さて、2008年になりました。
懸案であったコミックマーケットは持ち込み分すべて完売の成功裏におわりまして、たっぷりと寝正月ならぬドリャクエ正月を送りましたな。今のところニワトリの人を倒すのに16ターンかかるという状況です。
で、今年は細かい愚痴から入りたいと思います。
年末に横浜のデパートに行ったんですな。確かクリスマスちょっと前だったのですごく混んでいたわけですよ。もう、なかなかエスカレータに乗れないぐらいの状況ですね。そういう感じに混んでいるのに、何だか知らないけどエスカレータの右側に誰も乗らない。エスカレータを歩いて上る奴のために律儀にあけてるわけです。
私はどちらかと言えば「エスカレータを歩く奴のためにあけておく必要はない派」ですが、別に原理主義者ではないので、いかなる場合でも必ずこうしろとか言う気はありません。ただ、こういう阿呆な状況はいかがなものかと思いますね。たとえば駅では、電車の発車時刻が迫っていたりして急ぐのはじゅうぶん理解できますので急ぐ人のためにあけておくのもアリでしょう。特に朝は全体的に急ぎ度が高いですからねえ。しかし、午後のデパートで寸刻を惜しんで急ぐシチュエーションって何ですか。まあ年始だったら福袋の発売とかいろいろあって急ぐケースもあるでしょうが、特にそういう状況でもないのであれば、レストランの予約に間に合わないとか友人との待ち合わせに遅れそうとか、そういう非常に特殊な状況ぐらいしかないのでは、と思います。そういうレアケースのために、たいへんな混雑を引き起こしつつエスカレータの輸送性能を半分しか機能させず、馬鹿のひとつ覚えみたいに機械的に右側を使わないであけておくというのは愚かだと、私は思うのですがどうでしょう。
なので私はこういうケースのときは割と平気で右側に立っていたりします。そうすると、どけとか言う奴がいるんですよね。不思議なことに、この手のどけ的発言をうけるのは決まってデパートのエスカレータで、決まってオバサンです。なんか闇の組織とか関与してるみたいな感じです。
どうもこいうい連中って、無思考的に他者に自分の「常識」を押しつけるようなんですが、何が腹立つってものを考えていない奴の干渉ってのは非常に腹立ちますな。繰り返しますが私は原理主義者ではないので、しかるべきロジックで納得すれば即座に態度を変えますが、そういう人からちゃんとした理論を聞くことはあまりありません。ちなみに言えば、エスカレータの右側あけ(関西では左らしい)については、安全面や機械的仕様として想定していないというメーカー・技術者サイドからの意見、急いで駆け上がりたい奴は階段を使うべき等の意見のほうが説得力をもつように、私は感じています。
現代日本では自分の意見の押しつけはあまりイクナイとされていますが、無思考的に自分の常識を押しつけることは世界的にはむしろ多数派です。韓国なんかの儒教的思考ではむしろ自分の考えを押しつけるのがあたりまえというか倫理的行動みたいですし、昨今のオーストラリアの捕鯨に対する誹謗なんかまさにそういうものでしょうね。例のオーストラリアの動物虐殺についての動画(http://jp.youtube.com/watch?v=e8lvep0-Ii0)とか見ましたが、哺乳動物の絶滅の記録保持とか絶滅危惧種の虐殺とかカンガルー撃って袋から赤ん坊引っ張り出してカカトで踏みつぶすとか、あれほど悪逆非道なことやっててそういう誹謗中傷するか? という感じですね。相手は無思考的態度の「常識」とかそういう感覚的というか昆虫みたいなレベルで自己の考えを押しつけてきますから話になりません。まあ困ったもんですね。