現代文化の快楽

60年代に東大の文系・理系の大学院生がコラボして、他大学にも声を掛けて、横断的に作っていた現代文化研究会へのオマージュ

学問についてのニュースを観て(11)   ‥小保方嬢を救おう(二)

2014年04月03日 | 随想録
調査委員会報告を受けての笹井氏の声明は良く書けているようで魂胆か計算が見え見えです。この人のことは流石にネットでも記者でも逃がす気は無さげなので、私は「京大」の一つの本質とその功罪についていずれ記すことは考えて居りますが、急ぐことも無いから、忘れないようにテーマだけ記して置きます。

それで、すっかり影が薄くなった、つまり告白大作戦が成功したかにも見えるのが、若山氏。

以前から書いて居るように、作曲告白者の新垣氏と位置・状況・利害関係が似ている。無論その人たちは明確な共犯者だったところが違うと言えば違うと言えるけれども。
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それで、今宵急に書くことにしたのは、机上から捨てようとした雑誌でフト見つけたプロ分子生物学者のコラムの次の末文を紹介するためです。([ ]内はブログ筆者)

彼[若山]は手渡されたSTAP細胞自体を疑うに至ったようだ。しかしこのサンプルに、例えばES細胞が意図的に混入されていたとしても、胎盤を[緑色に]光らせることまでは出来ない。(中略)写真の背後に広がる闇は限りなく深いのだ。

(週刊文春4/3『マンハッタン・マトリクス』福岡伸一 3月21日記)

私には専門知識が有りませぬから、その科学的意味は分かりませぬが、某将棋掲示板にも詳しそうな博士も複数居られるし、いずれにせよ、科学界の目からは逃げ切れないでせうが、逃してはなりますまい。
      

(蛇足) 福岡氏が京大卒(博士を取り助教授迄居た。54歳)なのは、単なる奇遇か。笹井氏は52歳前後。因みに若山氏は茨城大(博士は東大。47歳)、石井調査委員長殿は静岡大(博士は阪大。多分論文博士。神戸大助手任用1977だから現在還暦の手前)の筈。

蛇足の蛇足  それにしても理研の色々な人の役回りは嫌になるほど夫々ピッタリで、全体が安手の芝居を観ているよう。