GEN事務局会田の大同活動日記

中国黄土高原でのGENの活動や、現地の人々の生活をお伝えします。

発展には道理がある

2007年08月16日 | 農村の風景
昼食をとるために、獅子屯郷の郷政府を訪ねました。獅子屯郷の入り口に大きく掲げられた看板。大都市の写真をバックにトウ小平の写真とともに「発展には確固たる道理がある」のメッセージが。発展して豊かになるんだという意気込みを感じます。
しかし23の村がある獅子屯郷は、やはり今年はどの村も10年来に一度の厳しい干ばつに見舞われているそうです。春先以降、4月、5月はまとまった雨がほとんどなく、5月末、7月、8月にそれぞれ一度ずつ、合計41mmしか降っていないとのこと。例年だと郷全体の一人当たりの平均年収は約1,800元(約3万円)ですが、今年は一人当たり1,500元に下がる見込みだそうです。
中でも一番貧しい村の一人当たりの年収は900元(1万5,000円)です。
今では街に出稼ぎに行き肉体労働に従事すれば、一日60元から70元を稼げるため、若者はほとんど村を出てしまい、今残っているのは60歳以上の高齢者ばかりです。


最新の画像もっと見る