■オリジナル読み物は「ISSUE」で、ノンフィクション書籍情報は「BOOK WEB」で、ノンフィクション作家情報は「WHO'S WHO」で
オリジナル読み物満載の現代プレミアブログISSUEページへノンフィクション作品ガイド満載の現代プレミアブログBOOK WEBページへノンフィクション作家の情報満載の現代プレミアブログWHO'S WHOページヘ現代プレミアブログCOMMUNICATIONページヘ現代プレミアブログWORK SHOPページヘ
現代ビジネスOPEN!! どりこの探偵局


加藤陽子のノンフィクション100選:和書その1
※コメントは選者ご本人によるものです

歴史は生きている 東アジアの近現代がわかる10のテーマ
朝日新聞取材班
朝日新聞出版/2008年
日、中、韓、台湾の歴史教科書に描かれた東アジアを、歴史家の目、記者の足で再構成した力作

「中立」新聞の形成
有山輝雄
世界思想社/2008年
学術書だが、新聞研究の最も良質のもの。明治にあって新聞の中立性がいかに確立されたか

わが異端の昭和史〈上〉 (平凡社ライブラリー)
わが異端の昭和史〈下〉 (平凡社ライブラリー)
石堂清倫
平凡社ライブラリー/2001年
知識人の自伝の白眉。新人会、共産党入党、満鉄調査部。広田弘毅、近衛文麿の意外な一面も

完全版 年金大崩壊 (講談社文庫)
岩瀬達哉
講談社文庫/2007年
自民党政権を揺るがせた一大問題を最初に暴いた人間の一人。問題の存在に気づいたことの勝利

天皇陛下萬歳―爆弾三勇士序説 (洋泉社MC新書)
上野英信
洋泉社新書/2007年
1932年、謀略から起こされた上海事変で爆死した3人の工兵。国家と民衆心理の裏面に迫る

特捜検察の闇 (文春文庫)
魚住昭
文春文庫/2003年
東京地検、住管機構という「正義」と対峙する異色の弁護士二人の戦いの軌跡を追う。何を対象とすべきかの点で最も筋の良いノンフィクション

ハシムラ東郷
宇沢美子
東京大学出版会/2008年
1907年、白人諷刺作家により米紙に誕生した謎の日本人・ハシムラ東郷のイメージ像を分析

日本の選択〈1〉理念なき外交「パリ講和会議」 (角川文庫)
日本の選択〈2〉魔都上海 十万の日本人 (角川文庫)
日本の選択〈3〉フォードの野望を砕いた軍産体制 (角川文庫)
日本の選択〈4〉プロパガンダ映画のたどった道 (角川文庫)
日本の選択〈5〉対日仮想戦略「オレンジ作戦」 (角川文庫)
日本の選択〈6〉金融小国ニッポンの悲劇 (角川文庫)
日本の選択〈7〉「満州国」ラストエンペラー (角川文庫)
日本の選択 (8) 満州事変 世界の孤児へ
日本の選択〈9〉「ヒトラー」に派遣されたスパイ (角川書店)
NHK取材班
角川文庫/1995年
元シリーズは『ドキュメント昭和』。殊に1巻目のパリ講和会議は圧巻。NHK取材班物の白眉

戦争 (岩波現代文庫)
大岡昇平
岩波現代文庫/2007年
歴史は繰り返さない。「この道はいつか来た道」と考えること自体が敗北主義、と断ずる潔さ

神聖喜劇〈第1巻〉 (光文社文庫)
神聖喜劇〈第2巻〉 (光文社文庫)
神聖喜劇 (第3巻) (光文社文庫)
神聖喜劇〈第4巻〉 (光文社文庫)
神聖喜劇 (第5巻) (光文社文庫)
大西巨人
光文社文庫/2002年
下級者への上級者の責任を絶対に認めない帝国軍隊の特質について明晰なテンポで執拗に迫る

慰安婦問題という問い―東大ゼミで「人間と歴史と社会」を考える
大沼保昭・岸俊光編
勁草書房/2007年
アジア女性基金の理論的支柱・大沼保昭による、東大法学部ゼミにおける慰安婦問題総括

折口信夫伝―その思想と学問
岡野弘彦
中央公論新社/2000年
歌会始の選者として知られる岡野が若き日に学び、最期を看取った折口についての伝記の決定版


「和書その2」に続く


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )