Le cheval noir

全然更新できてない…orz

いつだって、どこだってⅡ~5ヶ月ぶりの再会~

2010年03月29日 19時04分50秒 | Paris旅行2010
今回のフランス競馬観戦を書いていくにあたって、ある方の説明をまずしないことには始まらないことに思い当たりました。


その方の名前はJean-Poul・Gallorini(ジャンーポール・ガロリーニ)調教師。
この方が、私が前回の記事の最後に書いた尊敬するホースマンですv

元々は障害騎手をされていたそうなのですが、30歳くらいの時に怪我を理由に引退。
その後調教師になってからは、障害調教師リーディングに輝いたり、数々の名馬を育て上げてきたりと素晴らしい成績を残されてきたフランスでは知らない人はいないであろう巨匠中の巨匠です。

ちなみに、日本の障害コースの改装(2000年前後にあったそう)でも、アドバイザーとして色々と関わってこられたということで、実は日本にも縁深かったり。
根岸の馬の博物館?でガロリーニさんのドキュメンタリーが見れるという話もお聞きしたのでいつかチェックしたいと思います。


なぜ、そんな方と私に関わり合いがあるのかというと、
実はガロリーニさんは一昨年のロンシャン観戦以来お世話になっているF氏さんのご友人でもあり、
そのご縁で私もちゃっかり昨年のフランス旅行の際にご自宅兼厩舎にお邪魔させていただき、実際に調教を見学させてもらったという次第です。

生まれて初めて見る、競馬場以外での現役競走馬の姿はとても新鮮でした。
一頭の馬がレースに出るまでにどれだけたくさんの人々がかかわっているのか、苦労されているのか、
今まで知らなかったたくさんの事を教わった貴重な一日でした。

あの日までとその後ので確実に競馬の見方が変わった…それくらい衝撃的な一日でした。
いつかこの日のことも記事にしたいな~


普段は管理馬を障害競走を中心に使われているので、今回はお会い出来ないだろうな~と思っていたんですが、まさかの4頭出しということでF氏さんと会いにいけることに!!!


最初の出走はいきなりの第1レース。
Prince Pretenderという名前の馬で、馬主はガロリーニさんの奥様、Pierre-Charles・Boudot(ピエール‐シャルル・ブドー)君という若手騎手が騎乗していました。
Topの写真の中央にいるのがそのブドー君とガロリーニさん(左)です。
肝心のガロリーニさんはレース前の写真を探すと、立ち位置が悪くて残念ながら木に隠れた
ものしかありませんでしたorz



Prince Pretender@Budot パドックより


オッズではなんと1番人気!
ガロリーニ厩舎期待の3歳馬だったので私もワクワク。
しかしながら、まだこれが2戦目かつ今年の初戦だったので人気し過ぎかも!?
ガロリーニさんは「馬に決して無理をさせない」主義の方ですし。
(F氏さん色々とお話ありがとうございました)





案の定、レースではそこそこ伸びつつも、4着という結果でした。
しかし全く悲観する内容ではなく、むしろよく頑張ったよ!なレースだったと思います。
次走に期待です!




ここまでは普通に競馬観戦していた私達でしたが、私達がいることに気付いて下さったガロリーニさんのご好意で厩舎地区に入れていただけることに!

ただのファンなのにいいの!?と気が引けたのと、ご迷惑をかけてはいけない!と思って少し緊張しつつも、
二度とないかもしれない貴重な機会を堪能するべくずっとキョロキョロして色んなものを観察していました。
挙動不審だったかも(笑)




クールダウン中のPrince Pretender君とガロリーニ厩舎のお兄さん。

日本では絶対ありえないような光景の中に自分がいるのが信じられなくて、
本当に夢の中にいるみたいでした。



そうそう肝心のルメさんですが、この日の出勤は第2レースの予定でした。
フランスでは日本と同じく30分間隔でレースが行われるので、急いでパドックへかけつけたいところだったんですが、なにせ私がいるのは厩舎地区。
ルメさんを探しに行きたい気持ちと、一時でも長くここにいたいという気持ちの板ばさみになっていたのですが、そんな私にある驚くべき事をガロリーニさんが提案して下さったのでした。



にほんブログ村 競馬ブログ 競馬関係者・応援へ



お待たせしました!
次回、いよいよあの人が…



【おまけ】

サンクルー競馬場の写真のウェブアルバムです。
ブログ内で使えなかった写真も公開しています。
旅行記の続きが書けたらこちらも随時更新していこうと思っているので、よかったらこちらもどうぞm(_ _)m

サンクルー競馬場