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懐かしの遊び(3) 角打ち(かどうち 通称:カド)

2008-02-08 21:26:35 | 懐かしのもの・風景
 「私の記憶を保管する」というこのブログの主旨に則り、不人気の記事ではありますが(^^ゞ「懐かしの遊び」のシリーズを続けます。今日は「角打ち(通称:カド)」についてです。

 「角打ち」は「バットを使わない野球」のようなもので、三角ベース(1塁・2塁・本塁のみ)でプレーされます。ただしホームベースはなく、階段のある場所でプレーされ、階段がホームベース代わりです。使われるのはソフトテニス用のボールだけです。

 守備側にはピッチャーもキャッチャーもいません。その代わり、後述しますが「前衛」(「バント処理係」)を置くことが多いです。

 攻撃側は階段にボールを打ち付け、その跳ね返ったボールが「打球」となります。あとは野球と同じルールです。階段とボールの当たる角度によって、打球がゴロになったりフライになったりするところが面白いんです(^o^)
 ファールが3本でアウト、そしてもちろん3アウトで攻守交替です。
 階段にランナーが戻ると得点。通常は下から2~3段目くらいの段を踏まなければなりませんでした。バックホームは、ランナーが着くより先に階段にボールが当たればアウト。アウトかセーフかではしょっちゅうモメました。

 ソフトテニスのボールが使われるので、どんなに強く打ち付けても、フライでもそれほど遠くへは飛ばず、狭い場所でも遊べます。それでも、体力のある強打者(昔どこにでもいた、「ジャイアン」や「ゴリライモ」タイプの体格のいいガキ大将)は大きなフライを打つことができました。

 ゴロの場合は、もちろん守備側は打球を処理します。打球の強さを加減し、守備側のミスを誘う「チョロ」(つまりバント)という作戦があり、守備側は弱い打球を処理するための「前衛」を置くことで対処します。しかし、逆に「前衛」を狙って強い打球を打つ作戦もあり、その駆け引きはかなり高度(?)です。

 私が通っていた小学校は、15段くらいの階段の上に校舎が建っていた(階段以外の部分は花壇でした)ので、この遊びをするのに適していました。ボール1つで遊べ、守備には4~5人で充分(両チームで10人以下で済んでしまう!)なので、ずいぶんと盛んになりました。

 小学校5年生の時の担任の先生が、ルールの完成度にしきりに感心し、時々一緒に遊んでくれました。でもこの先生は体育が得意で、先生が入るとウマ過ぎて、子どもとの差があり過ぎて盛り上がらなかったんですが‥‥^^;
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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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遊び今昔 (モデラート)
2008-02-09 18:14:10
大佐殿

>不人気の記事ではありますが(^^ゞ「懐かしの遊び」 のシリーズを続けます。

シリーズを毎回楽しく拝読しています(笑)。
仕事で小学生と関わることがあるのですが、私が小学生の頃にやったボール遊びとほぼ同じものを今の子供たちもやっていて驚いたことがあります。
けれど遊びの名前が全然違うので面白いなぁと思いました。
私のときは、ガンバコって言いましたが今はシスとかミスとか言ってます。
こういう遊びはどのように受け継がれていくのかなとちょっと興味があります。

>アウトかセーフかではしょっちゅうモメました。

モメたときはどのように解決していたのでしょうか。
私の周りの小学生は、キックベースなどでアウト、セーフをモメたときは、「アウトセーフよよいのよい」って言ってジャンケンしてます。
初めこれを聞いたときは笑ってしまいました。

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アウト/セーフの判定 (get_better4uまたは自由人大佐)
2008-02-09 20:50:14
 モメた時は、やり直していたような記憶が‥‥。「今のノーカン(=ノー・カウント)な!」というセリフが脳裏にこびりついています。

 この「懐かしの遊び」シリーズは、アクセス解析をすると、非常に数値が低いんです。まぁ、検索からご覧になる可能性は低いでしょうから、読んでいらっしゃるのは常連の方ばかりかな、と‥‥。

 まだまだしばらく続きますので、よろしければお付き合いください。
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