GEN事務局会田の大同活動日記

中国黄土高原でのGENの活動や、現地の人々の生活をお伝えします。

新果樹園「かけはしの森」進捗状況

2006年11月29日 | かけはしの森
今年の夏から、新果樹園プロジェクト「かけはしの森」がスタートしています。この新果樹園は、有望な新品種の果樹を試し、普及していくことを主な目的とし、アンズ、スモモ、リンゴなどの果樹を栽培します。またGENは近い将来の現地の自立を目指していますが、この果樹園での収入によって、その他のプロジェクトを経済的に支えることができれば、現地の自立という面でも大きな意義を持ちます。
またこのプロジェクトは、自治労大阪府本部と経団連自然保護協議会の助成をいただいています。

先日大同事務所より「かけはしの森」の現状報告写真が届いたので、ご紹介します。

こちらは7月16日に、自治労大阪府本部ツアーを迎えて、起工式が行われたときの写真です。このときはまだ雑草しか生えていない荒地です。

9月末 作業道作り

2006年11月29日 | かけはしの森
9月の末に、全国都市下水道対策連絡協議会ツアーと共に大同を訪れた際に撮影した写真です。9月初旬から、本格的にインフラ整備が始まりました。これは作業道を作っているところ。このときもまだ一面雑草しか生えていない荒地です。

10月末 水路作り②

2006年11月29日 | かけはしの森
10月末に撮影された写真。水路作りが一気に進んでいます。武所長が現場で陣頭指揮を執って、作業は進みます。10月中は、大同事務所に電話をしてもいつも武春珍所長は事務所におらず、「かけはしの森にかかりっきりになっている」とのことでした。
左奥に見えるのは、白登苗圃の管理棟です。


10月末 植栽のための穴①

2006年11月29日 | かけはしの森
一面に土が盛られていますが、これは果樹苗を植えるための穴が掘ってあるのです。来年春に苗を植えるための準備を、前年の秋のうちにここまで進めてしまいます。11月にはいると気温が氷点下まで下がり、土壌が凍結してしまうため、10月中に来年のためのすべての準備作業を終わらせます。

10月末 植栽のための穴②

2006年11月29日 | かけはしの森
かなり大きな穴が掘ってあります。縦80cm×横80cm×深さ80cmほどでしょうか。この土地には雑草がびっしりと生えているため、土を掘り起こすのはかなりの重労働だったそうです。

このように、新果樹園「かけはしの森」プロジェクトは着々と進行しています。そして来年、苗を植えるための苗穴もすっかり準備が整いました。みなさん、ぜひ来春に大同を訪れて、記念すべきスタートの年に「かけはしの森」に一緒に苗を植えてください。宜しくお願いします。