Le cheval noir

全然更新できてない…orz

いつだって、どこだってⅢ~Prix My Love~

2010年03月30日 22時10分49秒 | Paris旅行2010
※「いつだって、どこだって」前回までのあらすじ※

約2週間のエジプト滞在の後、フランスではF氏さんと共にサンクルー競馬場へ向かった玄米茶。
ひととおり競馬場内を案内してもらい大はしゃぎしていると、昨年の旅行中にお世話になったガロリーニ調教師と再会を果たす。
ご厚意で厩舎地区にも入れてもらい、感謝感激しているところにガロリーニ調教師がさらに…!?

プロローグ競馬場探検編ガロリーニさんとの再会編


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「よかったら私がLemaire騎手をあなたに紹介しましょうか?」



ひえええええ!?
突然のガロリーニさんからのお申し出に、もうビックリするやら何やら。
そんな、いいんでしょうか!?!?

以前このブログでチラッと書いたような気がするのですが、実はルメさんとガロリーニさんには彼のお父様の代から続くとても深い縁があったらしいのです。

というのも、障害騎手だったルメパパさん(Patrice Lemaire氏※)はガロリーニさんの管理する馬で重賞を勝たれたことがあるそうで、以前ロンシャンでパパさんとお会いした時にもF氏さんが自分はガロリーニ調教師の友人だという話をパパさんにすると、ガロリーニさんがまだ騎手だった頃の面白い話をきかせてくれた、という事もありました。

ちなみに今回は逆にガロリーニさんがパパさんの超破天荒な武勇伝を教えて下さったのですが…
パパさんの名誉の為に伏せておきます^^;

こういったパパさんとの縁もあってか、ルメさんは騎手としてプロデビューする前はガロリーニ厩舎のお手伝い?なんかもされていたそうです。

「Lemaire騎手のことは彼がお母さんのお腹にいるときから知っていますよ。
彼は頭の良いジョッキーですね。」とはガロリーニさんの談。


というわけで、
ルメさんの事を親子二代に渡ってよくご存知であるガロリーニさんからのせっかくのご好意を私が断れるわけがありません。


玄「ぜ、是非ともよろしくお願いします!!!」



それではパドックに行きましょう、ということになり、
私はガロリーニさんについてパドックの内側にも潜入することが出来たのですが、
既に第2レースに出走する馬達には騎手が跨っています。

ルメさんは?ルメさんはどこやー!?

キョロキョロしていると、なんという幸運。
彼はまだ馬場には出ておらず、私達のいるところへ向かってくるところでした!


だんだん近づいてくるルメさん…。


すると、丁度私達の前まで来た時にガロリーニさんが



「Christophe、君のファンが日本から来ているよ(推定)」



と馬上のルメさんに声をかけて下さいました。

すると、直後にガロリーニさんの近くに立っていた私を見つけてくれた彼は
「あ、来てくれたんだね!※※」という感じで一瞬ビックリ笑顔になり、
その後さらに私の大好きなあの優しい笑顔を頂くことが出来ました!!!

最早今生に悔い無しっ(笑)

ファン冥利につきたルメさんとの再会のお蔭で、疲れや寒さ
(サンクルー競馬場は丘の上にあるんでめっちゃ寒かったんです…)
は全部どこかへ消え去っていったのですが、これだけでは終わりませんでした。






「彼女は僕の一番のファンなんだから、大切に扱って下さいよ!」





!?!?!?!?!?



ルメさんからガロリーニさんへの返答をF氏さんに通訳してもらった時には、
寒さを感じなくなるどころじゃありませんでした。

なんて、なんて嬉しいことを言って下さるんですか、ルメさん!



「私の言葉はいらなかったようだね」



ガロリーニさんはそう言って笑っておられましたが、私はどうしたらいいんですかー(涙)

リップサービスもあったんだと思いますが、それでも彼の口からこんな言葉が聞けるなんて、本当に夢の中にいるようでした。





今更何を言ってるんだ?と思われてしまうかもしれません。
言葉も変かもしれませんが、私は別に彼の一番のファンになりたくて、横断幕を作ったり、フランスまで行ったりしていたわけではありませんでした。

全て、ただただ「頑張って、応援してるよ!」という私の気持ちを伝えたくてやっていたことでした。


だから本当に嬉しかった。

このブログで何度も書いてきたことですが、私は本当に只のファンに過ぎません。

これまでも何度も、何度も彼にはファンとしてこれ以上は無い程親切に接して頂きました。

たくさん、たくさん、「贈り物」を頂いてきました。

それでも今回の言葉に優るものはありませんでした。





Christophe、本当にありがとう。

心から感謝しています。



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動揺し過ぎて今回の一部始終の写真はいっさい撮れませんでしたorz
色気の無い記事ですみません。





※Patrice Lemaire氏
息子さんとはクローンの様にソックリなお顔を持つお父様で、
80年代のフランス障害競馬で大活躍されていた元騎手さんでもあります。
現在は奥様(つまりルメママさんですね)と一緒に南仏のポーでレストランを経営されてるんだそうな?
いつか行ってみたいなぁ…
一昨年ロンシャンで幕を出して応援していた時に声をかけて頂け、本当に嬉しかったです。
とっても豪快で陽気な感じの素敵な方で、私の初ビズ相手でもありました(照)
↑では親しみを込めて、勝手ながらパパさんと呼ばせていただいています。


※※来てくれたんだね
ルメさんがまだ日本にいる時に手紙でフランスへ行くことはお伝えしていたので、
一昨年よりはビックリされずに済みました(笑)