GEN事務局会田の大同活動日記

中国黄土高原でのGENの活動や、現地の人々の生活をお伝えします。

オリンピックまであと一ヶ月

2008年07月08日 | Weblog
 急に暑くなりました。あっという間に7月です。そして北京オリンピックも一ヵ月後に迫りました。いよいよです。
 もともと中国は1990年代初頭に2000年のオリンピックに立候補していて、当時私は北京に居たのですけれど、中国国内の情報では北京はずっとシドニーをリードしていて、ほぼ北京で決まり!と思われていたのに、最後の最後でシドニーに確か二票差で負けてしまったという経緯がありました。(中国では某○○○○国の嫌がらせに違いない・・という根強い説がありましたが・・)。大勢の中国人学生が大学の寮の一室に集まって、開催国決定のニュースを固唾をのんで見守ったのに、結局シドニーに決まってしまい・・、翌日街中の人がショックを受け、肩を落としていた風景が今も脳裏に焼きついています。それから苦節20年、中国にとっては念願のオリンピックがいよいよ始まるんだなあと感慨深い気がします。
 それにしてもいよいよというときに、中国国内では様々な問題が噴出していて大変です。とにかく無事にオリンピックを乗り切りたい、ということで各方面の規制が強化されていて、動きづらいです。先日大同に聖火リレーが来たときも、人は外出禁止、車も走行禁止で大同事務所はみんな出勤ができず仕事になりませんでした。一般人が自由に見ることができない聖火リレーってやる意味があるのかな。
 洞爺湖サミットもテロを警戒して地元ではいろいろと不便なことが多いようですけれど、北京では今後、パラリンピック終了まで2ヶ月以上も、車両のナンバー規制や、旅行の自粛、工場の操業一時停止などが続くのですから大変です。規制の内容もくるくる変わっていて、こちらも今後の見通しが立たず困っています。でもやっぱりオリンピックはスポーツの祭典ですから、4年間北京を目指してがんばってきたスポーツ選手のためにも、無事にオリンピックを迎え、成功裏に終わってほしいなあと心から思っています。

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