恋愛は人の隠れた心と闇をむきだしにする。逃げながら二人は退路を断った。最初で最期の恋だったのだと思う。追い詰められることが生きた証であるかのような人生。
当たり前の幸せが遠い悲しい運命。
映画「悪人」を改めて観た。
何度観ても衝撃的な作品で、どっぷりと日常に浸かる厭世観。ひしひし伝わる閉塞感。
若いふたりに大きな楽しみはなく、打開できない日常そのものの中で、逃避行という非日常を求めていた。
幸せ、安心感、当たり前の幸せをつかむスキルもチャンスもなかったのだろう。
深津絵里の演技は鳥肌もの。
樹木希林、柄本明は、キャラそのものが演技なくとも表情だけで揺さぶりかける。
この三人がすごいから宮崎美子がかすむ。
主役の妻夫木君は悪くない。ただこの三人がすごいだけ。
妻夫木君は人相いいから物足りないと、悪人顔には山田孝之の方が不気味さを醸しだすのだろうけど、私的にはやはり妻夫木君がいいな。
隠れ家だった灯台の下で、朝陽を深津絵里にプレゼントした時のシャイなドヤ顔は、とてもキュートでよかったからね。
バッサバッサの睫毛もね。
当たり前の幸せが遠い悲しい運命。
映画「悪人」を改めて観た。
何度観ても衝撃的な作品で、どっぷりと日常に浸かる厭世観。ひしひし伝わる閉塞感。
若いふたりに大きな楽しみはなく、打開できない日常そのものの中で、逃避行という非日常を求めていた。
幸せ、安心感、当たり前の幸せをつかむスキルもチャンスもなかったのだろう。
深津絵里の演技は鳥肌もの。
樹木希林、柄本明は、キャラそのものが演技なくとも表情だけで揺さぶりかける。
この三人がすごいから宮崎美子がかすむ。
主役の妻夫木君は悪くない。ただこの三人がすごいだけ。
妻夫木君は人相いいから物足りないと、悪人顔には山田孝之の方が不気味さを醸しだすのだろうけど、私的にはやはり妻夫木君がいいな。
隠れ家だった灯台の下で、朝陽を深津絵里にプレゼントした時のシャイなドヤ顔は、とてもキュートでよかったからね。
バッサバッサの睫毛もね。