「東映まんがまつり」のプログラムがそのままDVDで復刻されるというニュースを最近知って、個人的にちょっと盛り上がっております。
で、子どもの頃に見た、東宝と東映の興行についての思い出を綴ります。
私が先に触れたのは、東宝の「チャンピオンまつり」でした。当時住んでいた柳原から近いところ、そして中心的な「サンロード商店街」にあったことから、千住東宝の場所を両親が知っていたんです。
‥‥とはいえ、最初に行ったのは、友だちのUくんのお母さんに連れて行ってもらった昭和45('70)年夏の『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣』でした(^^ゞ
Uくんのお母さんには、Uくんの親戚の家にもいっしょに行っちゃったり、その時にサンダーバードの「0X号」のプラモを買ってもらったり、お昼ご飯をしょっちゅうご馳走になったりと、ずいぶんとご迷惑をおかけしていました。その度に母が恐縮していたのを思い出します。
初めて映画館で見た怪獣映画は迫力でした! 子どもたち(私とUくん。Hくんもいたかな?)は大満足(^o^) 合計3時間の上映時間に付き合わされたUくんのお母さんは、どんな風に思ったのでしょう‥‥(^^ゞ 帰りはすっかり夕焼けだったのを覚えています。
次は翌昭和46('71)年夏の『ゴジラ対ヘドラ』。これは父に連れて行ってもらったのかな? ちょっと記憶が曖昧です。なんといっても「ヘドラ」ですからネェ‥‥。子どもにはよくわからない、シュールさばかりが印象に残ったので、周辺の記憶がありません(^^ゞ
こんな(^^;)映画に付き合わされた父の心中やいかに? 怪獣映画には二度と連れて行ってはくれませんでした‥‥。でも、『ノストラダムスの大予言』は一般映画だと思って連れて行ってくれたんですが(^o^)
次は翌昭和47('72)年夏の『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』でした。春休みにも「チャンピオンまつり」があることを知らなかったので、『ゴジラ対ガイガン』は見逃してしまいました。
この映画は母が連れて行ってくれたのだと思います。千住東宝に母と行ったのは、これと『女王蜂』でした。
この時のパンフには特撮の技法について解説されたページがあり、マスク合成についての知識を得たことを覚えています。
次は昭和48('73)年春の『ゴジラ対メガロ』。ジェットジャガーに萎えてしまった作品です^^; 併映の『飛び出せ!青春』や『パンダ・コパンダ 雨降りサーカスの巻』の方がおもしろかったような‥‥。石橋正次さんが好きでしたから。
この年からは友だちと子どもだけで行っていました。ホントは、駅向こうに子どもだけで行ってはいけないきまりがあったのですが(^_-)-☆
子どもだけで行くと、いろんなことを好きなだけできるので、印象が強いですネ。朝一番の興行から見るために開館前から並んでいました。
千住東宝は、サンロード商店街の通りから長い通路のようなところの奥にありました。それがなんだか「特別な気分」を盛り上げてくれます。その通路の奥の右に券売所、左側に入り口がありました。
席を確保したら(今と違って、早い者勝ちでしたから)、売店でパンフ(当時は「プログラム」と呼ばれていました)と飲み物(長く持たせるには炭酸系は気が抜けるし、ぬるくなると不味いので、「パレードコーヒー」か「チョコップ」のようなコーヒーっぽいものがGOOD。紙コップにビンを逆さにして注いでくれるのがなんか良かった)を調達します。売店は階段下のスペースだったように記憶しています。
あとはパンフを読みながら上映開始を待つだけです。
帰りは友だち達とジェットジャガーの悪口を言いながら帰りました(^o^)
で、この年の夏の「チャンピオンまつり」は、リバイバルの『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』だったのでパスしました。ミニラがどうしても好きになれないのと、リバイバル作品だったからでしょうか。その辺りの理由は思い出せません‥‥(^^ゞ
その代わりといってはなんですが、初めて千住東映の「まんがまつり」に行きました。場所が日光街道の近くで柳原からは遠く、わかりづらい場所だったので、母に連れて行ってもらいました。目当ては『マジンガーZ対デビルマン』です。その頃は『仮面ライダーV3』はあまり見なくなっていました‥‥。
初めて行った千住東映は、東宝の客層との違いに驚きました。それぞれの作品が始まると、子ども達が主題歌を競って熱唱するのです。東宝ではそんなことはなかったよなぁ‥‥。もしかすると、テレビでより人気の高い作品が多い東映ならではの現象なのかもしれません。自社制作のテレビ作品を持っていない東宝は、タツノコプロや円谷プロ、東京ムービーの作品が集められていましたから。
昭和49('74)年は春の『ゴジラ対メカゴジラ』は見ました。併映のフィンガー5の映画とともに、気分はすっかりオキナワでした(^o^)
同年夏の東映もフィンガー5。当時はそんなことは知りませんでしたが、こちらは石森章太郎先生が演出されたそうで。メインの『マジンガーZ対暗黒大将軍』でボロボロになるZに衝撃を受け、内容はほとんど記憶にありません‥‥(^^ゞ ライダーの方もほとんど記憶に無し‥‥。それほど、Zが戦闘獣に負けてしまうことがショックだったんだなぁ‥‥。あれ? この時はだれと行ったんだっけ?
この年は、夏の東宝は『ノストラダムスの大予言』と『ルパン三世 念力珍作戦』の興行でした。これは久々に父と見に行きました。父はまたしても渋い顔をしてたっけ‥‥。これ以後、父と映画館に行ったことはありません‥‥。
昭和50('75)年は春の「チャンピオンまつり」しか見ていません。『メカゴジラの逆襲』よりも『新八犬伝』が嬉しかったような。アグネスも記憶に無いな‥‥。
そして、こういう上映形態の映画を見たのもこれが最後になりました。
で、子どもの頃に見た、東宝と東映の興行についての思い出を綴ります。
私が先に触れたのは、東宝の「チャンピオンまつり」でした。当時住んでいた柳原から近いところ、そして中心的な「サンロード商店街」にあったことから、千住東宝の場所を両親が知っていたんです。
‥‥とはいえ、最初に行ったのは、友だちのUくんのお母さんに連れて行ってもらった昭和45('70)年夏の『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣』でした(^^ゞ
Uくんのお母さんには、Uくんの親戚の家にもいっしょに行っちゃったり、その時にサンダーバードの「0X号」のプラモを買ってもらったり、お昼ご飯をしょっちゅうご馳走になったりと、ずいぶんとご迷惑をおかけしていました。その度に母が恐縮していたのを思い出します。
初めて映画館で見た怪獣映画は迫力でした! 子どもたち(私とUくん。Hくんもいたかな?)は大満足(^o^) 合計3時間の上映時間に付き合わされたUくんのお母さんは、どんな風に思ったのでしょう‥‥(^^ゞ 帰りはすっかり夕焼けだったのを覚えています。
次は翌昭和46('71)年夏の『ゴジラ対ヘドラ』。これは父に連れて行ってもらったのかな? ちょっと記憶が曖昧です。なんといっても「ヘドラ」ですからネェ‥‥。子どもにはよくわからない、シュールさばかりが印象に残ったので、周辺の記憶がありません(^^ゞ
こんな(^^;)映画に付き合わされた父の心中やいかに? 怪獣映画には二度と連れて行ってはくれませんでした‥‥。でも、『ノストラダムスの大予言』は一般映画だと思って連れて行ってくれたんですが(^o^)
次は翌昭和47('72)年夏の『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』でした。春休みにも「チャンピオンまつり」があることを知らなかったので、『ゴジラ対ガイガン』は見逃してしまいました。
この映画は母が連れて行ってくれたのだと思います。千住東宝に母と行ったのは、これと『女王蜂』でした。
この時のパンフには特撮の技法について解説されたページがあり、マスク合成についての知識を得たことを覚えています。
次は昭和48('73)年春の『ゴジラ対メガロ』。ジェットジャガーに萎えてしまった作品です^^; 併映の『飛び出せ!青春』や『パンダ・コパンダ 雨降りサーカスの巻』の方がおもしろかったような‥‥。石橋正次さんが好きでしたから。
この年からは友だちと子どもだけで行っていました。ホントは、駅向こうに子どもだけで行ってはいけないきまりがあったのですが(^_-)-☆
子どもだけで行くと、いろんなことを好きなだけできるので、印象が強いですネ。朝一番の興行から見るために開館前から並んでいました。
千住東宝は、サンロード商店街の通りから長い通路のようなところの奥にありました。それがなんだか「特別な気分」を盛り上げてくれます。その通路の奥の右に券売所、左側に入り口がありました。
席を確保したら(今と違って、早い者勝ちでしたから)、売店でパンフ(当時は「プログラム」と呼ばれていました)と飲み物(長く持たせるには炭酸系は気が抜けるし、ぬるくなると不味いので、「パレードコーヒー」か「チョコップ」のようなコーヒーっぽいものがGOOD。紙コップにビンを逆さにして注いでくれるのがなんか良かった)を調達します。売店は階段下のスペースだったように記憶しています。
あとはパンフを読みながら上映開始を待つだけです。
帰りは友だち達とジェットジャガーの悪口を言いながら帰りました(^o^)
で、この年の夏の「チャンピオンまつり」は、リバイバルの『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』だったのでパスしました。ミニラがどうしても好きになれないのと、リバイバル作品だったからでしょうか。その辺りの理由は思い出せません‥‥(^^ゞ
その代わりといってはなんですが、初めて千住東映の「まんがまつり」に行きました。場所が日光街道の近くで柳原からは遠く、わかりづらい場所だったので、母に連れて行ってもらいました。目当ては『マジンガーZ対デビルマン』です。その頃は『仮面ライダーV3』はあまり見なくなっていました‥‥。
初めて行った千住東映は、東宝の客層との違いに驚きました。それぞれの作品が始まると、子ども達が主題歌を競って熱唱するのです。東宝ではそんなことはなかったよなぁ‥‥。もしかすると、テレビでより人気の高い作品が多い東映ならではの現象なのかもしれません。自社制作のテレビ作品を持っていない東宝は、タツノコプロや円谷プロ、東京ムービーの作品が集められていましたから。
昭和49('74)年は春の『ゴジラ対メカゴジラ』は見ました。併映のフィンガー5の映画とともに、気分はすっかりオキナワでした(^o^)
同年夏の東映もフィンガー5。当時はそんなことは知りませんでしたが、こちらは石森章太郎先生が演出されたそうで。メインの『マジンガーZ対暗黒大将軍』でボロボロになるZに衝撃を受け、内容はほとんど記憶にありません‥‥(^^ゞ ライダーの方もほとんど記憶に無し‥‥。それほど、Zが戦闘獣に負けてしまうことがショックだったんだなぁ‥‥。あれ? この時はだれと行ったんだっけ?
この年は、夏の東宝は『ノストラダムスの大予言』と『ルパン三世 念力珍作戦』の興行でした。これは久々に父と見に行きました。父はまたしても渋い顔をしてたっけ‥‥。これ以後、父と映画館に行ったことはありません‥‥。
昭和50('75)年は春の「チャンピオンまつり」しか見ていません。『メカゴジラの逆襲』よりも『新八犬伝』が嬉しかったような。アグネスも記憶に無いな‥‥。
そして、こういう上映形態の映画を見たのもこれが最後になりました。
東映はテレビコマーシャルも流れていて、かなり知名度がありましたからね~。
私も一度だけ「東映まんがまつり」に行ったことがあります。
札幌に住む母方の祖父に連れて行ってもらって、「龍の子太郎」という民話を見ました。本命は併映のピンクレディーの短編物でしたけどね・・・。内容はまったく覚えてません・・・。
帰りに三越の食堂でカレーライスを食べ、地下鉄の大通駅で迷子になったのも今となっては懐かしい思い出です。(ちょっと記憶があいまいだけど)
第一ドラえもん台頭までアニメが弱かったと言い得るし
ところで唯一の怪獣映画のガッパという例は有るが日活は基本的に例外としつつ後のガンダム前の松竹や旧大映にはこういう興行は無かったんだったっけかな
映画だけではなく、それにまつわるエピソードも含めて「映画を見る」というイベントでしたよネ。
東映の方が元祖ですが、東宝もハデに興行していました。ただ、東映とは違って自社制作の子ども向けプログラムが少なかったのは辛かったところでしょう。
>ガッツさん
記事本文や北国の人さんへのコメントに書いたように、東京ムービーやタツノコプロ、円谷プロの作品が多数を占めたプログラムだったので、「チャンピオンまつり」のソフト化は難しいでしょうネ。
松竹や大映にはこういう興行形態は無かったと思います。
東宝チャンピオンまつり、映画館が東宝の方がおっきかったのとゴジラをやるので東映より好きでした。
いつも近所のお兄ちゃんとおばちゃんに連れて行ってもらっていました。映画館の上に展望レストランがあってエビピラフを食べさせてもらうのが楽しみでした。
中学生になって洋画を見に行くようになっても友達とエビピラフを食べに行ったものです。
この前ニュースで関西の県庁所在地で映画館がないところはうなみの通っていたまちだけやとやっていました。昔はピンク映画館も入れると4館もあったのになぁ。
映画会社系の単館映画館というのは札幌市内から消滅したのではないでしょうか。(ちなみに東宝プラザは直営ではなかったと思う)残るのは独立系だけになったようです。
でも、そういう所で見てみたい作品が結構あったりするんだなぁ・・・。
サッポロファクトリーやJRタワー(札幌駅)に大きなシネコンが出来てから急速に映画館が減ったような気がします。
千住も東宝、東映、日活、そして名画座のミリオン座の4館ありましたが、今は無くなってしまいました。そもそも、近所で映画が見られるというのは、かなりの贅沢だったのかもしれません。
>北国の人さん
大きな映画館でも、シネコン台頭の波には勝てないようです。最近はネットで事前に座席予約をして映画を見に行くようになってきました。『スターウォーズ』のように行列をつくって、しかも立ち見で見た映画が懐かしいです。
コメントしてしましました!
私は大阪在住なのですが千住東宝には思い出があります。
実は千住東宝の横におじいちゃんが住んでたんです。
夏休みや春休みになるとおじいちゃんの家に遊びに行くたびに千住東宝で東宝チャンピオンまつりに行ってました。
一番覚えてるのは「ゴジラ対メカゴジラ」
と「血を吸う薔薇」でした!
チャンピオンまつりは家が映画館の横なので
毎日通ってった気がします。
最近は、サンロード商店街は駅前の再開発の影響か、お店が急激に替わりました。ネット通販の影響もあるかもしれませんが、「誠商会」が廃業し、跡地にホテルが建っています。
千住東宝の辺りもずいぶんと変わりました。あの風景は記憶の中にしかありません。