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岩瀬達哉 ノンフィクション100選:和書その3
※コメントは選者ご本人によるものです

飛び立ちかねつ鳥にしあらねば―現代の貧しさについて (1978年) (ルポルタージュ叢書〈10〉)
斎藤茂男
晩聲社/1978年
資本主義経済が生みだす「現代の貧しさ」を、重層的にとらえたルポルタージュ。奥付を何度も見直すほど慧眼に溢れた作品

事実が「私」を鍛える (ルポルタージュ日本の情景)
斎藤茂男
岩波書店/1994年
取材への姿勢とともに、取材ノウハウを惜しげもなく披露

父よ母よ!―ルポルタージュ (講談社文庫)
斎藤茂男
講談社文庫/1996年
子供の人格形成にとっての、父母と家庭の役割を問う。モンスターペアレントは過去からの負の遺産である

昭和研究会―ある知識人集団の軌跡 (中公文庫)
酒井三郎
中公文庫/1992年
戦前の国策研究にかけたシンクタンクの全記録。精査なデータと英知を集めていながら、なぜ戦争を回避できなかったのか

病める巨象―朝日新聞私史 (1983年)
佐々克明
文藝春秋/1983年
朝日新聞が抱える病理を、すでにこの時点でほとんど指摘

長谷川恒男 虚空の登攀者 (中公文庫)
佐瀬稔
中公文庫/1998年
孤高の登山家の内面に迫る。山好きでなくても楽しめる

テロルの決算 (文春文庫)(新装版)
沢木耕太郎
文春文庫/2008年
ごく普通の青年であった山口二矢が、浅沼稲次郎の刺殺にいたるまでに重ねた内面の葛藤は、読者に不思議な一体感を抱かせる

滄海(うみ)よ眠れ―ミッドウェー海戦の生と死〈1〉
滄海(うみ)よ眠れ―ミッドウェー海戦の生と死〈2〉
滄海(うみ)よ眠れ〈3〉ミッドウェー海戦の生と死
澤地久枝
文春文庫/1987年
ミッドウェー海戦で戦死した日米双方の兵士を特定し、そのひとりひとりの人生を、残された者の証言で再現

だしの基本と日本料理―うま味のもとを解きあかす
柴田書店編
柴田書店/2006年
料理の命である「だし」を、図鑑風の素材分類とともに科学的に追究。やわなグルメを一喝する教養本

京料理のこころみ
柴田日本料理研鑽会
柴田書店/1990年
京料理の泰斗6名による、技と伝統の競演。えんえんとアイデアが飛び交う「献立会議」がみどころ

新藤兼人の足跡 (1)
■『新藤兼人の足跡』(2)
新藤兼人の足跡 (3)
新藤兼人の足跡 (4)
■『新藤兼人の足跡』(5)
新藤兼人の足跡 (6)
新藤兼人
岩波書店/1993年
細やかなまなざしで、生活感あふれる人物描写をものにする。視点の斬新さは映画監督ならでは

新聞の取材〈上〉 (1968年)
新聞の取材〈下〉 (1968年)
新聞取材研究会編
日本新聞協会/1968年
古典的な新聞記者教育の書。ありきたりの内容だけに、逆の意味で発見がある

プリーモ・レーヴィへの旅
徐京植
朝日新聞社/1999年
アウシュビッツを奇跡的に生き抜いた化学者の魂の遍歴

からくり民主主義
高橋秀実
草思社/2002年
報道された出来事と人々の良識のすきまに棄て置かれた「ズレ」を集積。現代日本人の意識構造がみごとに再構築されている

現代天皇家の研究 (1978年)
高橋紘
講談社/1978年
皇室を知るには最適の入門書


「和書その4」に続く


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