現代文化の快楽

60年代に東大の文系・理系の大学院生がコラボして、他大学にも声を掛けて、横断的に作っていた現代文化研究会へのオマージュ

学問についてのニュースを観て(18)   ‥大阪府立大と市立大の統合挫折など (付 O嬢の物語)

2014年04月17日 | 随想録

(10分間喫茶室に立ち寄ったことで謝罪している市職員。減給1ヶ月の懲戒処分になった。)



そう注目していたわけでもありませぬが、案の定府立大と市立大の統合は止まってしまいました。

これは、大学を政治的に玩具にすることが、存外難しいということよりも、やはり府と市の行政的な壁のせいで御座います。

国立大同士の統合は割と進んだ。文科省の強烈な圧力が有ったとはいえ、それぞれの地域で推進役になった大学政治家(役人教授上がりの学長級)は、相当な苦労をしたようです。

例の国策「捕鯨」大学も商船大と水産大とが統合したもの。東京の比較的近くでは山梨大がなんたらと合併した(相手は医大でしたかね。偶然この担当者を知っていますが、余程苦労が祟ったのかその後お脳を傷められたらしい)。筑波大も図書館情報大なるものを吸収した。後者の後者は関係者にとって御の字だったので、筑波大のOKで済んだのでせう。

そういえば、山梨大学と言えば、今話題の中で、どうも奇怪な位置に在る若山「教授」が居る所で御座います。マタ山梨県立大学というのは別に有る。

大学統合で、別の強烈さが有ったのが、石原氏による都立大の廃校。今WIKIを見ると、文科省・政府主導とされていて、石原氏の影は濃くないが、それには執筆者の思惑が働いていると見るべきでせう。いずれにせよこれは全部都立の4大学だったから、未だ進め易かった。

割と古い例では、京都市立音楽短大と同美術大学の統合が有ったが(現京都市立芸術大学)、京都には国立府立の大学が入り乱れていて、時折話題が出ていたものの、あまりハッキリした動きは聞きませぬ。

こうやって見ると、府県と市の壁は強固なものです。以前は、大阪市大と府大の学生の質には意外な落差が有ると言われていたし、そうなると教員の質にも、一般には学生程の格差は無いものだけれども、或る程度それが存在することは否めないでせう。


(蛇足) ★笹井会見は…。これには笹井氏の計算も有ったかも…。さっさと小保方さん一人を生贄として処刑して、薄汚れた男たちが生き延びるどころか、「焼け肥り」を図っている…。「200回」発言を、色々な見方で嘘と決めつけ扱き下ろした評論家…調査委員長のしたり顔…★

[と金倶楽部掲示板 『桃源郷の備忘録』「P4」歩曼陀羅華 4/16/2014より]



蛇足の蛇足 緑色に発光する細胞を作る「第1ステップ」までは小保方嬢の役割。第2ステップ以降は当時の研究室を主宰していた若山「教授」の役割と明言されているし、そのことは、専門性や職掌についての理研の説明上も支持されこそすれ全く否定されていない。論文執筆に関わる「日頃の心掛け」に問題が有ったとはいえ、これ程重大な資料を取り違えた(とすれば)責任が、一方的に小保方嬢に有るなどということは、少なくとも他方がまともな科学者だったら有り得ないでせう。



其のマタ蛇足 段々理研自体というか野依氏の思惑、研究管理運営指導方針の根本精神とそれに基づく指示が焦点になって来ましたね。増々「怒る」わけです。