現代文化の快楽

60年代に東大の文系・理系の大学院生がコラボして、他大学にも声を掛けて、横断的に作っていた現代文化研究会へのオマージュ

愚管笑(二十五)   小保方嬢は正しかった!(2)  情けない二流研究者・科学評論家

2016年03月20日 | 随想録

 

 

今回の論文の中での小保方論文の引用箇所。下の13番が同嬢の論文(2011)。別の個所に理研の丹羽氏のものらしき論文も引用されて居る。

Discussion

The existence of pluripotent-like cells in adult tissues has been a matter of debate for years, since inconsistent results have been reported by various groups9,10,11,12,13,14,15; however, no study thus far has proven that such pluripotent stem cells can arise from differentiated somatic tissues.

この論文の載ったネット雑誌の価値と、上の引用の仕方を種にして、相変わらず小保方論文が認められたわけではないと、ヒステリックに叫んでいる科学者か科学評論家が大勢居る。

いや、自分達の立場が無くなるから、以前よりも一層必死の論陣を張りつつある。

しかし、傍から見れば、それは哀れで賤しい姿だ。一言で言えば情けない。

愚は、ネイチャーに劣らぬ権威ある国際雑誌の、最も格の高い(自らが委嘱した一流の研究者に依る査読結果に基づいて、単独で最終的掲載決定権を持つ)編集者を多年務めていたから、分野は違っても、論文の相対的な位置付けは一目で分かる。

必至の小保方バッシング論者の愚にもつかぬ攻撃について、まともな科学者としての常識を示すことのお手伝いをせねばと思う。無論どうせ取るに足らぬものばかりだが、日本社会の今後の在り方も有るから、一見尤もに聞えそうな貶め方の常套的な手口については、世人に知らしめる意味で、なるべく指摘した方がよいであろう。

まず、有名人かどうかは知らないが、口を極めて書き立てている者の言い草から。

  1. 曰く 最初に「矛盾する結果が報告されて居る。」(inconsistent results have been reported)と書いているから、評価されているわけでは無い。
    1. ) 今回の論文は「肯定説」として希少な物であり、小保方論文は、数少ないかもしかしたら唯一の有力なそれに先行する「肯定説」である。書き方が作法に従う科学論文として中立で、百歩譲って著者が評価して居ないとしても、この言及に依り科学界での「肯定説」と小保方論文への評価が高まるものだ。
    2. ) この一言だけでも、この論者が独学者と見まごうほどの無知に近い学術論文についての貧弱な読解力と認識能力しか無いことが分かる。せいぜいで修士コースの落ちこぼれで、お情けで修士を取って世に送り出される(大学ではしばしば「厄介払い」の対象の)クラスの人物だったことが窺える。 
  2. 曰く 36もの引用論文の一つに過ぎない。
    1. ) 一緒に引用されて居る論文数が、個別的な評価と無関係なのは、高校生でも分かりそうなものだ。
    2. ) 研究の実態として、小保方論文を直接的・具体的又は学閥的・人脈的にに継承していないことを反映して居るだけである。
    3. ) 引用の位置付けについては、馬鹿馬鹿しいからこれ以上は述べないが、誰かが何かに選ばれたときに、「でも36人も居るのよ。」と言うのは、偶々オナゴさんの嫉妬の世界を見てしまったときと同じように、くだらない感じが有る。(悍ましいとまで言う値打ちも無い。)
    4. ) 1.と合わせると、無学者の背伸びそのものとの印象を濃くする。