Le cheval noir

全然更新できてない…orz

いつだって、どこだってⅣ~掲げよ、幕を~

2010年03月31日 01時35分05秒 | Paris旅行2010
※「いつだって、どこだって」前回までのあらすじ※

約2週間のエジプト滞在の後、フランスではF氏さんと共にサンクルー競馬場へ向かった玄米茶。
ひととおり競馬場内を案内してもらい大はしゃぎしていると、昨年の旅行中にお世話になったガロリーニ調教師と再会を果たす。
ご厚意で厩舎地区にも入れてもらい、感謝感激しているところにガロリーニ調教師がさらにルメさんを紹介してくれることに!
ガロリーニさんのお蔭で無事ルメさんと再会を果たした玄米茶だったが…

プロローグ競馬場探検編ガロリーニさんとの再会編ルメさんとの再会編


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第2レースPrix My Love(今思うと凄いレース名ですね)のパドックで私を一撃KOしそうになったルメさんでしたが、あらためましてこの日の予定を紹介しますと乗鞍は全部で8レース中4つで、それぞれ第2、3、4、8レースでした。

1鞍目のこのレースはいきなりの一番人気!

私もかなーり期待していたのですが、






あれっ?ルメさん???
なんか見たことのない顔になってますが(そこか)


日本なら騎手が馬場内で下馬したらあっという間に馬運車が来るか、厩務員さんがすっ飛んできそうなものですが、
この時はルメさんがPrime Spirit君を引いて延々数百メートル歩いて戻って来ていました。

ガロリーニさんの見立てによると、なにやら馬の背中(鞍のつけ方とか?)に問題があったとかでまともなレースが出来ていなかったということでした。
確かにルメさん全然追ってなかったし…





悔しいっ!
でも人馬共に無事に帰ってこれたことでよしとしましょう。
Prime Spirit君も軽症でよかった…
命あってこそです。







続く第3レースPrix Altipanが本日のメインレース。
ルメさんの騎乗馬は重賞ウィナーであるGris de gris(「芦毛の中の芦毛」の意)君。
誰がどう考えても本命中の本命でしたが、2番人気のSkinGameもかなり不気味でした。
管理されているRouget先生にとってはこの日唯一の出走馬ですし、気合乗りが違うか?


第2レースではそれどころじゃなくて全然出せなかったルメさん横断幕でしたが、
続くこのレースでは大本命だったので、せっかくだから出しちゃいましょう!ということに。
すると、なんとガロリーニさんとF氏さんとガロリーニ厩舎の厩務員であるカミーユさんという方が私の幕を持ってくださることに!?!?




ひえええええ



肝心の私は何をしていたのかというと、この写真を撮った時以外はどうしていいかわからずまわりをずっとウロウロしていました(汗)

そうこうしていると、さらにガロリーニさんが「よし、テレビに映ろう!」と幕を持って移動開始。
ど、どこへ行くんですかー!?!?


そしてカメラ前での猛烈アピールの結果、パドックを撮影していた国営放送局のカメラにバッチリ収まることに成功しました♪





3人とも、本当にありがとうございます…(照)






るめさんもにやにや?


それにしても、TVや現地でこの様子を見ていた人は皆おどろいたんじゃないかと思います^^

ガロリーニさんがご自身の管理馬に乗っているわけではないルメさんの応援をしているなんて、
普通はなかなか考えられないことですから。
これがどれくらい不思議で面白い状況だったかを日本競馬におきかえて説明してみるとこんな感じでしょうか。


『日曜のメインレースのパドックで藤○和先生と厩務員と友人が、池○泰厩舎の管理馬に乗ってるノリさんの幕(しかも日本人ではなくフランス人のつくったもの)を掲げ、フジ○Vのカメラに向かって「これを撮れ!」と叫んでいる図』


なんというカオス。

なお、↑の例は完全にフィクションですので、信じないで下さいね;
皆さん、勝手にお名前を拝借してすみませんでしたorz




これでレースも勝つことが出来たら万々歳だったんですが…
不安大的中。






すみにガンガン追いまくられたSkinsGame(写真左端)にかわされ無念の2着でした。

元々他の馬より3kg重い斤量だったし、Gris君が目指しているのはあくまで重賞。
管理されているロワイエデュプレ先生も「無理はさせない主義」の方ですし、
こんなレースは試走よ、ということでいいでしょうか(涙)






続く第4レースではちょっと傷ついた?心を、幕を出していなくても私達に気付いてくれたルメさんに癒されつつ観戦していました。





F氏さんを見ているルメさんの図。


この後、あまりの寒さにギブアップした私達はスタンド内のカフェで一休み。
第5レースをぬくぬくと見送り、第6レースの時間帯になると私達はまたまたガロリーニさんのご厚意で厩舎地区に潜入し、第7レースの準備を見学させていただけることにv



以下「まさかアナタとにこやかに握手する日が来るとは思わなかったよ!」な次回へ続きます。




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