撃作「告白」は原作も映画も空前のヒットのようである。

でも、私にはこの作品を読んだり、映像で観る勇気がない。
中学生が幼児を殺す。その被害者の母が仇を打つというストーリーは、昨今決して架空の絵空事ではないが、私の中でうまく取り入れ、消化できない気がするのだ。

同じ「告白」でも、ファンキーモンキーベイビーズの「告白」はたまらなく好きだ。

ファンモンことこのグループ。ラップとポップス、ロックをうまく混ぜ、そこに無駄のない軽く、しかし深みのある温かいメッセージを乗せている。

「大好きだ 大好きなんだそれ以上の言葉を もっと上手に届けたいけど どうしようもなくあふれ出す思い伝えるには やっぱ大好き しか出てこない 」

ストレートな歌詞を飾ることなくひたすらぶつけるように唄うボーカル。

テレビのライブ会場でこの曲をファンに向かって唄うのを観た時、私は鮮烈に心を揺さぶられ、年甲斐もなく涙が止まらなくなった。

不器用でひたむきな若い恋。そうだ、とっくに忘れていたけれど、遠い昔 私にもあんな風にまっすぐ自分の思いをぶつけてくれた人もいた。

若いって、それだけで素晴らしい。

もう八月半ば?

2010-08-10 20:13:52 | 日記
火曜の朝ミーティングは、顔マーク元気調べ。
笑顔や泣き顔、怒り顔や平静顔、焦り顔など、幾種類かの表情プラカードがあり、それを選んで自分の気持ちを表現する。

パートのサマンサ。
毎日が忙しく、すぐに夜になり、あっという間に眠りにつくと朝。余裕がなく最近くたくた。もう八月になってしまった。
というような内容で自分の心情を表現。プラカードマークは焦り。

私も同感。なんだかこの夏は忙しい。サマンサのこどもたちはまだ小学生なので、その世話にも追われているのだろう。
私も経験してきただけによくわかるなあ。

しかし、あと3日もすれば盆休みなんだね。
うちの事業所は、開いててなんぼの世界だから、長期休暇は無理。経営に影響するんだなあ。

ほんと早い。毎日があっという間。呆れるくらい早い。

押し寄せる問題との闘いに疲れても休む訳には行かない。
はあ~たった三日の休みだけど、それまで頑張るぞ~!p(^^)q

月曜弁当メニュー

塩焼きそば 揚げ茄子と里芋の田舎煮 きゅうりの海苔佃和え みかん缶

焼肉と鍋物

2010-08-09 19:19:00 | 日記
井戸端ビーンズのムードメーカー、アンジェリーナの企画で
焼肉と鍋物を一緒に楽しめる店「赤から」に集まった。

まずは焼肉。豚とろ、鶏せせり、皮、白コロホルモンなど注文し、ボーボー燃え盛る火であぶる。
スパイスがきいていてめちゃんこ旨い。ありえないほどビールによく合う。

生野菜のサラダも脇を固めてくれる。
サラダ菜と白ねぎの組み合わせ、斬新だね。
ポピュラーなシーザーサラダもたまらない味。

焼肉が終わったら、くっちゃべりながらも即、鍋に移る。ここの鍋は唐辛子の辛さが調節できる。
3辛で行こうとミモザ。
ミモザは、気合い入れて昼ご飯を抜いてきたと言う。食べる気満々。生ビールもお代わり連発。


ピアノ講師のエリーゼは 天然キャラ。細い体だけあって食も細い。いつもドレッシー。

ルイジアの会社はすでに夏休み。うらやましいね。バス旅行に娘と行くのがマイブームらしい。

昭和の香が漂うこの店。
裸電球のまぶしさと鍋の湯気に癒される気分。

生ビールも中ジョッキ二杯がちょうどいいよ。
帰りが電車だってこと考えると悪酔いせずほろ酔いを楽しめる。

帰りの電車に乗り込むと雨足が強まった。
こりゃやばい。サンダルだし、傘は折りたたみ。 家まで歩けるかしら?
不安が募る。

駅に着くと、タクシーがいた。ラッキー!深夜11時15分。いつもはこんな時間にはなかなかつかまらないのに。

迷うことなく乗り込む。
区間が短いのであまりいい顔されなかったけど、構うものかい。タクシー が走り出すともう前が見えないほどの土砂降り。
タクシーさまさまだね。

ほどなく自宅のアパートへ。あ~よかった。無事帰れた。ほっ!
井戸端ビーンズのみんなは無事着いたかな?

県庁となでしこ夕食会

2010-08-07 08:56:21 | 日記
8月5日木曜日。県庁の健康福祉部障害福祉課に行ってきました。

法人の事業所が新体系に移行するための相談に伺ったのです。
うちの事業所が小規模作業所から地域活動支援センターとなり二年と少し。さらにステップアップして就労継続支援B型を目指す予定なのです。

メリットは、地活の場合、通所者の利用時間により給付金が決まっていたのが、時間の長短にかかわらず、一定額給付されるという事。
経営上、これはかなり助かるにちがいありません。
設備、運営の基準など事細かに規定があり、それらをクリアし、申請すれば来年度から正式に就労継続支援B型の事業所としてスタートすることができます。
今はぼちぼちやっている月水弁当の事業も、本格的に拡張することになりそうです。


私の住む町から県庁までは約2時間。

この日は思っていたより暑さも感じず、時折涼しい風も吹いていました。

地活のセンター長レイチェル氏と法人の理事長私とで相談に伺いました。

移動時間を思うと、収穫は……??

でも、まずは一歩ずつです。

帰りに内職の納品をすませ、事業所に着いたのは四時半近くでした。

留守をきりもりしてくれたティファニー&サマンサお疲れさま。

さて、その夜は、ジェンダーと気づきのグループ「なでしこ」久々の会合をエルディムにて。

ささやかに夕食会をしながら近況を報告しあいました。

メニューは、なすの生姜焼 胡瓜とハムのサラダ
コロッケ ハンバーグのトマトシチュー ゴーヤのきんぴら みそ汁 ごはん
オレンジ寒天。


ビビアン、テレサは今までも登場しましたが、中学校勤務のホイットニー はヘルパー経験もあり、穏やかで優しい女性です。

みなそれぞれ手土産を配り、お腹も心も満たされ、笑顔笑顔の3時間。
確かな繋がりを感じ、嬉しくなりました。

なでしこはもう11年になろうとしています。

胃カメラ初体験

2010-08-05 06:48:51 | 日記
水曜今日の薬膳弁当

えびかつ 肉団子のトマト煮込み ゴーヤの玉子とじ 細切り昆布煮付け
白身魚のムニエル オレンジ寒天 古代米 佃煮 漬物 梅干し

☆肉団子のトマト煮込みは柔らかくさっぱりとした味わいでした。

ゴーヤは夏バテ防止にもなります。苦みを取るには、わたをしっかり除き、薄く切り塩でもみ、さらにゆがくと完璧です。


さてわたくし昨日は、検診で精密検査を要請され、恐怖の胃カメラにしぶしぶ初挑戦。

私、口の中や喉が過敏で、あんなものが通されるのは絶対無理だと思ってました。太さ1㎝弱あるというのですからね。

だから万が一やるなら、麻酔で眠りこけて何も知らず終わりたかった。

でも、全身麻酔もリスクあるし、年齢的にも今後どんな試練がくるのかわからないし、この際どうにでもなれとやけくそ気分。この狂った暑さが私を奮い立たせたのかも。

で、観念したんです。さあ、体験してみようじゃないの!皆が一様に口を揃え苦しいと話す胃カメラさんを。

朝の絶食は特に苦痛ではなかった。
時間通りに検査室に向かうと、すぐに中に通される。すでに沢山の老若男女が待っていた。

名前が呼ばれ、まず胃袋をきれいにする液薬を50CCほど飲まされる。次に口の中に麻酔ゼリーを含まされる。飲んではいけない、よく浸透するよう上向き加減でと言われ緊張。飲まないよう喉をしめて。
5分たって吐き出す。

肩に痛みどめ?の注射を打たれ、針を抜いた瞬間強烈な痛みに声がもれる。
「いてえ!なんじゃこりゃ」

30回揉めと言われ、素直に数えていると、
「ぽぽんさ~ん」と呼ばれいよいよ中へ。

寝台に紙のシートが敷かれ、モニターの脇でチカチカ光 を放つ細いホース。不気味さにぞっ!おののく。

「こ、こやつが胃カメラかっ」

信じられない、こんなミクロなカメラが胃の中の粘膜を写しだすとは?

本人確認をということで名前と生年月日を言わされる。
すでに検査室に来て三回めである。
ま、医療ミス多いからね。ナーバスなくらい確認した方がいいだよね。

左を下に横向きになり、マウスピースをくわえさせられる。注意点として力まないよう、ゲップをおさえるよう、深い呼吸でリラックスするよう等言われるが、そんなの無理。

技師は女性で、助手として看護師が一人ついた。

さあいきますよ。頑張って!いきなり口の中に管がぐいぐい押し込まれ、すぐにおえっと吐き出したくなる。

力入れないで!目をあけて!息を吐いて!
我慢して!

さすがにこの修羅場に慣れきったお二人。

どんなにもがいても、うめいても容赦なくカメラを送る手を緩めない。

「し、死ぬ、死ぬ」

麻酔のせいか痛みはない。しかし苦しい。普段はそしゃくした食べ物しか通らぬ食道から胃袋の間を固い管が貫通して行く。

内臓は恐怖におののき、全身が縮み上がる。
技師が叫ぶ。
「ひとつ生検!お願いします! 」

う、検診で影を見せたポリープを切り取るつもりだな?

痛みもなく組織は切り取られて行く。カメラの先端に鉗子が通されて行くらしい。

「さあ、力を抜いて、息を止めて、大きく吐いて。はいっ、これで終わりますよ」
管が抜かれて行く。
入れる時よりずっと楽だ。
渦中にいる時は、この苦しみが永遠に続くのではと死ぬ思いだったが、抜かれて自由になった後は意外にすっきり楽であった。時間にしては25分くらいかな?

はあ~もがいた証に喉から多少出血。苦しかった。でも、なんとか凌ぎました。頑張ったよ。

人生何でも経験だよね。

ゆたか同士会

2010-08-02 18:02:46 | 日記
毎夏、8人~10人ほどで名古屋に集まり会食をするようになり、かれこれ13年が過ぎた。ともに学び仲間として知り合ってからはもう17年が過ぎたかな。

「ゆたか同志会」

メンバーは年齢幅広く30代後半から60間近の女性たちで、幼児教育と福祉を学んだ同志である。

今年の幹事は私なので、アクセスも便利な金山駅近くのホテルレストランを会場に選んだ。

口コミで人気の豪華バイキングである。
とくにスイーツがたまらない。写真を見てね!

8月1日、今日の参加者は、この会の最年長者で元気印のマルガリータ。精力的に人生を謳歌するねえさんだ。

最年少のクリスは二児のママだが、いつまでたっても少女のように愛くるしい。

集合時間を間違えあわてふためいてやってきたのはムードメーカーのペリーヌ。5歳になる一粒種キティを連れて無事到着。

ジョアンとは久々の再会となり感激。
高校教師の夫バーボンと二人で暮らす明るい笑顔の現役保育士だ。

結婚直前まで幼稚園園長を勤めあげたエリーゼ。
息子のデンゼルは、優しくてきれいな彼女が大好きだった。幼い頃からよく遊んでもらいました。

バイキングはとても楽しく、しかし時間制限もあり忙しい。食べながら近況報告したり、あれこれ積もる話もあるからね。

一年ってあっという間です。マルガリータじゃないけど、会が始まってこの13年の間、結婚した人、こどもが誕生した人、それから離婚や転職した人もあった。新しく事業を始めた人も。

それぞれの13年。

仕事が忙しく欠席した三人とは会えず残念だったけど、来年きっと会えるよね。
これからもよろしく!

今日の月水弁当メニュー

豚しゃぶサラダ
茄子と竹輪の天ぷら
もやしナムル
うずら卵の甘辛煮
フルーツ

映画「クロッシング」

2010-08-01 07:47:34 | 日記
朝、一通り家事を終えたら、疲れきってぐったりした。

暑さのせいであろう。
リビングで扇風機にあたりダラダラ横になっていたが、あまりに暑い。
家にいてもエアコンに頼りグータラ寝てばかりになりそうなので、映画館に行こうと思いたつ。

新聞で調べたら、以前からチェックしていた「クロッシング」が公開されている。よしっ!これだ。

「クロッシング」は、脱北者問題をテーマにした重く切ない映画だ。

飢えに苦しむ国民と分断された国家北朝鮮の現実をまっすぐ捉え、当たり前の幸せをつかむため命をかけて国境を越える人々の実態を色濃くえぐった作品。

今も後を絶たない脱北者の数。しかし、現実逃げて生き延びられる人はまれであり、リスクの大きさは想像を絶する。

この映画の主人公、一家の父であるヨンスは元サッカー代表選手だが、今は貧しい炭鉱夫で、結核を患った妻のために薬を手に入れようと一人中国に渡る。が、留守の間に妻は死に、11歳の息子ジュニは父を探す旅に出る。ヨンスは不法労働者として公安に捕まるが、脱北者としてマスコミに出ることで身の危険から守られる。一方ジュニはストリートチルドレンとして暮らす中、捕われの身となり強制収容所送りとなる。

人権のかけらもない過酷な収容所で、ジュニは幼なじみの少女と支え合うが、少女は衰弱死。ほどなく助け出され、ブローカーの案内で父とモンゴルで落ち合う約束に希望を持つ。やっと一緒に暮らせる日が来るのだ。

母が死に孤児となり収容所に送られ悲惨な運命に翻弄されるジュニの、それでも必死に生き延びようとする姿がいじらしく涙を誘う。

なのに、あと一歩というところでまた苦難が襲い、二人を引き裂く。

あまりに過酷で残酷で悲惨でやりきれない結末に心がえぐられる。
砂漠でさまよい息絶えるジュニ。遺体に取り縋る父。
思わず「やめて~」と叫ぶところだった。
涙が止まらず、この憤りをどこにぶつけていいかわからない。

この映画は架空の物語でも、よその国の出来事でもないのだ。フィクションでありながら現実の
北朝鮮を浮き彫りにしているから。

実際の脱北者たちに綿密なインタビューを重ね、危険を冒して完成したこの作品。
よくぞ撮ってくれたと、キムテギョン監督にはただただ感謝し、この映画が一日も早く北朝鮮を変えるきっかけとなることを祈るばかりである。