月水食堂のお弁当

地産地消と昭和の香りをコンセプトにした安くておいしいお弁当を届けます。

伸びしろ2

2011-11-19 09:15:23 | 日記
念願だった高橋優さんの コンサートに行った。

場所は名古屋のとあるライブホール。オールスタンディング席。

すし詰め状態の小さな会場に隣と肩が触れ合う近さで並ばされかなり窮屈だったが、ライブが始まると苦痛さを忘れ優ワールドにのめり込んだ。

高橋優は27歳のシンガーソングライター。大学生の頃より路上で歌い続けてきたが、念願のメジャーデビューを果たし一年の新星。

彼には伸びしろがある。果てしない才能を感じる。

その彼のつくる曲はすごい。どれも心の琴線に触れ、魂を深く揺さぶる。切なく、優しく、それでいて力強い。

私のblogでも今まで何度か優さんの名前を出した。今年は辛く苦しい出来事が自身の身の上にも沢山押し寄せ何度かつぶれそうになった。

しかし、優さんのデビューアルバムが私の心に明かりを灯した。

表現するってすごいなあ。こんなに多くの人の心を一瞬に掴んで離さない。

ライブは百点満点。声もきれいで歌声は力強く選曲もメリハリがある。
併せてMCも楽しく和んだ。

まさに会場が優ワールド全開で一つに溶け、熱い熱い夜だった。

優君ありがとう。本当に素晴らしい夜でした。

0.02

2011-11-19 06:18:42 | 日記
木曜日最終の支援計画アセスメントはケンウッドでした。

無理と思いながら視力の弱ったケンウッドに再度働きかけたこと、それは…

一度眼科に行き、検査と診察をしてもらおうよ、私が付き添うから。

以前のケンウッドなら、そんな誘いには頑固に口を閉ざし、目を伏せていた。それが…

は、は、は、はい…

私は一瞬耳を疑う。え?医者嫌い、知らない場所嫌いのケンウッドが「はい」と!

ケンウッド、保険証持ってる?

…さ、探してみます…

ほとんど自分から言葉を発することなく、簡単な問い掛けにも意に添わなければ貝のように口を閉ざす彼の口から「探してみます」?!

じゃ、また持ってきて。

ケンウッドにそう言いながら、私は夢を見てるような思いだった。

そして今朝。

ケンウッドは私を遠くから見つめ、レジ袋を差し出した。

中には真新しい保険証が!
胸が熱くなった。

よし、今から行こう!

思い立ったが吉日。こんなチャンスは二度とない。午後からの会議の他には、今日とくに追われる仕事はなかった。

朝のミーティングを終え、なんだかウキウキしながらケンウッドを車に乗せ出発。町の眼科へ。

視力検査、眼圧検査、診察、眼鏡の度を調べる検査。医師や検査技師に対し、

彼は言葉があまり出ませんが、質問への受け答えはできます。と説明。

眼圧検査になかなか目が開けず苦心。しかし根気よく指導してくれ、私も脇で励ます。

視力は0.02です。かなり悪いですね。でも本人の負担を考えてあまり度の強いものは避け0.6で処方しましょう。

眼鏡を作るかどうかはまず保留。早速、いつも力を貸してくれる相談支援専門員のジュールさんに報告と相談。
彼の生活費は離れて住むお姉さんが管理しているから。

そのお姉さんにも家庭があり、実家には今施設入所中の認知症の父母、そしてC判定のケンウッドがいる。

民生委員や福祉課からの連絡、頼み事はお姉さんに行き、彼女もいっぱいいっぱいなのだ。

一度ケンウッドの支援検討会議をした時、つらそうにうつむいていた横顔が忘れられない。

しかし、近々なんとか彼女に会って話したい。

弟さんは弱視の中、一人暮らしと作業所に通う事を頑張っている。決してお姉さんだけに負担はかけないし、応援するから安心して。どうかケンウッドに新しい眼鏡を作るお金をご用意ください。0.02から0.6の視界を与えて下さい。と。