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加藤陽子のノンフィクション100選:和書その2
※コメントは選者ご本人によるものです

赤紙―男たちはこうして戦場へ送られた
小澤眞人、NHK取材班
創元社/1997年
富山県庄下村に焼かれずに保管されていた兵事書類から、戦争遂行事務の末端までに斬り込む

折口信夫全集 第1巻 古代研究 國文學篇 (1) (中公文庫 S 4-1)
折口信夫全集 第2巻 古代研究 民俗学篇1 (2) (中公文庫 S 4-2)
折口信夫全集 第3巻 古代研究 民俗学篇2 (3) (中公文庫 S 4-3)
折口信夫全集 第4巻 (4) (中公文庫 S 4-4)
折口信夫全集 第5巻 (5) (中公文庫 S 4-5)
折口信夫全集 第6巻 (6) (中公文庫 Z 1-6)
折口信夫全集 第7巻 國文學篇1 (7) (中公文庫 S 4-7)
折口信夫全集 第8巻 國文學篇2 (8) (中公文庫 S 4-8)
折口信夫全集 第9巻 國文學篇3 (9) (中公文庫 S 4-9)
折口信夫全集 第10巻 國文學篇4 (10) (中公文庫 S 4-10)
折口信夫全集 第11巻 國文學篇5 (11) (中公文庫 Z 1-11)
折口信夫全集 第12巻 國文學篇6 (12) (中公文庫 S 4-12)
折口信夫全集 第13巻 國文學篇7 (13) (中公文庫 S 4-13)
折口信夫全集 第14巻 國文學篇8 (14) (中公文庫 Z 1-14)
折口信夫全集 第15巻 民俗學篇1 (15) (中公文庫 S 4-15)
折口信夫全集 第16巻 民俗學篇2 (16) (中公文庫 S 4-16)
折口信夫全集 第17巻 藝能史篇1 (17) (中公文庫 S 4-17)
折口信夫全集 第18巻 藝能史篇2 (18) (中公文庫 S 4-18)
折口信夫全集 第19巻 國語學篇 (19) (中公文庫 Z 1-19)
折口信夫全集 第20巻 神道宗教篇 (20) (中公文庫 S 4-20)
折口信夫全集 第21巻 作品1 短歌 (21) (中公文庫 S 4-21)
折口信夫全集 第22巻 作品2 短歌 (22) (中公文庫 Z 1-22)
折口信夫/折口博士記念古代研究所編纂
中公文庫/1975年
短歌の形で表現された、関東大震災時の朝鮮人虐殺に手を下す日本人への折口の怜悧な視線が良い

散るぞ悲しき―硫黄島総指揮官・栗林忠道 (新潮文庫)
梯久美子
新潮文庫/2008年
栗林忠道に光を当てた人の最初の一人。史料の博捜と見識ある視角によって書かれた実に良い本
昭和の劇―映画脚本家・笠原和夫
笠原和夫、荒井晴彦、?秀実
太田出版/2002年
笠原の底知れぬ大きさを伝える。『大日本帝国』で「天皇陛下、お先にまいります」と言わせた怖さ

徳山道助の帰郷・殉愛 (講談社文芸文庫)
柏原兵三
講談社文芸文庫/2003年
「徳山道助の帰郷」は芥川賞受賞作。著者の祖父で第百一師団長であった伊東政喜にとっての日中戦争の苛酷さを活写

イラク生残記
勝谷誠彦
講談社/2004年
「フセインの穴」確認のため現地へと向かう著者。イラクの対日感情の良さの理由など読ませる

武田泰淳伝
川西政明
講談社/2005年
泰淳、埴谷雄高などと同じ空間を生きてきた著者による、日記、手紙、作品全部を論じた決定版
変人 埴谷雄高の肖像 (文春文庫)
木村俊介
文春文庫/2009年
かつて平凡社から刊行されて絶版となっていた著作の、埴谷生誕百年を期しての文庫化

メタボラ
桐野夏生
朝日新聞社/2007年
家族崩壊、大学中退、生活の継続さえ危ぶまれた工場派遣から逃れて再生を図る若者の物語

阿片帝国・日本
倉橋正直
共栄書房/2008年
戦前期にあって日本は麻薬の生産大国であり密輸大国であった事実を史料から解明した

日本海軍艦艇写真集・別巻 戦艦大和・武蔵 (呉市海事歴史科学館図録―日本海軍艦艇写真集別巻)
呉市海事歴史科学館編/戸高一成監修
ダイヤモンド社/2005年
艦内の写真、図面、乗艦員の集合写真が貴重。大和ミュージアム館長による丁寧な仕事

戦士の肖像 (文春文庫)
神立尚紀
文春文庫/2007年
戦場で死ぬはずだった、旧帝国海軍軍人24名の「軍神」ならぬ「戦士」の戦後の軌跡を追う

日本軍のインテリジェンス なぜ情報が活かされないのか (講談社選書メチエ)
小谷賢
講談社選書メチエ/2007年
情報分析のまずさには定評のある日本だが、戦前の陸海軍はどうだったか。膨大な史料から辿る

イブラヒム、日本への旅―ロシア・オスマン帝国・日本 (世界史の鏡 地域)
小松久男
刀水書房/2008年
イスラーム学の碩学が描く、ロシア生まれのトルコ人のつなぐロシア、アジア、イスラーム

■『オーストラリアと日本の太平洋戦争』
小宮まゆみ
吉川弘文館/2009年
日本側が太平洋戦争時にオーストラリアに与えた恐怖と損害について初めて正しく想起させる本

テロルの決算 (文春文庫)
沢木耕太郎
文春文庫/2008年
浅沼稲次郎暗殺事件を扱う。刺した山口二矢、刺された浅沼の像が丁寧な取材で蘇り交錯する

小高へ 父 島尾敏雄への旅
島尾伸三
河出書房新社/2008年
写真家にして島尾敏雄・ミホの子息がたどる、小説に魂を捧げた家族の物語。いい写真家です

選挙違反の歴史―ウラからみた日本の一〇〇年 (歴史文化ライブラリー)
季武嘉也
吉川弘文館/2007年
1890年の第1回から現代までの衆院選挙につき、違反の華・買収から票の割当までの全概要

グロテスクな教養 (ちくま新書(539))
高田里惠子
ちくま新書/2005年
「君たちはどう生きるか」との問いを独占してきた日本の「男の子」たちの教養主義を斬る


「和書その3」に続く


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