月水食堂のお弁当

地産地消と昭和の香りをコンセプトにした安くておいしいお弁当を届けます。

映画「コクリコ坂から」

2011-09-03 09:48:42 | 日記
久しぶりに映画を観に行った。「コクリコ坂から」

サブタイトル「上を向いて歩こう」は映画の中身とあまら関係ないとの批判の声も聞こえるが、昭和38年の湘南が舞台で、団塊世代の高校生を描いている。なんか日本全体が熱い時代だったんだね。三無主義(無気力、無関心、無感動)と揶揄された私が高校生だった時代はもちろん、今の高校生ともかなりギャップを感じる。坂本九さんのヒット曲を出すことで昭和の色を強調したかったのかな?

海、空、陸というわかりやすい名前の三姉弟の長女海は、船乗りの父の帰りを信じながら毎日高台にある自宅の庭先で父のために旗を上げることを怠らない。また自宅は下宿屋であり、下宿人らの賄いを一手に引き受ける頑張り屋の女子高生。
母とは死別し、祖母がこどもらの成長を見守っている。

海は友人からメルと呼ばれふしぎだったが、ああフランス語で海はラ・メールだからだなと気づき、ちょっと複雑。凝っているというべきか、気取ってるというべきか。

宮崎駿映画には必ずメルみたいな芯の強い女の子とちょっと硬派でまっすぐなイケメンが登場する。

二人の淡い恋物語が主だが、この映画は二人の生い立ちに運命のいたずらを与えているらしかった。

しかし、佳境に入る間際、なんてこった!全編わりに単調な運びだったせいか、私はついうとうとと。

気づいたときには手嶌葵 のエンディング曲で目が覚め、映画は終わりになってしまった。

ま、いいか。カナリア歌姫手嶌葵の囁くような美しいあの歌は最高だからね。