現代文化の快楽

60年代に東大の文系・理系の大学院生がコラボして、他大学にも声を掛けて、横断的に作っていた現代文化研究会へのオマージュ

学問についてのニュースを観て(10)     ‥小保方嬢を救おう(一)

2014年04月01日 | 随想録
(文中「小保方嬢」と「O嬢」は、さしたる基準無しで混交します。)

奇しくも万愚節の今日、理研が行った午前・午後の、どこか作為が目立つ二つの会見の間に出されたO嬢の反論声明は、全国民に新たな衝撃を与えた。

国民の大多数は、「これでO嬢は全国民を敵に回した」との印象を持った様子でもある。

しかし愚は、石井調査委員長の報告、野依理事長の方針表明を胡散臭く思い、逆にO嬢を救うべきだと直感していた所、更に小保方嬢の声明で、それが正しいという見解に一歩近づきました。

今回のスキャンダルの関係者の在り様については、マスコミが未だ怖がってか洞察力に欠けていて書けないことでも、流石に将棋掲示板では深い事柄が示唆され始めている。(例えば盤側掲示板の風小僧氏)

他の様々な掲示板やブログでも、愚が気付くような問題点は、恐らく短時日のうちに指摘され尽くすことでせう。

それでもなお、愚の印象に残ったことを、少しずつ書いてみます。
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小保方嬢は抗議の中で、「画像の改変・流用等は『理研の論文執筆規定†』に違反していない」にも拘らず不正とされることは不当である旨を明言している。(正確な原文は知らず。)

つまり理研では、研究成果の内容が見やすく、分かりやすく、大勢の人にインパクトを与えるように、様々な手を加えて工夫することがむしろ奨励されており、「執筆規定」もそれを容認する物になっていることが窺える。

するとO嬢は、理研全体のこのような姿勢の下で、例の上司の暗黙の指示か少なくとも容認に基づいて、「通るための論文」を作ったか作らされたことが十分に考えられる。(風小僧氏の「羊」示唆に通じる。)

(つづく)

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† 研究規定その物であるやも知れぬ。