Le cheval noir

全然更新できてない…orz

いつだって、どこだってⅥ~フランスへようこそ!~

2010年04月04日 20時02分00秒 | Paris旅行2010
※「いつだって、どこだって」前回までのあらすじ※

約2週間のエジプト滞在の後、フランスではF氏さんと共にサンクルー競馬場へ向かった玄米茶。
ひととおり競馬場内を案内してもらい大はしゃぎしていると、昨年の旅行中にお世話になったガロリーニ調教師と再会を果たす。
ご厚意で厩舎地区にも入れてもらい、感謝感激しているところにガロリーニ調教師がさらにルメさんを紹介してくれることに!
ガロリーニさんのお蔭で無事ルメさんと再会を果たし、一緒にいた皆さんのおかげで幕を掲げることが出来た玄米茶だったが、さらに第7レースではすみよん&グイヨン騎手を間近で見る機会が!
そしていよいよ最終第8レース、ライバル同士になったチームガロリーニとルメさんだったが…


プロローグ競馬場探検編ガロリーニさんとの再会編ルメさんとの再会編
幕出しちゃいました編すみよんと握手編


【注意】
管理人よ、これはちょっと痛いぞ!と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
今回はたぶん、いや、かなり暴走気味です(笑)基本は流し読みでお願いします(汗)


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楽しかった時間はあっという間に過ぎ、いよいよ最終の第8レースがせまってきていました。
このレースでは前回も書いた通り、ルメさんがブータン厩舎のSalutThomasに騎乗し、ガロリーニさんはHuet騎手騎乗でPoliglayaという馬を出走させる予定でした。

ということで、ちゃっかりチームガロリーニの末席に加えてもらっていた私にとっては、
ルメさんは完全にライバルということに(汗)


第7レースでパドック内に入れてもらったこともあり、第8レースでも引き続き中で見学することが出来ました。

馬達が周回している間に、私達はHuet(ウエ)騎手と合流。





余談なんですが、これらフランスで撮った写真を帰国後非競馬ファンの友人達に見せたところ、
やたら人気だったのがこのウエさん。
日本人ウケするタイプなんでしょうか(笑
こちらをご覧になっている皆さんの意見も是非お聞きしたいです(^皿^)



第7レースの時は先生と騎手さん達が談笑している間も、会話を聞き取れないながらもその場の雰囲気に浸ろうと全神経を彼らに集中させていたのですが、今回はどうにもそれが出来そうにありませんでした。


もちろん、それはルメさんが他の陣営ながらも同じパドック内にいることが解っていたから(涙)


私達はパドックの隅の方にいたのですが、こっそりルメさんを探してみることに。
すると、あまり広くない場所だったので、キョロキョロしていると彼はすぐに見つかりました。かなり離れていましたが…orz

しかし、別陣営同士&レース後ならともかく今のルメさんは全力でお仕事中。
とてもとても、私から声をかけれるような状況ではありませんでした。
偶然でも、もう少し近かったらご挨拶くらいは出来そうだったのに(泣)


【私の拙い語学力ではそろそろ状況説明に限界があるので一応、図解をば。
書かれている→は目線の方向です。
本当はチームガロリーニにも、図の右の方にも人がたくさんいたのですがややこしいので最小限まで省きました。】


密かに悔しがってみても、こればっかりはどうしようもありません。
実は持参していたエジプト土産(ワイン)をどうしてもお渡ししたかったんですが、どっちみちレース前だから無理だろうしなぁ…
むむむ。

するとF氏さんが「ルメさんが馬で回って来たら代わりにお土産のことを話してあげるよ」となんともありがたい助け舟を出して下さり玄米茶涙目。
ぜひともよろしくお願いします!


こうして憂いも無くなり、後はSalutThomas(ルメさん騎乗)とPoliglaya(ガロリーニ厩舎)をひたすら応援するのみよ!
と目の前のチームガロリーニに集中しようとしました。

したんですが、出来ませんでした。



目の端に映るんですよ、ルメさんの黄色い勝負服が。


しかも、急に歩き出したんですよ。


しかも、どうやらこちらへ向かっているよう!?




あれ?さっきまでブータン厩舎の関係者の方とお話されてませんでしたっけ?

ルメさんどこへ行こうとしてるんですか??

こっちにはチームガロリーニしかいないよ???

先生にご挨拶でしょうか???

今、私は目の端の端で貴方を捕らえていますが振り返った方がいいんでしょうか???



心臓がかなり変な音を立てているのがわかりました。

ついでに、傍から見た私がかなり挙動不審に見えたであろうことにも気付いていました。

だって私、何も無い方向に向かって立ってたんですもん(笑/↑の図解参照)





どんどん近づいてくる足音に、意を決して振り返るとそこにはにこやかに笑うルメさんが。

「コンニチハ!」とこちらに近づいてきてくれた彼に、握手してもらえるかな、
なんて期待しつつ待ち受けていた私でしたが、あれ?歩みが止まらない???


「ゲンキ?」と言いながらあっという間に距離をゼロまで詰めてきたルメさんから、なんとビズの挨拶が!!!!

うわ~ん(号泣)


まさかまさか、ルメさんから私のところまで来てくださるなんて思ってもみませんでした…!!!




F氏さんのおかげでガロリーニさんを初めとする厩舎関係者の方と去年&今年とお会いする機会があり、その際にちょっとずつビズの場数?は踏んではいたのですが、
ルメさんとは全くの初めてだったので、緊張し過ぎて心臓が口から出るかと思いました…

フランス人からすると、ただの挨拶に過ぎないものだと思うんですが、
握手じゃなくてこの挨拶をしてもらえると、なんだか彼らに「ようこそフランスへ!」と受け入れてもらえたような気がして、毎回すごく嬉しくなってしまうんですよね。

だから、今まで握手しかしたことのなかったルメさんからのビズは、今までよりも「距離」が近くなった気がして本当に嬉しかったです。
ルメさん、本当にありがとー♪



F氏さんに通訳していただいて、少しだけお話することが出来たのですが、


ル「今日はわざわざ来てくれて本当にありがとう!ところで、なんでガロリーニ先生と一緒にいるの?」


やっぱり気になりますよね、そういえばちゃんと説明したことなかったな…(汗)
F氏さんがこれに答えて下さった後に、お土産の事をお伝えしてしてもらうと、


ル「じゃあレースが終わった後も帰らずに待ってて!」


ということで、出待ち決定です。
ルメさん、私達の為にわざわざありがとうございます!






ちなみに、このやりとりの間にガロリーニさん達はどうしていたのかというと、
何も知らないウエさんは最初は「なんでLemaireがここに来るの?」とビックリされていたようでしたが、
ガロリーニさんから「彼のファンがそこにいるんだよ」と説明されて、苦笑いしているようでした。

…言葉がわからなかったので、あくまで彼らの表情と動きをみての私の想像でしかありませんが(妄想乙)



そうそう、肝心のレースの事を危うく忘れるところでした。
ルメさんの乗るSalutThomasは断然の1番人気で、何かアクシデントが起こらない限りは絶対に勝てるだろう、そう言われる程の馬でした。
対して、チームガロリーニのPoliglayaは絶対に勝てないだろう!と言われる程人気がありませんでした(汗)

しかしながら、パドックの様子はSalutThomasは落ち着かなくて神経質そうな感じがしたのに対し、Poliglayaは気合乗り充分!といった感じ。
もしかして、番狂わせがあるかも?そう感じずにはいられませんでした。


思っていたよりも長くなってきたので一旦切ります。
残り2回で終われるだろうか…(汗)


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※ビズとは?
フランスで最もポピュラーな挨拶で、ほっぺにチュ(両頬に2~4回)というもの。
英語圏の国にはない、フランス独特のものらしいです。
基本的に男女、女女の場合で、男同士は握手が多いけれど、たまに仲の良い男同士で行なう場合もあるんだそうな。
ちなみにビズはほんとうに口をつけなければならないわけではなく、 頬と頬をくっつけて音をならすだけでも大丈夫なんだそうです。
基本挨拶はお辞儀と握手だけの日本人からすると、めちゃくちゃカルチャーショックですよね。
私自身も最初の時は衝撃的過ぎて全く身動きが取れませんでした。